こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!
トイレ掃除をすると金運や年収が上がるって話、よくありますよね。
今回は、そんなトイレ掃除とお金の関係について私が冷静に思うことについて。
目次
トイレ掃除とお金の話には、2種類ある
昔からよく、トイレ掃除をしたり、トイレをピカピカにしていると、金運がUPする、とか収入がUPすると言われますよね。
果たして本当なんでしょうか?
まず、このトイレ掃除とお金をめぐる話はいたる所でされていますが、大きく2種類に分けられるんじゃないかと思うんです。
それは、金運がUPすると語っている話と、実際に収入がUPすると語っている話の2種類です。この2つを分けて考えてみたいと思います。
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トイレ掃除で金運が上がるのか?
正直に言うと、トイレ掃除をすると金運がUPするという風水的な話は、私は全く信じていません。
そもそも「金運」って、具体的に測れるものじゃないんですよね。
つまり、トイレ掃除をしたから、金運が上がったということを、誰も証明できないわけです。
たまたまでも運の良いことは起こる
よく、トイレ掃除をしたら宝くじが当たったとか、100円拾ったとか、金運がUPしたエピソードが取り上げられたりします。
でも、それってトイレ掃除をしたからそうなったのか、トイレ掃除をしなくてもそうなったのか、分からないですよね?
私たちは普通に生活していれば、運の良いことも起きれば、運の悪いことも起きます。
だから、トイレ掃除をしたから良いことがあったと言われても、「たまたまでしょ?」としか思えないんです。
金運なんて都合よく解釈できる
それに、金運って、誰でも都合よく解釈できるものという側面もあると思うんです。
例えば、トイレ掃除をした翌日に、株を保有していた企業の株価が跳ね上がった、みたいな事があると、
ほら!トイレ掃除したお陰で金運が上がった!
と、思うでしょう。
でも、もし仮に、その株を売らないまま、数日後に株価が元に戻った、あるいはそれ以上に株価が下がったとしたら。
それでもきっと、一時的に上がった部分だけに注目して、金運が上がったと思いこむことでしょう。
ちょっと極端な例かも知れませんが、1円も儲かってなくても、都合よく解釈さえすれば金運はUPするものだと思うんです。
もちろん、金運というものを信じて、トイレ掃除をすることで金運がUPすることを信じて、都合よく解釈したほうがハッピーな気持ちになれるので、結局は得なのかも知れません。
でも、私は不器用なもので、どうしても「偶然でしょ?」とか「都合のいい解釈でしょ?」とか思ってしまう性格なんです。
トイレ掃除をしたら年収が上がるのか?
さて、ここからは金運の話ではなく、トイレ掃除をすることで実際に年収が上がるのか、という話。
2010年に日用雑貨品メーカーのライオンが実施した調査で、トイレ掃除と年収の関係について発表されています。
「世帯年収」についても聞くと、「ピカピカトイレ層」の平均は542万円で、「残念トイレ層」の平均は454万円。なんと、90万円近くの差が出る結果となった。
(引用:ライオン-プレスリリース-)
トイレを清潔にしている人(世帯)のほうが、実際に年収が高かったという事実があるようです。
では、果たしてこの結果を見て、トイレ掃除をすれば年収が上がる!と言えるでしょうか?
おそらく答えは、“NO” 。
これは、いわゆる疑似相関という現象だと思います。
疑似相関というカラクリ
ぎじそうかん?なにそれ美味しいの?
安心してください!そんなに難しい話ではありません(笑)
疑似相関というのは、本当は関係のない2つの出来事に、あたかも関係があるかのように見える状態です。
分かりやすい例を挙げると、アイスクリームの売上が高い日は、プールでの溺死事故が多いという事実があります。
では、アイスクリームの販売を規制すれば、溺死事故は減るという主張は正しいでしょうか?
普通は、そんなはずがない、と思いますよね。
そうです、この場合の本当の原因は、気温なんです。
気温が高いほどアイスクリームの売上が上がるし、プールに出かける人も増えるので、溺死事故も増える、というのが正しい因果関係のはずです。
トイレと年収の正しい因果関係は?
トイレがピカピカな人は年収が高いという先ほどの調査結果も、この疑似相関で説明がつきます。
つまり、トイレの清潔度と、年収の間にも因果関係があるわけではなく、自己管理能力が高い人が、トイレ掃除にも力を入れるし、仕事も出来るから年収も高い、というのが本当に因果関係だと思います。
冷静に考えれば、トイレ掃除のおばちゃんの年収が高いとは決して思えませんよね。
それに、もし本当にトイレ掃除をすれば年収が上がるのだとしたら、国が国策としてトイレ掃除に力を入れているはずです!
一億層活躍社会の前に、“一億総トイレピカピカ社会” を掲げているはずじゃないかと。
だってそうすれば、国民全体の年収が上がるわけで、とんでもない景気回復が起きますもんね。これ、ものすごい成長戦略ですよ(笑)
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成功者がトイレ掃除を率先してするわけ
さて、ここまでは、トイレ掃除と金運や年収との直接的な関係を否定してきました。
しかし一方で、現パナソニック創業者の松下幸之助、ホンダ創業者の本田宗一郎を始め、多くの成功者が率先してトイレ掃除に力を入れていると言います。
そこには、仕事に対する姿勢のようなものが関係していると思います。
嫌なことに率先して取り組む姿勢
特にトイレって、多くの人にとって、掃除の中でも特にやりたくない場所ですよね。
トイレ掃除を習慣化することで、そういう嫌なことを率先してやる姿勢を身に付けることが出来るかも知れません。
清々しい気持ちになる
また、トイレに限らず、掃除をすれば、自然と清々しい気持ちになります。
清々しい気持ちで、一日を過ごしたほうが、仕事でもプライベートでも、いい判断や人付き合いができるかも知れません。
つまり、トイレ掃除を習慣化することで、仕事に対する姿勢が変わり、仕事の能率が上がるということは考えられそうです。
そういう意味では、トイレ掃除とお金の間には直接的な繋がりは無くても、間接的には繋がってくるのかも知れませんね。