こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!
今回は、このブログのタイトルになっている「No.2宣言」という言葉について。
実は「No.2宣言」という言葉は、アメリカのレンタカー会社の広告キャンペーンに由来しているんですが、このキャンペーンには誰にでも教訓になることがあるので、ぜひ紹介したいと思います。
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We’re only No.2
かなり昔ですが、1963年にアメリカのレンタカー会社エイビス(AVIS)が仕掛けたキャンペーンのお話。
エイビスは当時、アメリカのレンタカー業界最大手のハーツ(Hertz)に告ぐ第二位の企業でした。
そんな中、エイビスが展開した広告は大きな話題を呼び、ニューヨーク地区では売上は1か月で1.5倍になったと言われています。当時の広告から、メッセージの一部をいくつか抜粋して紹介してみたいと思います。
私たちは、No.2のレンタカー会社に過ぎません。
(原文)We’re only No.2 in rent a cars.
もしあなたがNo.2なら、もっと頑張りますよね?
(原文)When you’re only No.2, you try harder.
私たちはNo.2のレンタカー会社に過ぎないので、一生懸命やらなかったら飲み込まれてしまうでしょう。私たちに休んでいる暇など無いのです。
(原文)We’re only No.2 in rent a cars.We’d be swallowed up if we didn’t try harder. There’s no rest for us.
No.1の態度は「間違ったことをするな。ミスをしなければ、それでOK」です。それに対してNo.2の態度は「正しいことをやれ。新しい道を見出せ。一生懸命がんばれ。」なんです。No.2主義はエイビスの信条であり、私たちはそれを実践しています。
(原文)The No.1 attitude is:”Don’t do the wrong thing.Don’t make mistakes and you’ll be O.K.” The No.2 attitude is:”Do the right thing.Look for new ways.Try harder.” No.2ism is the Avis doctrine. And it works.
普通、広告で宣伝文句として使われる表現は、No.1です。
日本においても、テレビCMや屋外広告など、至るところでNo.1と謳われているのを目にします。
ちなみにNo.1訴求の大半は意味のない、もしくは信用できないものだと私は思っていますけどね(笑)
ところがエイビスはこの広告で、No.1ではなく、むしろNo.2であることを逆手に取りました。
私たちはNo.2だから、休まずに努力し、もっと頑張り、サービスの向上に努めます。と訴えているのです!
そして、このキャンペーンによって売上が伸びたということは、多くの消費者がそれに共感したわけですね。
日本で二番手でも、世界で一番になればいいじゃん。
実は、同じようなキャンペーンは日本でも行われたことがあります。
2001年頃に、KDDIが行ったキャンペーンです。

当時のKDDIも、NTTドコモに告ぐNo.2企業でしたが、それをアピール材料に変えています。
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今置かれている状況「ダカラコソデキルコト」
これらの広告は、単に巧みな広告の事例と言うことも出来ますが、ここから私は一つの教訓を得ています。
それは、どんな状況であっても「ダカラコソデキルコト」があるということ。
エイビスにしてもKDDIにしても、「No.2にとどまっている」と言う状況を、「挑戦者マインドがある」と言い換えたと言えます。
No.2という状況だからこそできること、だったわけです。
これは広告や企業の戦略の話だけでなく、私たち自身にも、置き換えることが出来ると思います。
実は私は、会社員生活6年にして、職場のストレスで体調を崩し、2ヶ月以上会社を休職した経験があります。当時の診断名は適応障害でした。
これはビジネスマンとしてのキャリアの中では、完全にずっこけた状態です。
でも、適応障害を克服した今では、適応障害を経験した自分だからこそ出来ることがあると確信しています。
ブログで自分の経験を発信していくこともその一つです。
「ダカラコソデキルコト」と考えることが出来るようになったとき、自分が将来成し遂げたいと思うことがたくさん出来ました。
うつ病になった、会社からリストラにあった、婚約者にフラれた…一見すると悲観的な出来事ですが、きっと「ダカラコソデキルコト」ってあるんじゃないでしょうか。
そんな意味を込めて、ブログのタイトルを「No.2宣言」としました。
実は、この「ダカラコソデキルコト」(カタカナ表記)は、書道家の武田双雲先生の言葉を借りて使わせていただきました。
最後に、武田双雲先生の言葉をご紹介。
失敗した「ダカラコソデキルコト」
独身なんです「ダカラコソデキルコト」
まだ若い「ダカラコソデキルコト」
バカ「ダカラコソデキルコト」
できれば努力したくないんです「ダカラコソデキルコト」
ぶさいく「ダカラコソデキルコト」とにかく色んな言葉のあとに、ふりかけをかけるように「ダカラコソデキルコト」をふりかけるんです
そうしたら不思議とよいアイデアが出てきたり前向きになれたり前に進めたり人が協力してくれたり色んなことがよい方向へ向かいだします
私のバイブルです。この本の中にも「ダカラコソデキルコト」が登場します。