こんにちは。ユージーンです。
ひょんな事から思い出したのですが、実は私、小学校の頃にビジネスを挑戦したことがありました。
当時は、先生や親に叱られた嫌な思い出だったのですが、ふと思いました。
もし自分の子供が同じことをしたら、同じように叱るだろうかと。
いや、むしろ褒めるんじゃないかと!
今回はそんな私の小学生時代の経験について書きたいと思います。
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目次
小学生でビジネスに挑戦した経験
私は小学生の頃、ビジネスに挑戦しました。
ビジネスといっても、資本は小学生のお小遣いですから、規模としてはとても小さいものです。
正確に言えば、当時は「ビジネス」なんて言葉も理解していなかったと思いますが、小学生にして「お金儲け」をしようと思ったのです!
これって、世の中的にもかなりユニークな経験ですよね、きっと。
100円ショップで買った消しゴムをクラスメートに転売
ではまず、具体的にどんなビジネスをしたかについて。
当時の私は月にいくら、というお小遣い制でした。(たぶん、500円くらい)
ある時、私はそのお小遣いでお菓子を買うのではなく、近所にあった100円均一ショップに行き、消しゴムを買いました。
100円ですが、確かカラフルでオシャレな消しゴムが5個入ったものでした。
たぶんこんな感じのやつだったと思います。
そのとき、小学生の私は考えたのです。
5個で100円ということは、1個当たり20円。でもこの消しゴムはオシャレだから、きっとクラスの皆が欲しがるに違いない!30円くらいでも欲しがるんじゃないか!そしたら1個売れれば10円の利益が出る!!
(ちなみに算数は得意なほうでした)
これって、立派な文房具の小売業ですよね。もしくは購買代行ビジネスとでも言いましょうか。
めでたく20円の利益を出した!
私は早速、100円で買った消しゴムを、バラにしてクラスで仲の良かった友だちに見せました。
そしたら思惑通り。そのうちの2人が欲しがって、30円で譲ってあげました。売買成立です。
こうして私の初めてのビジネスは、めでたく20円の利益を出したのです!
おめでとう!小学生の自分!(笑)
しかしビジネスはすぐに頓挫する
しかしビジネスが良かったのは、ここまででした。
売り買いしているのを先生に見られたのか、見ていたクラスメートが先生に告げ口したのかは覚えていませんが、私と消しゴムを買ったクラスメートは、先生に呼び出されて、こっぴどく叱られました。
確か「学校はそんなことをするところじゃない」とか「そのお金は親のお金だろう」とか、そういう理由で叱られたのだったと思います。
学校から親に連絡も入ったのだと思うのですが、私は親に対しても泣きながら謝ったことを覚えています。
こうして私の初めてのビジネスは、20円の利益と、消しゴム3個の在庫を残して、撤退に追い込まれたのです。
これで、私の小学生時代の話は終わりです。
もし子供がビジネスをやろうとしたら、叱るべきか、褒めるべきか
そんな私も、この記事を書いている時点で28歳になりました。
そんな今だから、当時のことについて考えてみることにしました。
小学生の私は本当にただ叱られるべきだったのでしょうか。
先ほども書きましたが、私の記憶の限り、叱られた理由は次の2点でした。
理由1: 学校はそのようなことをする場ではない
これはその通りかも知れません。
売買をしたのが例え休み時間であったとはいえ、本来教育の場である学校内で、ものの売買をするのは良くないでしょう。
もしかしたら校則に書いてあったのかも。そしたら校則違反ですね。
理由2: 売り買いをしたそのお金は、親のお金
これはどうでしょう・・・。
当時の自分は納得していたような気もするのですが、今考えるといまいち腹落ちしません。
お小遣いというのは、親のお金なんでしょうか。月の頭に、親が子供に与えたものなのなら、子供のお金と考えてもいいのではないでしょうか。
たぶんこれは人によって意見が分かれそうですね。
お金儲けがいけないこと?
それとも、例え自分のお金であったとしても、先生は「お金儲けが良くない」という話をしたかったのでしょうか。
日本人にはどうも「金儲けは汚い」みたいな風潮があると思います。
もちろん本当はそんなことはなくて、「お金儲け」があるから経済が発展し、皆が豊かになっていくのですから、汚いなんて事はない普通のこと、むしろ賞賛されるべきことです。
今となっては、当時の先生の真意を知るすべはありませんが、もしかすると先生はそういった考えをお持ちだったのかも知れません。
褒める要素は無かったのか?
少なくとも、この時の一件で、私は一歩的に叱られたことにより、心に刻みつけられました。自分がやった金儲けという行為は、ダメなことなんだ、と。
でも。
本当にそうでしょうか。彼(当時の私)の行動に、褒める要素は無かったでしょうか。
もし将来、自分の子供が同じようなことをしたら、私は子供を褒めてやりたいと思います。
だって、誰も教えていないのに、自分でお金を儲ける方法を思いついたんですよ!?
しかもそれを実行して、実際に利益を出したんですよ!?
凄くないですか!!??笑
彼には将来有望な、起業家や投資家としての素質があったかも知れません。
タラレバ論をしても仕方ありませんが、もし当時の彼を誉めてあげていたとしたら、その才能を伸ばしてあげることが出来たかも知れません。
そしたら、今とはまるで違う人生を歩んでいたかも知れません。
ちなみにそんな彼は、その後、敷かれたレールの通りに?立派な?サラリーマンの道を歩き始めましたとさ。
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まとめ
別に当時の先生や親の事を恨む気持ちはこれっぽっちもありません!
確かまだ社会人になって2年目くらいの若手の先生でしたから、当時はたぶん24歳くらいでしょう。
やっと自分の力でお金を稼ぎ始めたような頃ですから、小学生でビジネスを始めた私に、どう対処していいか、きっと自信も無かったことでしょう。
それくらい難しいトラブルだったと思います。
子供にはお金のことをきちんと教えるべき
今の私が当時の先生と同じ立場なら、クラスメートとトラブルになってはいけないので、その消しゴム転売ビジネス自体は辞めさせると思いますが、そのうえで、彼の才能に気づき、誉めてあげるでしょう。
また、「お金を稼ぐ」というのはどういうことか、教えるいい機会にもなりそうです。
お金について子供に正しく教えることは、子供の将来に非常に大きな影響を与える重要な課題だと思います。
以上、小学校の思い出でした。
では、今日も頑張らずに、楽しんでいきましょう。