こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!
基本給は高いわけじゃないけど、残業が多いおかげで年収が高い人っていますよね。
これは実体験でもありますが、年収が高いと「自分は稼いでる」という気持ちになってしまうんです。例えそれが残業代でも。
今回は、残業が多くて「自分は稼いでる」という超危険な思い込みについて。
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目次
残業するほど年収は上がる
私は今でこそ働き方を見直していますが、以前はめちゃくちゃ残業の多い働き方をしていた時期があります。
ありがたいことに、残業代はきちんと支払われる会社でした。
とはいえ、月の残業が100時間をはるかに超え、残業代が基本給を超えた、なんていう事件も経験しましたねぇ(笑)
こうした働き方の場合、当然ながら残業をすればするほど、年収はどんどん上がっていきます。
当時はまだ20代前半から半ばでしたが、同年代の平均年収は普通に超えていたと思います。
そうすると、明らかに誤解なんですけど、だんだん自分がハイクラスの人間に思えてきてしまうんですよね。
頭では分かってます。仕事がデキるようになったわけでも何でもなく、ただ長時間働いているから収入があるだけだ、ということ。
例えばフルタイムの会社員でも、夜は別の仕事を掛け持ちしていたら、当然収入は増えるわけで、それと同じことなんですよね。
年収に合わせて生活水準を上げてしまう
頭では、実力に見合った年収ではないと分かっていても、社会人になり立てで、いきなり平均を上回る年収を手にしてしまうと、歯止めなんか効かなくなって、衣・食・住すべてにおいて、収入に合わせて生活水準を上げてしまうものじゃないでしょうか。
これは私個人の話ではなく、同じ会社で同じような働き方をしていた私の同期たちも一様にそうでしたし、きっと今そうなっている人は世の中に少なくないはずです。
また、年に1回、会社から源泉徴収票とか受け取ると、そこにガッツリ年収が書かれてますよね?
それを見てしまうと、
おー。自分稼いでるなー!!
とか思ってしまうんです(笑)
本当は稼ぐ実力がないのに、残業が多いだけで生活水準を上げてしまう。
でもこれははっきり言って、超危険な状態です。というかね、もう、罠ですよ。
転職するのが難しくなる?!
転職によって、年収を下げることを受け入れられるなら、問題ありません。
でも、年収アップ、またはステイ(維持)での転職は、結構難しくなると思います。
残業代で稼いで年収が高い人は、年収こそ高いですが、ビジネスパーソンとしての実力が伴っているわけではありません。
つまり、転職市場においては、決して価値の高い人材ではないんです。
だから、悲しいことに、現在の年収ほどの価値で採用してくれる企業は、現実的に考えてあまり無いはずです。
もちろん、同じように残業が多く、しかも残業代が全額支給される会社なら、あり得るとは思いますが…。
もし、なるべく年収を維持して転職したいなら、ビズリーチなどのハイクラス求人サイトもオススメです。
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働き方を見直せなくなる?!
もう一つの罠は、働き方の見直しが難しくなる、ということ。
20代前半で残業ばかりして稼いでいる頃は、働き方の見直しなんて考えることは無いと思います。
でも例えば、
- 結婚したり、子供が出来たりして、家族との時間をしっかり取りたいと思うようになった
- 自分自身が病気になって、長時間働くことが出来なくなった
- 家族が病気がちになったり、親の介護が必要になった
など、働き方を見直したいと思うタイミングは、多くの人にとって、遅かれ早かれ、いつか来るものだと思うんです。
でも、働き方を見直す(働く時間を減らす)ことは、少なくとも一時的には、収入減を意味します。
もちろんこれも、年収が下がることを受け入れられるなら問題ありません。
しかし、一度上げてしまった生活水準を下げるというのは、結構な覚悟と勇気のいることだと思います。
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残業代で稼ぐ若手会社員へのアドバイス
さて、ここからは勝手ながら、残業代で稼いでいる若手会社員へのアドバイスを書いてみたいと思います。
生活水準は残業が少ない状態に合わせよう
まずはぜひ一度、残業代の分を差っ引いて、残業なし、もしくは残業が少ないと仮定したときに、自分がどれくらい稼げるのかをシュミレーションしてみることをオススメします。
給与明細とその月の残業時間が分かれば、すぐに計算できるはずです。
そして、その計算で出てきた月収や年収が、今の実力に見合った収入だと自覚すべきでしょう。
生活水準は、実際の収入ではなく、シュミレーションした(実力に見合った)収入に合わせたレベルにしたほうが良いですね。
よく、プロ野球でドラフト1位で鳴り物入りして入団し、多額の契約金や年俸を手にする選手がいます。
長年に渡って活躍し続けることが出来ればいいですが、怪我などで活躍できず、若くして引退する選手も多いですよね。
そういった選手たちの中には、一度多額の報酬を得て、生活水準を思いっきり挙げてしまったために、再就職が困難になったり、それなりの収入があるのに生活苦に陥るケースも多いようです。
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金額にレベルの差こそありますが、本質は同じことだと思います。
残業代で稼いだ年収に、生活水準を合わせるべきではありません。
レベルに見合わないローンは組むな
住宅や自動車を買おうとしてローンを組むときは、くれぐれも注意が必要です。
銀行が融資額(いくらまで貸してくれるか)を判断する時に重視するのは、その人の額面上の年収や、会社の規模、業績などです。
その人の、基本給と残業代のバランスなどは、一切気にしてくれません。
源泉徴収票に書かれている、額面上の年収だけを見て、
〇〇さんくらいの収入があれば、うちは〇千万まで融資できますよ!
という感じです。
この基準でローンを組んでしまうと、それこそ月々のローンの返済に縛らせて、収入を下げることが難しくなります。
その結果、転職も、働き方の見直しが難しくなり、残業の多い働き方を続けるしか無くなってしまうかも知れません。
もはや社畜の完全体ですね(笑)
残業代で得た資金を投資に回そう
さて、ここまでは、残業が多くて年収が高いのは罠である、ということを書いてきました。
しかし、その一方で、例え残業代であったとしても、稼げていることは、非常にラッキーなことだとも思っています。
残業で稼いだ収入で、生活水準を上げてしまえば罠にハマりますが、生活水準を上げなければ、支出より収入のほうが多くなるので、大きな資金が生まれるからです。
これは残業が少ない人には出来ないことです。
私はせっかくなら、その資金を貯金ではなく、投資に回したほうがベターだと思います。
投資といえば、株やFX、不動産などが有名ですが、わたしがオススメするのは、クラウドクレジットに代表されるソーシャルレンディングです。
きちんと分散投資をすれば元本割れする可能性もそれほど高くなく、年利5%~10%の安定したリターンが見込めるからです。
関連記事:クラウドクレジットのセミナーに参加してきたのでレポートしてみる
もし将来、より自分がやりたい仕事に就くために転職しようと思ったとき、働き方を見直して家族との時間を作ろうと思ったときに、会社以外の収入(リターン)があれば、より自分の選択の幅が広がります。
会社からの給料が多少下がっても、投資によるリターンで補えるからです。
また野球の話になりますが、例えばメジャーリーガーは日本のプロ野球選手と違い、現役時代から引退後のセカンドキャリアを意識して、投資する人も珍しくないそうです。
いつまでも活躍でき、高い報酬を維持できる保証が無いことを、自覚しているからなんですね。
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これは残業代で高い年収を稼ぐ人にも、非常に参考になる考え方だなぁと思います。
今回は勝手にアドバイスを書いてましたが、残業代で高い年収を稼いでいる方はぜひ、生活水準を上げ過ぎず、将来のために投資にお金を回してみてはどうでしょうか?