こんにちは。ExcelやPPTを使いこなす、ユージーン(@Eugene_no2)です!
わたしは、ExcelやPPTを使った作業スピードは、同僚に比べると圧倒的に早い自身があります。
その裏づけとなるテクニックの一つが、Altキーのショートカットの使い方。
今回は、Altキーのショートカットを使ってExcelやPPTの作業スピードを格段に上げる方法をご紹介。
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そもそもAltキーとは?
そもそも、Altキーってあんまり使うことがないので、知らない人も多いかも知れません。
機種にもよりますが、だいたいキーボードの左下のほう(ShiftキーやCtrlキーの近く)にあるはずです。

Altキーは「オルトキー」と読み、Altは”Alternate”(=代わりの、代替の)の略。
はっきり言って、使わなくても何とかなるキーなのですが、使うと色々と作業のスピードアップを実現する「実は使える子」なんですね。
ちなみに、この記事の内容とは関係ありませんが、Altキーを押しながらTabキーを押すと作業ウインドウを切り替えることができます。
マウス操作でポインタ(矢印)を動かして操作するより、よっぽどスピードが速いので、ぜひ使ってみてください。
Altキー活用でExcelやPPTの作業スピードはアップする!
先ほど触れたように、使わなくても何とかなるのがAltキー。
でも、これまではマウスを動かしてカーソルを合わせて操作していたことが、Altキーを使いこなすと、キーボード操作だけで出来るようになるんです。
慣れてしまえば、マウス操作よりも、キーボード操作のほうが圧倒的に早いですから、作業のスピードアップを実現することができます。
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特に、ExcelやPPTなどのMicrosoftOfficeの操作ではAltキーのショートカットは非常に便利で、多くの人がマウス操作で行っているであろう、リボン(メニューバー、ツールバー)の操作を、Altキーを使えば、キーボード操作だけで実現できてしまいます。

セルを塗りつぶすのも、フォントを変更するのも、オートシェイプの線や塗りつぶしの色を変えるのも、キーボードだけで出来てしまうんです。
試しに、Excelを開いている状態で一度、Altキーを押してみてください。すると、リボンの部分の各メニューに小さな四角で囲まれたアルファベットが出てくるはずです。

あとはこのアルファベットのキーを押すと、そのメニューが選べる、実行できるという、ただそれだけのことです。難しくはありません。
このように、Altキー → アルファベットキー(ショートカットキー)であらゆる操作が出来るのですが、よく使う操作については、押すべきキーボードを頭で覚えてしまうのがオススメです。
例えば、わたしが覚えている方法の一つ。Excelで選択しているセルを「塗りつぶしなし」にするには、
という操作になります。
え、4つも押すの?と思うかも知れませんが、4つ押したところで0.5秒もかかりません。これは覚えてしまったほうがお得なのです。
ではここからは、イメージを持っていただくためにも、わたしが覚えているショートカット操作をいくつか紹介していきます。
Excel・PPT共通:Altキー活用でオートシェイプを挿入
テキストボックスあるいは、各種の図形を挿入することができます。

Nが何の略か分かりませんでしたが(New?)「挿入」を意味します。SHはShape(シェイプ)の略と思われます。
Excel・PPT共通:Altキー活用で文字の書体や色を変更する
Excelのセルの文字や、オートシェイプの文字の書体や色などを変えることができます。
Alt → H → F → C <文字色の変更>
Alt → H → F → S <文字サイズの変更>

HはHome(ホーム)、FFはFont-Family(書体)、FCはFont-Color(色)、FSはFont-Size(サイズ)の略ですね。何の略なのかを知っていると覚えやすいでしょう。
Excel・PPT共通:Altキー活用で文字列を上下左右寄せ・中央揃え
Excelのセルの文字やオートシェイプの文字を、上下左右に寄せたり、中央に揃えたりできます。
Alt → H → A → M <上下中央寄せ>
Alt → H → A → B <下寄せ>
Alt → H → A → L <左寄せ>
Alt → H → A → C <左右中央揃え>
Alt → H → A → R <右寄せ>

ATはAlign-Top(上)、AMはAlign-Middle(中央)、ABはAlign-Bottom、ALはAlign-Left(左)、ACはAlign-Center(中央)、ARはAlign-Right(右)の略です。
Excel:Altキー活用でセルの色を変更する
選択したセルの色を変えることができます。
Alt → H → H → N <塗りつぶしなし>
実際にやってみると分かりますが、Alt → H → H と押した時点でこのような画面になります。

そのままEnterを押せば白になり、上下左右のカーソルで色を選ぶこともできますし、さらにNを押すことで、「塗りつぶしなし」にすることが出来ます。
最初のHは、Home(ホーム)の頭文字ですが、2番目のHは調べても分かりませんでした。NはNonやNothingのNでしょう。
Excel:Altキー活用でセルの統合・解除
選択したセルの統合、あるいは解除ができます。
Alt → H → M → M <セルを統合>
Alt → H → M → U <セルの統合を解除>

MはMerge(統合)、CはCenter(中央)、UはUnmerge(統合解除)の略だと思われます。
Excel:Altキー活用で「折り返して全体を表示する」
選択したセルに、セルの幅よりも長い文字列が入っている場合に折り返す「折り返して全体を表示する」の操作ができます。
WはWrap(折り返し)の略のようです。もう一度同じ操作をすることで、元に戻すこともできます。
PPT:Altキー活用でオートシェイプの線の色・太さなどを変更
オートシェイプの線の色や太さ、タイプを変更することができます。
Alt → H → S → O → 上下左右 <線の色の選択>
Alt → H → S → O → W <線の太さの選択>
Alt → H → S → O → S <実線/点線の選択>

SOはShape-Outline(輪郭=線)、NはNon(なし)、WはWidth(太さ)、SはStyle(スタイル)の略でしょう。
Excelの場合は、Alt → H → S・・・ ではなく、Alt → JD → S・・・となります。JDは「描画ツール」のことらしいです。ややこしいですね。
わたしはExcelでオートシェイプを使うことがほとんどないので、このショートカットは覚えていません。
PPT:Altキー活用でオートシェイプの塗りつぶしを変更
オートシェイプの塗りつぶしの色を変えることができます。
Alt → H → S → F → 上下左右 <塗りつぶし色の選択>

FはFill(塗りつぶし)の略です。
線の変更と同じく、Excelの場合は、Alt → JD → S・・・ となります。
自分がよく使う操作のAltキーショートカットを覚えよう
さて、この記事では、わたしが記憶している(=よく使う)ショートカットを紹介しましたが、一例に過ぎません。
紹介した例に限らず、自分がよく使う操作が、Altキー+ショーカットではどのようになるのか、覚えておくことをお勧めします。
最初は使いにくかったり、間違えたりするかも知れませんが、慣れてくると躊躇なく、そしてマウスを使うよりも圧倒的に早く、操作をすることができるようになります。
Altキー+ショートカットを使いこなせるようになると、作業スピードが格段に上がったことを実感できるはずです。
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