適応障害は「社会適応障害」ではない!社会不適応とは違います

こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!

皆さんは「適応障害」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?

私は「適応障害」経験者ですが、適応障害って、その名前が持つイメージと、実態にギャップがあると思うんですよね。

今回は、「適応障害」という病気の名前に感じる違和感について。

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02.当り外れが多すぎる心療内科の選び方
03.適応障害の人への接し方 
04.適応障害とうつ病の違い 
05.自律神経失調症、心身症、適応障害の違い 
06.適応障害チェックの4つのポイント 
07.適応障害からの退職、転職、復職
08.適応障害は社会不適応ではない! ⇦今ココ 
09.適応障害の治療方法は?治療期間は?
10.小林悠TBS元アナが適応障害を告白
11.適応障害で労災認定は可能か?

適応障害という名前の持つイメージ

「適応障害」という病名を聞くと、どんなイメージを持つでしょうか?

雅子様がなった病気だよね?くらいしかイメージが無いかも知れません。

合わせて読みたい 適応障害とは?その症状とは?〜適応障害闘病記1〜 : No.2宣言
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適応」というのは、社会や環境への適応という意味です。

障害」というのは、妨げになる、達成できないこと。

その意味を合わせれば・・・

なんとなく、社会に適応できなかった人、社会不適応者みたいな感じがしてきませんか?

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キーワードプランナーというツールで、Googleでどんな言葉がどれくらい検索されているかを調べる事が出来るのですが、「社会適応障害」とか「社会適応障害チェック」という言葉で、年間約16,000回も検索されているんです。

ちなみに「社会適応障害」なんていう病気は、存在しません!!

正しくは、「適応障害」です!!

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これはつまり、適応障害を、「社会適応」の障害だと誤解している人が多くいるという事ではないでしょうか?

でも、私のように適応障害になった経験のある人からすると、「社会不適応」と言われるのは、とんでもなく違和感がある話です。

適応障害は社会不適応ではない!

ここからは、適応障害が社会不適応ではない理由を、3つほど挙げてみます。

適応障害の実際

ここまで説明をしてきませんでしたが、適応障害というのは、

  • 強いストレスを受け続けることで、
  • 自律神経のバランスが乱れ、
  • それによって吐き気、頭痛などの身体症状や、
  • イライラ、うつ気分などの精神症状が出てくる。

というものです。

それから、適応障害には重要な点として、原因ストレスと関係のない場面では、症状はなく、普通に生活を送ることが出来る、という特徴があります。

確かに、強いストレスのある環境には適応できなかったかも知れませんが、「社会不適応」とはほど遠い、とは思いませんか?

適応障害については、こちらに詳しくまとめています。

合わせて読みたい 適応障害とは?その症状とは?〜適応障害闘病記1〜 : No.2宣言
このページでは、そもそも適応障害とは何か?どんなどんな症状なのか?についての基礎知識をまとめています。…

強いストレスを浴びれば、多くの人が適応障害になり得る

適応障害になりやすい性格というのは確かに存在します。

しかし、そういう人全員が適応障害になるわけではなく、たまたま運悪く、適応障害が発病するほど強いストレス環境に置かれてしまった、というだけのことなんです。

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逆を言えば、このストレス社会に、「運よく」適応障害をまぬがれている人はごまんといるわけで、適応障害を「社会不適応」と言うなら、この日本はとんでもない数の社会不適応者や、社会不適応者予備軍で溢れていることになってしまいます。

適応障害になりやすい性格

几帳面かつ真面目な性格。会社では仕事熱心で責任感が強く、与えられた仕事は苦しくても最後までやり抜く。また、周囲にも気を配り、人に仕事を押しつけるようなことは一切なく、仕事が丁寧で、常に模範的な社員と目されている。

実はこれ、適応障害になりやすい人の典型的な性格特徴を並べたものです。

こういう人が、適応障害になりやすいんです。

こういう人が「社会不適応」?そんなわけありませんよね。

適応障害になりやすい性格については、こちらに詳しくまとめています。

合わせて読みたい 適応障害になりやすい人の性格特徴〜適応障害闘病記3〜 : No.2宣言
適応障害には、うつ病にも共通する「なりやすい」人に共通する性格の特徴があります。
このページでは、適応障害やうつ病になりやすい人の性格特徴について…

診断名は「自律神経失調症」で良いんじゃないか?

適応障害は英語で、”Adjustment Disorder” と言います。

おそらくこれを直訳したのが、「適応障害」なんだと思います。

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この訳では、”Disorder” を「障害」と訳していますが、”Disorder” の意味を調べると次のようにあります。

disorder【名】

  1. 無秩序、混乱、騒動
  2. 乱雑
  3. 不規則
  4. 《医》疾患、不調、病気、障害
(引用:アルク

確かに、「障害」という意味もありますが、単に「不調」という意味もあります。

私の個人的な感覚としては、「不調」のほうが適応障害の実態に近いかなぁと思いますね。

「障害」って・・・ちょっと言葉が重いですよね・・・。

適応障害と自律神経失調症

適応障害よりも認知度が高い病気として、「自律神経失調症」があります。

失調」も、「不調」と似たような表現ですよね。

実は、適応障害と自律神経失調症って、定義がかぶっているんです。

私は医療関係者ではないので、この場で定義を論じるつもりはありませんが、誤解を恐れずに言えば、自律神経失調症のうち、自律神経のバランスが乱れた原因がストレスであるものが、適応障害ということになります。

このあたりの定義については、こちらに詳しくまとめています。

合わせて読みたい 自律神経失調症、心身症、適応障害とは?うつ病との違いや症状は? : No.2宣言
面白いことに(いや、困ったことに)、診察を受けた心療内科ごとに、診断名が違ったのです。
ある医師には、自律神経失調症と言われ、ある医師には…

実際私も、ある医師には、適応障害と診断されましたが、別の医師には、自律神経失調症と診断されました。

「適応障害」というネーミングは、

  • 「適応」という人間性や性格的な部分に注目した名前
  • 「障害」という比較的重い言葉が使われている

という特徴があるのに対して、「自律神経失調症」は、

  • 「自律神経」という体の機能に注目した名前
  • 「失調」という比較的軽い言葉が使われている

という特徴があります。

適応障害 自律神経失調症
注目している場所 「適応」つまり性格的な部分 「自律神経」つまり体の機能
病気の表現 「障害」つまり重い表現 「失調」つまり軽い表現

これは私自身の経験でもありますが、周囲の人に、

私、適応障害になったんですよ

とは言いづらいですが、

私、自律神経失調症になったんですよ

のほうがまだ言いやすいと思います。

患者目線で考えれば、私はいっそ、適応障害という診断名はもうやめて、自律神経失調症に統一してくれればいいのに、って思うんですよねー。

では、今日も頑張らずに楽しんでいきましょう~!

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