適応障害で休職したら感じたサラリーマン(会社勤め)のメリット6つ

こんにちは。ユージーンです。
私は社会人になって7年目に体調を崩し、勤めていた会社を2ヶ月以上、休職しました。

診断名は「適応障害」。

責任感、プレッシャー、人間関係などのストレスによって体調を崩して休職してしまった人間です。

しばらく会社を離れることになった休職期間は、今まで何の疑いもなくサラリーマンでいた自分を客観的に見つめ直す、良い機会になったと思っています。
そこで今回は、そんな私が感じた会社に勤めるサラリーマンの「メリット」をあえて、まとめてみたいと思います。
「デメリット」もたくさん感じていますが、長くなりそうなのでデメリットはまた別の記事で書きたいと思います。
会社のお金を使う、というのは、もちろん着服とか横領という意味ではありません。
フリーランス(個人事業主)と比べた時の会社の特徴は、労働力と資本(要するに、人とお金)が集まっているという事です。
ある意味当たり前の話ですが、個人の力だけで成し遂げられることには限界がありますが、多く人と多くのお金があれば、多くのことが出来るようになります。
例えば、「新しい○○な化粧品を作って全国に広げたい!」とあなたが思っても、試作品の開発、テスト、改良、生産体制の構築、マーケティング、営業などすべてを個人や個人の資本で回す事はできませんよね?
ですが、会社のお金と人を使えば、それを成し遂げることもです。(もちろん、あなたの企画が会社の承認を得ることが前提ですけど。)
新しく商品やサービスを作るわけでなくても、会社でなければ運営できないような規模の大きなビジネスに携わることが出来ます。
今でこそ、「個人でもできること」の幅は広がってきています。
個人でメディアやWebサービスを立ち上げる事はそこまで難しいことでは無くなってきていますし、中澤優子さんのように、一人で電化製品メーカーを立ち上げるような人もいる時代ではあります。
それでもやはり、個人でとして出来ることと、会社だから出来ることとでは、今でも歴然の差があるんじゃないでしょうか?
会社とは単純化してしまえば、一人では出来ない仕事を、みんなの力を使うことで、出来るようにする仕組み。
規模の大きな仕事を作ったり、携わるためにサラリーマンとして会社に籍を置くというのは、今でも意味のある一つの選択肢じゃないかと私は思っています!

メリット②: スキルを身につけられる

メリット①で会社には人とお金が集まっていると言いましたが、集まっているのは、それだけではありません。
人とお金が集まり、ビジネスをしていることで、スキルやナレッジと言われるようなものが集積されていることも、会社の特徴です。
例えば、現在フリーランスとして活躍しているデザイナーやライターの方の中には、もともと広告会社や出版社などでスキルを身につけて独立された方が多くいます。
個人で努力してスキルアップしていくことも出来るとは思いますが、全くの素人が、他人からお金をもらえるレベルのスキルを身につけるのは相当大変なことだと思います。
会社に籍をおいて、実際に仕事に取り組む中でスキルを得たほうが、効率的ではないでしょうか?
さらに魅力的なのは、スキルアップのコストは全て会社が負担してくれるということ。
自分がスキルアップすることに対して、自分が払う金銭的コストはありません。
場合によっては、専門的なスキル習得のために、社内外で研修を受ける機会もあります。
研修費用は会社負担どころか、仕事としてスキルを体得するわけですから、給料をもらいながらスキルアップできるわけです!
話を分かりやすくするために、専門的なスキルという話をしてきましたが、必ずしもデザイナーなどの専門的なスキルばかりでなく、ビジネスマナー、タスク管理、セルフマネジメント、交渉術、資料作成、プレゼンテーション、組織マネジメントといったビジネスマンに役立つスキルを獲得することができます。
高校や大学など、社会に出るまでは、親にお金を出してもらって教育を受けてきた人がほとんどでしょうから、あまり実感する事は少ないかも知れませんが、教育を受ける、というのは本来お金がかかるものなのです。
それをお金をもらいながら教育を受けられる、成長できる、というのは実はとってもありがたい話だと思うのです。
ちなみに余談ですが、会社の立場からすれば、それだけコストをかけて教育した人間に独立されたり、転職されたりしてしまったら、たまったものじゃありません。
ベンチャー企業や外資企業などに多いようですが、人の出入りが激しく、平均在籍年数が3年以下のような会社では、やはり会社としてのスキルやナレッジの蓄積が非常に難しいようです。
そのため、あえて教育には力を入れず、既に他社で一定のスキルを身につけた人を積極的に獲得する、という人材戦略を取ります。
新卒採用を行う会社でも、研修などはたいして行わず、いきなり現場に出して経験を積ませる、というような会社も多いですね。歴史ある企業よりも新興企業に多い傾向だと思います。

