傷病手当金の支給日はいつ?遅れがちな理由と対処法

こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!

傷病手当金とは、病気やケガで仕事が出来なくなったときの生活保障になる制度です。

しかしこの傷病手当金は、受給できるタイミングが遅れがちで、数か月受け取れない場合もザラにあるのです。

今回は、傷病手当金の支給日が遅れる理由と、出来る限りの対処法について。

そもそも傷病手当金って?

わたしは以前、適応障害と診断され、3ヶ月ほど会社を休職しました。

その際に受給していたのが、「傷病手当金」です。

そもそも傷病手当金とは何かというと、

傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。

(引用:全国健康保険協会

制度の整った会社では、「休職手当」のような形で、病気やケガで休職している間も一定の給与が支払われる場合もあります。

しかし、そういった制度のある会社はごく一部で、多くの会社では、休職中の会社からの収入はゼロとなります。

休職中の会社からの給与はゼロに

ただし、それでは休職中の生活に困ってしまうので、健康保険組合から生活保障として、「傷病手当金」を受け取ることが出来る、というものです。

ちなみに傷病手当金の支給額は、標準報酬月額(直前の4月~6月の平均給与。残業代や交通費は含むが、ボーナスは含まない。)の約2/3です。

ふだんの収入の2/3が支給されれば、ある程度の生活保障にはなりますよね。

傷病手当金は、病気やケガをして仕事が出来ないときの、生活保障のための制度なんです。

傷病手当金の支給日・タイミングは?

「傷病手当金」は、制度としては非常にありがたいものですが、実際に支給されるタイミングについては、実は注意が必要なんです。

例えば、毎月の会社からの給料が、25日に支給されているとします。

そして、ある月の1日から病気で休職することになったとします。

では、休職手当は、その月の25日や月末に支給されるのかというと、そうではありません。

下手をすれば、2ヶ月後、3か月後になることだって珍しくないのです。

傷病手当金の支給は数か月後になることも

そんなに遅れたら、マジで生活保障にならないんですよね。わたしも非常に困りました。

ちなみに、わたしの場合は、初めて支給された傷病手当金は、休職が始まって4ヶ月も後のことでした…。

傷病手当金の支給が遅れるのには、いくつかの理由があるんです。

傷病手当金には、申請書に主治医のサインが必要

傷病手当金の支給が遅れる理由は、傷病手当金の申請手続きにあります。

傷病手当金を受け取るためには、申請書が必要です。

申請書には、休職している本人が記入する部分、会社が記入する部分、そして主治医が記入する部分があります。

主治医は何を記入するかというと、

○月○日~○月○日の期間、この人は○○という傷病のため仕事が出来ない状態にありました。

ということの証明をするわけです。

傷病手当金の申請書には主治医の記入欄がある

ここでの証明のポイントは、申請をする期間が過ぎてからでないと、医師は申請書に記入出来ないということ。

例えば、1/1~1/31 の1か月分の申請をしようと思ったら、「1月いっぱい仕事が出来ない状態でした」と医師が記入できるのは、2月に入ってからだということなんです。

それに、医師に記入をお願いするには、診察を受けるか、診察を受けなくとも病院に行く必要がありますよね。

月が明けた月初に、たまたま診察などで病院に行ければいいですが、行けない場合、医師に記入してもらうのが、どうしても先延ばしになってしまいます。

また、医師によっては、その場で書いてはくれず、「一週間後(または次の診察時)に取りに来てください」、と言われる場合もあります。

主治医の記入に時間がかかる場合も

すると、またどんどん申請書の提出が遅れるわけです…。

つまり、どんなに早くとも2月に入った時点で、まだ申請書を提出できていませんから、当然1月中には、当月分の傷病手当金を受給することは出来ませんし、診察のタイミングや医師の都合で、申請書の提出はどんどん遅れていくんです。

(もちろん、申請書を提出すれば、過去の分もさかのぼって支給されます。)

