ですます調+体言止めが最強?! 文章を読みやすくする語尾のコツ

こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!

突然ですが、「です・ます調」とか「だ・である調」って覚えていますか?

日本語には、文章の終わりが「~です」「~ます」で終わる「です・ます調」と、「~だ」「~である」で終わる「だ・である調」があり、文章を書く際には、どちらかに統一すること。

そのように、小学校で習っているはずですね!

でも、統一することにこだわり過ぎると、実は、逆に読みにくい文章になるんです。

わたしのブログは、基本は「です・ます調」ですが、時々あえて「だ・である調」を混ぜたり、体言止めをよく使います。

なぜ、そんなことをするのか?それは、読者にとって読みやすい文章にするためです。

今回は、わたしがブログを書く際に、語尾について気を付けていることをご紹介したいと思います。

読みやすい文章のコツは、同じ語尾を続けないこと

わたしがブログを書くときに、「読みやすさ」の面で、常に意識していることがあります。

それは、同じ語尾を何度も連続して使わないこと

例えば、次の【A】と【B】の2つの文章は、どちらが読みやすいと思いますか?

【A】
私は以前、2ヶ月以上会社を休職しました。
休職の原因は、仕事によるストレスでした。
ストレスが積み重なり、吐き気や頭痛などの症状に襲われるようになりました。
診断名は、「適応障害」でした。
私はこの経験を経て、適応障害について多くの人に知ってもらいたいと考え、ブログを立ち上げました。

【B】
私は以前、2ヶ月以上会社を休職したことがあります。
休職の原因は、仕事によるストレスでした。
ストレスが積み重なり、吐き気や頭痛などの症状に襲われるようになったのです。
診断名は、「適応障害」。
私はこの経験を経て、適応障害について多くの人に知ってもらいたいと考え、ブログを立ち上げました。

【A】と【B】の違いは語尾だけです。

にも関わらず、【B】のほうが読みやすいと感じませんか?

語尾だけで文章の読みやすさは変わる

【A】の文章は語尾が全て、「~した」になっていて、非常に単調です。

実は、単調な文章は読む人にとっては、あまり読みやすい文章ではなく、むしろ退屈に感じてしまうのです。

ともすれば、小学校低学年の子が書いたような印象を与えてしまいます(笑)

それに対して、【B】の文章は、「~した」「~ます」「(体言止め)」など、語尾がバラバラです。

語尾をバラバラにすることで、文章にリズムや余韻が生まれ、読みやすい文章になるんです!!

同じ語尾を何度も連続して続けないこと。このコツさえつかめば、格段に読みやすい文章になります。

広告に見る、さまざまな語尾の混在

実は、語尾を連続させないというのは、わたしが編み出したものではなく、文章のプロであるコピーライターの方に教わったテクニックです。

コピーライターというと、キャッチコピーを作る人というイメージがありますが、実際には広告の中で用いられる、あらゆる文章を作っています。

彼らの書く文章は、ブロガーなど文章を書く人にとって、非常に参考になるはずです。

いくつか、事例を紹介させてください!

ミツカンの企業スローガン

まずは、食品メーカー、ミツカンの企業スローガンです。

ミツカンの企業スローガン
人が泣いています。人が笑っています。
人と人が出会い、人と人が恋をし、結ばれ、子供が生まれ、育ち、ふたたび新しいドラマが始まってゆく。
人は歌い、人は走り、人は飛び、人は踊り、絵を描き、音楽を生み、壮大な映像をつむぎだす。
食べものとは、そんなすばらしい人間の、一日一日をつくっているのです。
こんこんと湧き出す、いのちのもとをつくっているのですね。
私たちがいつも胸に刻み、大切にしているのは、その想いなのです。
どこよりも安全なものを。どこよりも安心で、健康で、おいしいものを。
やがて、いのちに変わるもの。
それをつくるよろこびを知る者だけが、「限りない品質向上」をめざせる者であると、私たちは心から信じています。

どうでしょうか?

