こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!
ルフィ(ワンピース)のギアセカンド、孫悟空(ドラゴンボール)のスーパーサイヤ人または界王拳。
アニメの世界では、自分の能力を一気に引き上げる”技”のようなものがよくあります。
もちろんアニメと現実は違いますが、私は、
現実世界の私たちもある種の “ギア” を作ったほうがいいと思っています。
今回は、
自分の中に作るべき “ギアセカンド” について。
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目次
スポーツ選手に学ぶギアチェンジ
2015年現在、ニューヨークヤンキースで活躍する田中将大投手(通称マー君)は、ギアチェンジを実行している人物です。
田中将大は「ギアチェンジ」をすると言われている。大事な場面で、これまで投げていなかったものすごい球を投げて、相手を圧倒することだ。この「ギアチェンジ」にはいろいろな定義が可能だろうが、一番わかりやすいのは失点が許されないピンチの場面で150km/h超の速球を絶妙の場所に投げ込んでアウトにしたケースだろう。
引用元:ベースボールチャンネル
つまりマー君は、ランナーがいない場面やピンチではない場面では、100%の力を出しておらず、いざというときに100%の力を発揮しているわけです。
マー君のこのスタイルには、大きく2つのメリットがあると思います。
1.いざという時のために余力を残している
初回の先頭打者から、100%の全力投球をしていくことも出来ますが、それではいくらマー君でも、途中で疲れてしまいます。
全力疾走で走り切れるのはせいぜい200mくらいなのと同じように、全力投球で9回を投げ切るのは不可能ですし、余力がない状態になっていまいます。
その状態で、ピンチを迎えてしまえば、失点するリスクも大きくなりますよね。
逆に、余力を残しながら投球していれば、ピンチに陥った時に、余力を使って “ギアチェンジ” することでそれ以上ピンチを広げずに、抑えることが出来るわけです。
これは特にマー君のような、先発完投型の投手には必要な資質と言えます。
2.相手に慣れさせない
投手がどんなにすごい球を投げていても、相手の打者もまたプロです。
何打席も同じような球を見ていれば、徐々に目も慣れてきますし、攻略されてしまいます。
ピンチの時にもそれまでと同じような球を投げていたら、ヒットされて失点する確率は高くなるでしょう。
逆に、ピンチの時に、これまでとは違う、ものすごい球を投げ込んでいたら、当然打たれる確率は低くなるわけです。
このように、自分の中にギアを作り、力をうまくコントロール出来ることも、マー君があれだけ活躍できる要素の一つではないかと思います。
仕事・家事・育児にもギアを
自分の中にギアを作るメリットは、スポーツ選手だけの話ではなく、誰にでも当てはまる話だと思います。
常に全力投球のデメリット
私は、会社員になって6年くらい経った頃、適応障害と診断されて会社を3ヶ月ほど休職したことがあります。
適応障害になった経緯などは、《適応障害闘病記》に詳しくまとめていますが、原因の一つは、常に仕事に全力投球してしまっていた事だと思っています。
先ほども書いたように、全力投球というのは、余力がない状態です。
私は普段から全力投球過ぎて余力が無かったため、今までに経験したことのない業務量と責任が降りかかってきた時、対応しきれずにパンクしてしまったのです。
また、常に全力で仕事をしていたため、上司や取引先から、
あの人は常に一生懸命だから、多少無理のかかる仕事、難易度の高い仕事を振ってもやってくれるはず!
という目で見られるようになりました。
その評価自体は悪いものでは無いと思います。
でも実際には、常に限界ギリギリで仕事をしていたので、もうそれ以上はオーバーワークにも関わらず、
他に出来る人がいないんだ。お前しかいない、頼むよ!
と、追加で仕事を振られる事が多々あり、それが大きな負担になっていました。
常に全力投球と言うと、聞こえは良いですが、このようなデメリットがあるものです。
余力を残そう
仕事でも家事でも育児でも、常に余力を残しておくことってすごく大事だと思うんですよね。
例えば仕事では、繁忙期が来る、部署が変わる、メンバーが体調不良で離脱するなど、突然自分の負担が増える事があり得ます。
育児(子育て)なども、それだけでいっぱいいっぱいになってしまいがちですが、例えば、ご近所トラブルが発生した、パートナーの仕事が忙しくなって家事や育児を分担出来なくなった、など負担が増える可能性だってあります。
そんなときに、パンクせずに乗り切れるかどうかは、どれだけ余力があるかにかかっていると思うのです。
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余力を残すコツ
普段は余力を残す、というのは、マジメな人には特に難しいことだと思います。
日常的に発揮するのは70~80%くらいで、いざというときだけ100%の力を使うというイメージを持てると良いですが、そんな風に考えるのが難しいという人は、具体的な行動で考えるといいと思います。
例えば仕事なら、
- 週5日のうち2日は、頑張らずに早めに帰る日と決めてみる
- 自分の中での残業の上限を決めておく
- 資料作成は、80%の完成度でOKだと考える
など具体的な行動指針を作るのです。家事や育児なら、
- 家事は出来ない日があっても仕方ないと考える
- 週に1日は家事も育児も休みの日を作る
なども良いと思います。
(家事の分担については、こんな記事も書いています!)
家事代行サービスのススメ!積極的に“外注”しよう!
夫婦で家事を分担!うまくいく秘訣は役割決めないこと
共働きで家事分担は当然!男性は手伝うじゃなく担当すべき
もちろん、同僚やパートナーの協力も必要になる場合もあるかと思いますが、ぜひ協力を得てでも余裕を持ち、いざと言うときに、“ギアセカンド” で乗り切れるようにしておく価値は計り知れないと思いますよ。