傷病手当金の支給までの手続きが多い

傷病手当金の支給が遅れるのには、主治医が記入した後の手続きにも原因があります。

先ほどの申請書は、通常、

  1. まず本人が埋められる部分を記入
  2. 本人が医師に依頼し、医師が記入した申請書を受け取る
  3. 本人が申請書を会社に提出する
  4. 会社の人事担当者が、会社が埋める部分を記入し、健保へ提出
  5. 健保が書類に基づき審査を行い、問題なければ支給(振込)

という流れになります。

つまり、医師が記入を完了しても、まだまだステップが目白押しなのです。

休職中ですから、会社への提出が郵送になるのはさておき、人事担当者がどれくらいのスピードで記入、健保に提出してくれるかも不確実です。

人事担当者が迅速に対応してくれるとは限らない

また、人事が迅速に対応してくれたとしても、最後の難関は健保です。

わたしは最初に申請書を会社に提出する際、健保側の手続きにどれくらいの時間がかかるのか、人事に確認してみました。すると…

最初の支給は、健保側で審査があるので、1か月半から2ヶ月くらいかかりますね。

と言われてしまったんです!

もうビックリですよね。いったい何にそんなに時間がかかるんだろう?

これはきっと健保によっても異なるとは思いますが、1か月半や2ヶ月はいくらなんでもかかり過ぎです…

本当に何のための傷病手当金なんだ?って感じです。

こういう具合で、傷病手当金の支給日はどんどん遅れていき、私の場合は休職から4か月後に、初めての傷病手当金が支給されました。

ようやく支給された傷病手当金

あ、わたしが休職していたのは3か月間ですからね。

つまり、傷病手当金が支給された頃には、わたしはもう復職しているという(笑)

とんだお笑い草ですよ。

それでも受給できただけありがたいですが、わたしの場合は、まったく生活保障としては機能しませんでしたねぇ

貯金が無かったらどうなっていたことやら。

なるべく早く、傷病手当金を受給するためには?

このページを読まれている方は、ご自身、もしくは身近な方が傷病手当金を受給しようとされている方だと思います。

最後に、私の経験から、傷病手当金をなるべく早く受給するために出来ること、を考えてみたのでまとめます。

傷病手当金の書類は会社から早めにもらう

わたしの場合そもそも、会社から傷病手当金の申請書類が送られてきたタイミングが、とても遅かったんです。

申請書がなければ、何も始まりません。

どんなに遅くとも、休職を開始して1か月以内には、書類を送ってもらえるように会社にお願いしましょう。

なるべく早いタイミングで主治医に記入をお願いする

傷病手当金の申請は、基本的に1か月単位で行います。

1か月が経ったらすぐにでも、主治医に申請書への記入を依頼しましょう。

また、医師にとっては割と面倒くさい作業なので、当日受け取れないにしても、○日までに取りに来ます、という約束をしてしまうのも手だと思います。

もしくは、理解のある主治医の先生であれば、事前に書類を渡しておいて、○日以降に記入をお願いします、取りに来ますので、というやり方も、出来なくはないかも…

もちろん、事前に本人が記入すべき部分は、記入済みにしておく必要があります。

人事担当者に、急いで欲しいと伝える

正直、これはどれくらい効果があるかは分かりませんが、やらないよりはマシだと思います。

会社へ申請書を提出する際、「出来るだけ早く支給されないと、生活に困る」というようなことを伝えてしまうんです。

少なくとも、人事の担当者は、すぐに記入して健保に提出してくれるかも知れませんし、もしかしたら健保のほうでも手続きを早めにしてくれる…かも知れません。

あまり期待はしないほうがいいとは思いますが。

というわけで今回は、傷病手当金の支給日が遅れがちになる理由と、出来る限りの対処法について、私の経験をもとにまとめてみました。

これから傷病手当金を受給される方の少しでも役に立てば幸いです。

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