語尾は、「です・ます調」がベースにはなっていますが、「始まってゆく」「つむぎだす」という断定的な語尾や、「つくっているのですね」といった表現、「いのちに変わるもの。」といった体言止めが混在しています。

このように語尾を混在させることで、リズミカルで読みやすい文章にしているのです。

トンボ鉛筆企業広告

続いて、トンボ鉛筆の企業広告です。(ちなみに2006年に広告賞を受賞した有名な広告です。)

トンボ鉛筆企業広告
文房具といっしょにいる時、人はとてもいい顔をしている。
つくづく、そう思うことがあります。
書く。ひたすら書く。机に向かうその清潔なまなざし。
手を休める。思いをめぐらす。遠くを見つめるそのやわらかなまなざし。

考えている。苦しんでいる。迷っている。もがいている。でも、まちがいなく前へ進もうとしている。
思えば、文房具は、人間のそんな素顔を、なんと長い時間見つめてきたことでしょうか。

幸福な仕事。

自分たちの仕事を思う時、私たちトンボは決まってこの言葉に行きあたります。
なぜなら、私たちのそばには、いつも頭と心をいっしょうけんめいに使う人がいて、その人の手から、必ずひとつ、この世になかった新しい何かが生み出されている。
そう思うたび、誇らしさに胸がいっぱいになります。

傷つきやすく、たくましい。
弱くて、かしこくて、とほうもなくあたたかい。
そんな人間が、一番人間らしくあろうとする時に必要なもの。
トンボは、これから先も、ずっと人間のそばで暮らしたいと願っています。

トンボが動いている。
人が、何かを生み出している。

これもまた、非常にリズムがあって読みやすい文章ですね。

さて、語尾を多様化させるメリットについては、分かっていただけたでしょうか。

ここからは、語尾を多様化させるテクニックについて、もう少し説明していきます。

ベースとする文体は決めたほうがいい

先ほど、語尾を多様化させるために、「です・ます調」と「だ・である調」を混在させてもOKと説明しましたが、ベースとする文体は決めたほうがいいです。

やみくもに混ぜてしまうと、調子が崩れ、逆に読みにくくなってしまうからです。

「です・ます調」と「だ・である調」は統一すべき、と小学校で教わるのは本来そのためです。

なので、まずはどちらをベースで書いていくのかを決めましょう。

です・ます調」は、優しい表現、柔らかい表現に感じられる一方で、「だ・である調」は引き締まった表現、厳しい表現に感じられます。

もう一つ、「です・ます調」と「だ・である調」の違いに、語尾のバリエーションの豊富さがあります。

実は、「です・ます調」は語尾のバリエーションが少ないんです。

  • ~です。
  • ~でしょう。
  • ~ます。
  • ~した。
  • ~ください。

などが主なところ。

それに対して、「だ・である調」は語尾のバリエーションが豊富です。

  • ~だ。
  • ~である。
  • ~だろう。
  • ~だった。
  • ~といえる。
  • ~こと。
  • ~しれない。

などなど。

また、名詞や代名詞で文章を終える体言止めも、「だ・である調」に含まれます。

です・ます調に体言止めをプラスするテクニック

語尾のバリエーションを増やしやすくするには、説明した通り「だ・である調」のほうが便利です。

しかし、わたしのブログのベースの文体は、「です・ます調」です。

理由はやはり、文章の雰囲気。

わたしのブログ記事は説明型の内容が多く、「だ・である調」だとすっごく堅苦しくなっちゃうので・・・。

しかし、「です・ます調」をベースにしつつも、語尾を多様化し、リズム感のある文章にする方法があります。

それが、体言止めをプラスすること。(←まさにこれが体言止め)

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体言止めは本来、「だ・である調」の一種なんですが、不思議なことに「です・ます調」の中に入れ込んでも違和感がないんです。

なので、「です・ます調」の中に体言止めを適度にプラスすると、違和感なく文章にリズムが生まれ、とても読みやすくなるんです。

「です・ます調」+体言止め。←これ、オススメです!!

ということで今回は、わたしが「読みやすい文章」を書くために意識している「語尾」について書きました。

他にも、文章の始め方(接続詞や前置き)についても、かなり意識をしていますので、こちらも合わせてどうぞ。

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では、今日も頑張らずに楽しんでいきましょう~!