こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!
先日、夕食の献立を自動で作成してくれる「me:new(ミーニュー)」というサービスを初めて知りました。
このサービスを見て、「あ、結局ヒトって誰かに決めてもらったほうがラクなんだな」って感じたんです。
今回は、誰かが決めてくれるサービスがこれから流行りそうだなーという話。
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目次
夕食のメニュー(献立)を決めてくれるサービス
冒頭で紹介した、「me:new(ミーニュー)」は、自分の好みに合わせて1週間分の献立を作成してくれる料理サイト(アプリ)です。
このミーニュー、なんと2015年の7月で、既に会員数10万人を突破しているそうです!
画像:me:new(ミーニュー)より
実際に使ってみたのですが、どんなサービスか簡単に紹介をすると、
- 最初に料理の好みを登録する
- アレルギー項目をチェック
- 使いたい食材を選ぶ(任意)
- 1週間の献立が作成される
- 材料のお買物リストを作ってくれる
- 献立の実施状況や料理の評価をフィードバックする
- より好みにあったメニューが作成される
という感じです。

このキャプチャは、私に提案されたメニューです。
今日はポークソテーか。うん、悪くない(笑)
メニューは誰かに決めてもらったほうがラク?!
このサービスがこれだけ会員数が伸びるって、ものすごく興味深いです。
多くの人にとって、夕食のメニューを自分で決めるのって、きっとストレスなんですね。
おそらく、料理好きの人にも2種類いるんじゃないでしょうか。
どんな料理を作るか、考えるのも含めて好きな人と、アレンジはするけど、基本はレシピ通りに材料を揃えて、自分で作るのが好きな人。
たぶん、前者はクックパッドに自分のメニューを積極的に投稿する人、後者はクックパッドは見る専門の人が多いような気がします。
クックパッドは、見る専門の人のほうが圧倒的に多いという話を聞いたことがあるので、料理はするけど、メニューは自分で考えるより誰かに決めてもらったほうがラク、という人が実際多いということなんでしょう。
外出先も、着る服も、決めてもらうほうがラク?!
自分で決めるのが面倒だというのは、何も夕食のメニューに限った話ではないと思います。
例えば、私がまさにそうなんですが、休みの日の外出先をどこにするか、考えるのは楽しくもあり、そして面倒でもあります。
キュレーションマガジンの「Antenna(アンテナ)」は、CMでこのへんを上手く突いてますよね。
「今日どこ行く?」という彼女に、「今日は・・・」と言いながら「Antenna(アンテナ)」を見始める彼氏。
彼女は、「たまにはあなた自身の提案もいただきたい」と言いながらも、結局は「Antenna(アンテナ)」に提案された場所がアタリで、楽しい休日を過ごすカップルが描かれています。
また、世の中にどれくらいいるのか知りませんが、自分が着る服を、毎日奥さんに選んでもらう人っていますよね。
あれも、自分に選ぶセンスが無いことも含めて、やはり他人に決めてもらったほうがラクなわけです。
旅行プランだって、色々調べて決めるのは面倒です。
でも旅行会社にお願いすれば、予算に合わせて、行先、ホテル、移動手段、レジャースポットの予約など全部含めて計画してもらうことも出来ます。
結局人って、何かを考えるのは面倒でストレスだし、それを誰かに決めてもらったほうがラクな動物なんだと思うんです。
とくに、レシピも、ファッションも、旅行も、多くのサイトがあってネット上には情報が洪水のように流れています。
その中から自分の好みに合うものを見つけるのが、逆に難しくなっている、という背景もあるんじゃないかと。
「世にも奇妙な物語」の、奇妙じゃない話
先日、テレビで「世にも奇妙な物語」を見ていたんですが、その中で妻夫木聡主演の『幸せを運ぶ眼鏡』のストーリーが、とんでもなく秀逸だと感じました!
少しネタバレ要素あるので、気になる方はこの章をスキップしてください。
これは、いわゆるGoogle Glass(グーグルグラス)のようなウェアラブルデバイスの話です。
大ざっぱに言えば、インターネットに繋がったとんでもなく賢い人工知能を搭載した眼鏡が、主人公の人生をサポートしていくストーリーです。
この作品の中で、眼鏡が主人公に対して、会社で着るスーツや、彼女をデートに連れ出すための自動車を提案し、指紋認証で決済まで済ませる、という場面があるんです。
これ、「世にも奇妙な物語」として放送されているんですが、その中でも極めて現実に近い物語ではないでしょうか?
ここは、完全にオチの部分になってしまうのですが、実はこの眼鏡にはスポンサーがいて、その眼鏡はスポンサー企業の商品を優先的に主人公に提案していたんです。
つまり、その眼鏡はかけた人の人生の充実させるとともに、消費を促進するビジネスモデルでもあったというわけです。
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自分の好みを知らせ、コンピュータに決めてもらう時代
実は冒頭で紹介した、自動でメニューを作成してくれる「me:new(ミーニュー)」は、メニューに基づく買物リストから簡単に注文でき、宅配までしてくれるサービスのリリースに向け、準備中なんだそうです。
ほら、『幸せを運ぶ眼鏡』に限りなく近い世界感を感じません?
他にも、近年では人工知能を使ったサービスが次々と開発されてきています。
例えばニュースアプリの「グノシー」も、実は人工知能を搭載していて、読者が興味を持つニュースを選んで配信してくれる機能を持っています。
転職サイトの「キャリアトレック」も、転職希望者の希望条件や興味・関心などをもとに、オススメの求人情報を提案してくれます。
つまり、自分の好みをコンピュータに知らせれば、膨大な情報の中から自分に合った情報やサービスを見つけてきてくれるわけです。
そして、実際に自分の好みに合ったかどうかをフィードバックしていくことで、コンピュータの提案の精度はどんどん上がっていくわけですね。
誰かに決めてもらったほうがラクという人間の特徴を考えれば、きっとこういうサービスは、今後もどんどん流行るんじゃないかなーと思います。
最初はあくまでコンピュータからの「提案」ですが、いずれはコンピュータが決めて、人間は確認するだけみたいな世界が訪れるのかも知れません。
住む場所も、結婚相手も、子供の名前も、コンピュータに決められるなんてことも・・・?