こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!
実は私は、イラストを描くのが苦手なんです。
でも、仕事の資料作成や、ブログの中でどうしてもイラストが欲しくなることがあります。
そんな時は
イラストレーターやお絵かき系のソフトを一切使わずにPPT(パワーポイント)を駆使してイラストを作成しています。
今回は、そんな私の
PPT(パワポ)イラスト作成テクニックをご紹介します。
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目次
こんなイラスト作りました
まず最初に、これまで私がブログ用に作ってきたイラストを4つほど紹介します。
これらは
いずれもPPTで作ったものです。
- ビジネスマンの年収アップパターンをマリオで表現してみた
- 家電量販店ってコンビニくらいの大きさで良くない?
- ストレス耐性があればうつ病にならない、という大きな誤解
- 援助交際を経験した女学生は何%?正しく調査する方法
その他にも、遊びで色んな企業のロゴを作ってみたので興味があれば、こちらもどうぞ。(我ながら、なかなかの出来ですw)
さて、このページでは、イラストの作成方法を基本編と応用編に分けてご紹介します。
基本編では、PPTのオートシェイプ機能をメインに使ったイラスト作成方法を、
応用編では、PPTのクリップアートやフリーのイラストを加工して行うイラスト作成方法についてまとめています。
基本編
まず基本編では、PPTの
オートシェイプ機能をメインに使ったイラスト作成方法を紹介について、テクニックをいくつか紹介します。
1.オートシェイプを組み合わせて複雑な形を作る
PPTには、様々な形のオートシェイプが用意されています。
まず、イラスト作成に使える代表的なものをまとめてみました。
いくつが図形が並んでいるのは、「図形の書式設定」から自由にいじることが出来るバリエーションです。
これらのオートシェイプを組み合わせれば、それだけで様々な形を作ることが出来るわけです。
例えば、私はこの記事をドトールで書いていますので、マグカップにプリントされている
ドトールのロゴをオートシェイプで作ってみました。
作成時間は10分くらいですが、なかなかの出来じゃないでしょうか(笑)
いくつものオートシェイプを、枠線を無くして重ねることで、複雑な形を作ることが出来ます。
2.直線や枠線に白を使う
例えば先ほどのドトールのロゴの最初の “D” は、黒のオートシェイプ以外に、白い直線を使っています。
分かりやすく、背景をグレーにして解説すると、次のような感じになっています。
このように白線を使うことで、より複雑な形も作りやすくなります。
3.グラデーションと透過性を使う
オートシェイプを使ってイラストを作る中でも、少し応用ですが、先ほど作成したドトールのロゴを次のようにアレンジすることが出来ます。
グラデーションがかかり、ちょっとオシャレになりました(笑)
この作業には「
グラデーション」と「透過性」という2つのマジックをかけていますので、具体的な手順を紹介します。
- まず、ロゴが全て隠れるようにオートシェイプで上から長方形を重ねます。
- 重ねた長方形を、「図形の書式設定」から「塗りつぶし」の設定を開き、「塗りつぶし(グラデーション)」を選択します。
- 3か所あるグラデーションの分岐点の色(C)を全て白にします。
- 3か所あるグラデーションの分岐点の透過性(T)を左から100、50、0にします。
これで完成です。細かい調整は分岐点をうまく調整してみてください。
4.前面/背面に注意する
また、PPTでイラストを作成する際に覚えておくべきこととして、
全面/背面があります。
例えば、
スマイル(オートシェイプの1種)と三角形を組み合わせて簡易的に人を作るときは、図のように三角形を背面にする必要があります。