メリット③: とりあえず収入の保障がある

これは、実際最も多くの人が重視しているメリットかも知れません。
現在サラリーマンの方には当たり前過ぎて、意識しないとは思うのですが、「基本給」というシステムがありますから、ある月のその人の仕事がほとんど会社に貢献しなかった、みたいな場合でも、給料をもらえることが出来ます。
最近は、成果重視で評価する方向に風向きは変わりつつありますが、それでも勤怠に問題なければ、基本給は保障されます。
しかし、例えばフリーランスのデザイナーが、その月に仕事を1本も受注出来なかったとしたら、その月の収入はゼロになってしまいますよね。
今の日本は、労働者の9割近くがサラリーマンという時代ですし、多くの学生が、学生時代にアルバイトを経験したりするわけですから、日本人のほとんどは、仕事をしたらお金をもらえるという事を、当たり前の感覚として持ってしまっていると思います。
ですが、それこそ会社の特徴であり、サラリーマンとして会社に勤めることのメリットだと思います。
もちろん、会社の業績が悪くリストラ、なんて事もありますから、永続的な保障にはなりませんが。
一方で、その基本給というシステムは「より会社に貢献している人」から「より会社に貢献していない人」にお金を分配する、という側面があります。
ですから、「より会社に貢献している人」の中にはそれをデメリットと感じ、独立したり、より待遇のよい会社へ転職したりするのです。
実際、私の周りを見ても、「仕事がデキる人から会社を辞めていく」という傾向が感じられますね。

メリット④: とりあえず仕事はある

これはメリット③に近いですが、サラリーマンは、とりあえず仕事があります。
フリーランスの場合は、仕事は自ら獲得しなければなりませんが、サラリーマンというのは組織の中で働く職業ですから、組織の中での役割として仕事は与えられます。

「いや、自分は営業として仕事を獲得しているんだ」という人もいるかも知れませんが、そんなあなたもサラリーマンである以上は、「仕事を獲得してくるという仕事を与えられている」という言い方が正しいと思います。
だって、それで仕事を1件も獲得できなくても、最低限の給料はもらえるわけですから。

私はアニメのクレヨンしんちゃんが好きなのですが、ひろし(しんちゃんのお父さん)が、文句を言いながら会社へ向かうシーンがたまに描かれます。

でも、本来仕事があるのは、とてもありがたいことです。

注:ひろし批判ではありません。ひろしには、父親像として尊敬できる部分がものすごくありますので、また別の記事でご紹介したいと思います。

メリット⑤: 有給休暇や様々な手当がある

これは私が休職したからこそ、より感じる事の出来たメリットかも知れません。
私は2ヶ月以上、会社を休職しましたが、最初の1か月間は、残っていた有給休暇の消化に当てたため、全て出勤していたのと同じ給料をもらうことが出来ました。
実際のところは、給料のうちの多くを残業代が占めていましたので、通常月よりはだいぶ収入減になってしまいましたが(笑)
また、会社によって事情は異なりますが、有給休暇だけでなく、会社に扶養者手当、住宅手当、社宅、住宅購入補助など、会社には多くの手当があります。
交通費支給だって、立派な手当です。
私は休職期間の交通費は、後から給料から差し引かれてしまい、交通費がもらえる事のありがたさを知りました(笑)
実際、交通費は定期券購入ですから、会社から交通費支給があれば、プライベートで外出する場合にも、ある程度は交通費がかからなかったんですよね。これ、意外と大きいと思います。
他にも、特に女性の場合は産前産後休暇(いわゆる産休)や育児休暇などがあります。
フリーランスの場合だと、こういった類のものが一切ないわけですから、これもまたサラリーマンとして会社に勤めるメリットとして考えて良いと思います。

メリット⑥: 社会的信用が得られる

これは、将来的にはメリットでは無くなってくるかも知れないと考えていますが、「会社に所属している」という事で、他者から得られる信用があります。
他者というのは、例えば銀行です。
私も経験がありますが、不動産購入などで銀行からお金を借りるとき、どれだけ信用度の高い会社に所属しているか、または会社に所属していない個人事業主なのかで、借りることの出来る金額は、大きく変わってくるようです。
私が当時勤めていた会社は、社会的知名度はそんなに高くなく、不動産会社の人が少しだけ不安そうな顔をしましたが、会社の規模や上場していることなどを伝えると、とても安心した顔になったことを記憶しています(笑)
自分の信用が、所属している会社で決まると思うと何だか悲しい気持ちにもなりますが、少なくともお金を借りるような場合には「安定して返済できるか」に焦点が置かれますので、ある意味仕方のないことなのでしょう。
実際は、日本航空やソニーのような大企業でも経営不振に陥り、リストラもされる時代ですから、将来的には「信用」の基準は少しずつ変わっていくのかな、とも期待を込めて思っていますが。

サラリーマンのメリットまとめ

会社というのは、簡単に言ってしまえば、人とお金を集めて、皆で大きなビジネスをするところです。

そこには大きなビジネスに携わったり、大きなビジネスを立ち上げたりするチャンスがありますし、経験や研修を通じて、高いスキルを獲得できる機会があります。

また、皆でビジネスをするので、誰かが仕事を休んだり、仕事で成果を挙げられなかったとしても、誰かが挙げた成果を分配することで、給料が得られるという仕組みがあるのです。

以上が休職経験のある私が考える、サラリーマン(会社勤め)の主なメリットです。

今回はあえてメリットについてまとめましたが、そのうちデメリットについてもまとめます。合わせて読んでもらえたら嬉しいです。

では、今日も頑張らずに、楽しんでいきましょう~!