【部屋探しのコツ】理想の賃貸物件に出会うならインターネットで探すな!

こんにちは。ユージーンです。

今回は私が以前、引越しのため部屋探しをしたときの経験と知見をお話します。

今は、ネットで不動産物件を探すのは非常に便利になりました。

SUUMO(スーモ)」、「HOME’S(ホームズ)」、「at home(アットホーム)」、「CHINTAI(チンタイ)」、「いい部屋ネット」など、テレビでCMを見かける情報サイトだけでも数多くあります。

でも私の経験と知見から言うと、インターネットの不動産情報サイトから、自分の理想の物件に出会える可能性は、ほぼゼロだと思います。

今回は、私が実際に経験したこと、知り合いの不動産屋さんから聞いた話を元にまとめたいと思います。

「不動産情報サイト」は実は「不動産屋の広告サイト」?

私が「インターネットで理想の物件に出会えない」と考えている理由は、いくつか落とし穴があるからです。

インターネット上に蔓延する「おとり物件」

まず最初に、私の経験談をお話します。

私が以前、実家を出て一人暮らしを始めるために部屋探しを始めたとき、まずはネットで物件を探していました。

不動産情報サイトは非常に便利です。エリア、沿線、家賃、間取り、築年数、駅徒歩、駐車場有無など、色々な条件で物件の絞込みが出来ますからね。

希望の条件に絞りこんで物件を見ていたある日、「あ、ここ条件に合ってるし良さそう」という物件に出会い、私は早速、不動産屋に電話をかけました。

私: ○○の物件ってまだ空いてますか?空いてたらぜひ内覧したいんですけど。
不動産屋(以下、「不」): 空いてますよ!でも人気物件なんで、早めに店舗にいらしてください!

私: そうなんですね。分かりました。では明日空いてるので伺います。


不: ぜひ、お待ちしてます!

こんなやりとりでした。そして翌日、私は約束通り、朝一で店舗に行きました。ですが… 

不: いや~、○○さん(私)、ごめんなさい。昨日話していた物件なんすけど、昨日のうちに決まっちゃったみたいで。

私: あー、そーなんですか。残念です。

不: あ、その物件よりもっと駅近でオススメの物件があるんですよ。例えばここなんですけど・・・

そこから自分の希望を伝えたり、いくつか物件を紹介されましたが、あまりピンと来るものがなく、店を出て帰宅しました。

私は不動産屋の言っていた「昨日決まっちゃった」という言い方が、なんかウソっぽかったので、ネットで見つけたその物件を継続してモニタリングしてみました。

すると、3日経っても、1週間経っても、掲載が消えないじゃないですか!

ますます怪しく思った私は、以前とは違う人間を装って、電話をかけてみました。

私: ネットで見たんですけど、○○の物件ってまだ空いてますか?
不: 空いてますよ!でも人気物件なんで、早めに店舗にいらしてください!


私: ・・・。

あとから仲良くなった別の不動産屋の方から聞いたのですが、それはいわゆる「おとり物件」である可能性が非常に高いそうです。

つまり、本当は空き物件ではないのに、ネットで興味を惹きつけて、店舗に来店させて別の物件を紹介するってわけです。うーん、せこいですね。

ちなみに「おとり物件」は本来、法的にはアウトで、過去にエイブルが排除命令を受けたこともあるそうです。

でも実際のところ、まだまだそのような物件は存在しているんだそうです。

「おとり物件」の見破り方を別の記事にまとめました!こちらもどうぞ。

インターネットから店舗へ誘導する広告戦略

いったいなぜ、そんなことをするのか。

ここで、ある調査結果をご紹介します。リクルートが実施した部屋探しの実態調査です。

部屋探しの情報源は、圧倒的にPCサイト

この調査によると、部屋探しに利用した情報源として最も多いのは、圧倒的に「PCサイト(57%)」であることが分かります。

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(調査結果公表データより作成)

一方で、ほとんどの人が不動産屋へ足を運んでいる

しかしその一方で、訪問した不動産会社店舗数を見ると、0店舗(訪問なし)はわずか8%しかおらず、残りの92%は必ず不動産会社を訪問している、という事を示しています。

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(調査結果公表データより作成)

不動産情報サイト(インターネット)は広告に過ぎない?

この2つの調査結果から、不動産情報サイト(インターネット)は情報源としては使われているものの、実際には、不動産屋の店舗に訪問して物件を決めている人が多い、ということが分かります。

つまり、不動産屋の立場からすれば、インターネットは店舗に来店させるためのきっかけであり、広告だということです。

インターネット上に掲載されてる物件が、店舗に来店させるための広告だとすると、どんな事になりますでしょうか?

閲覧者が興味を持って、連絡してきてくれるような好条件の物件を積極的に載せたくなりますよね?

これは必然だと思います。

その結果の一つとして、悪質ではありますが、先に挙げたような「おとり物件」が蔓延するということも起きるのです。

インターネット上の物件情報は、実は古い!?

「インターネット」と聞くと、無意識に情報のスピードが早い、と思ってしまいがちですが、私が部屋探しの際に親しくなった不動産屋の方に話を聞くと、不動産業界についてはむしろ逆、インターネットの情報は古いのだそうです。

不動産業界は未だにFAXが主流

不動産業界は、いまだにFAXでの情報共有手段が主流なんだそうです。

確かに、言われてみれば、不動産屋の店頭に貼ってあったり、実際にもらう物件情報はFAXで送られてきたものっぽい感じがしませんか!?

こんなやつです↓

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白黒でFAXで印字が少し潰れたようなものが多い気が・・・

SUUMOなどの不動産情報サイトに、物件掲載の登録をするのは不動産屋ですが、それは日常的に交換しているFAXの情報を書き起こしているのだそうです。

そのため、インターネット上の情報は、最新ではないことも多くなく、新着物件だがまだ掲載されていなかったり、すでに借主が決まったのに、掲載が削除されない、といったことも多々あるのだそうですよ。

不動産屋間での情報共有やサイト側の承認の問題も

私自身も、仲良くなった不動産屋から聞いて初めて知ったのですが、物件情報は不動産屋同士で自由に共有されています。

つまり、他社が扱っている物件でも、仲介業者として取り扱うことが出来るのだそうです。

そのため、実は他社で借主が決まった案件であっても、不動産屋間での情報の共有が遅れてしまうこともあるのだとか。

また、不動産情報サイト側でも、登録された情報を掲載して問題ないか承認するプロセスを挟むこともあるため、インターネット上の情報は、現在のところ、最新にはなり得ないようです。

まとめ:物件を探すより相場を確かめるためにネットを

ここまで書いてきたように、インターネットの情報は、広告要素が強い上、情報としての新しさにも欠ける側面があります。

そのため、インターネットで物件を見つけて、その物件を求めて不動産屋に行くのはあまり意味がないことが分かるかと思います。

その代わり、不動産情報サイトの良いところは、自分で見ることのできる物件数が多いことです。

もちろん中には「おとり物件」も含まれるわけですが、エリアや希望条件によるだいたいの相場を確かめることは出来ると思います。

不動産情報サイトで、自分が希望する物件の相場を確かめて、実際に不動産屋に足を運ぶのが良いのではないでしょうか。

今回はここまで。

私が希望条件に合う物件に出会うために実践した方法をこちらにまとめていますので、よろしければご覧下さい。

では、今日も頑張らずに、楽しんでいきましょう!