三角形が前面に来ている場合には、三角形を右クリックして「最背面に移動」を選択すれば、スマイルが前面に来ます。
基本編はここまでです。
このように、
オートシェイプの組み合わせだけでも、多様なイラストを描くことが出来るのです。
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応用編
さて、ここからは応用編です。
応用編では、
オートシェイプ以外の素材をPPT上で加工するイラストの作成方法をご紹介します。
1.素材を調達する
まず、使いたい素材を調達します。
ただし、PPTでイラストを作る場合、あまり複雑なものや、奥行のある絵柄は加工が難しいので、平面的なイラストがオススメです。
私がよく使うのは、PPTのクリップアートや、外部のイラストサイトです。
- クリップアート
PPTにもとから用意されているフリーイラスト集です。[挿入]→「クリップアート」でイラストを検索できます。 - Icon Archive
無料のイラスト(アイコン)サイトです。Webサイトに使うアイコンが充実していますが、イラストも豊富に用意されています。 - 画像素材【PIXTA】
有料の写真・イラストサイトです。Webサイトに使うアイコンが充実していますが、イラストも豊富に用意されています。写真は除きイラストだけに絞り込んで検索することが出来ます。
2.不要部分を削除する
調達した素材から、イラストに使いたい部分だけを抜粋します。これには「
トリミング」または「背景の削除」機能を使うと便利です。
2-1.トリミング
トリミングは、
画像を長方形などの形にトリミングすることができ、残した部分以外は、透明な状態になります。
トリミングを行うには、画像を選択した状態で、PPTの[図ツール]→[書式]の中にある「トリミング」をクリックします。
例えば、次のWebサイト上の画像を、トリミングして中心のマリオの絵の部分だけを残したいと思います。
トリミングを選択し、残したい部分に合わせて、「」を動かしていくことで必要部分だけを残すことが出来ます。
2-2.背景の削除
「
背景の削除」は、残したい部分と削除したい部分を細かく指定することが出来る機能です。
背景の削除を使うには、画像を選択した状態で、PPTの[図ツール]→[書式]の中にある「背景の削除」をクリックします。
例えば、先ほどトリミングしたマリオの画像から、更にマリオの体だけを残してみたい思います。
削除したい部分には「削除する領域としてマーク」をつけていき、逆に残したい部分には「保持する領域としてマーク」をつけていくことで、削除する範囲を調整していきます。

これで、無事にマリオ部分だけを切り抜くことが出来ました。

3.色の選択(カラーピッカー)を使う
トリミングや背景の削除によって、
必要部分だけ切り取られた素材と、オートシェイプを組み合わせることも出来ます。
例えば、ここにクリップアートから取ってきた
ゴルファーのイラストがあります。

このイラストのグリーンをもっと広げて、カップ(穴)を付け足してみようと思います。
その際に便利なのが、「ペイント」の色の選択(カラーピッカー)機能です。
ここだけPPTではありませんが、「ペイント」はWindowsに最初から入っているソフトなので許してください(笑)
- まず、「ペイント」の中にある「色の選択」(スポイトのようなアイコン)をクリックします。
- 次に、選択したい色の部分(今回はグリーン)にカーソルを合わせてクリックします。
- すると、色1のところに選択した色が表示されます。
- 続いて、「色の編集」をクリックします。
- 「色の編集」ウィンドウが立ち上がるので、赤(R)、緑(G)、青(U)の数値をメモしておきます。
- PPTに戻り、オートシェイプの「図形の塗りつぶし」で「その他の色」を選択し、先ほどメモした赤、緑、青の値をそれぞれ入力します。
これで、元のイラストと同じ色のオートシェイプを作成することが出来ました。
あとは、イラストとオートシェイプを組み合わせていけば、次のような新しいイラストの完成です。
まとめ
最後に、今回紹介してきたテクニックをもう一度、挙げておきます。
- オートシェイプを組み合わせて複雑な形を作る
- 直線や枠線に白を使う
- グラデーションと透過性を使う
- 前面/背面に注意する
- 素材を調達する
- 不要部分を削除する
- 色の選択(カラーピッカー)を使う
こういったテクニックを組み合わせたり、応用することで、多種多様なイラストをPPTだけで作ることも可能なんです!
ぜひ使えそうだと思った方は、チャレンジしてみてください。
私のチャレンジはこちらです↓