適応障害の診断と心療内科〜適応障害闘病記2〜

こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!

私は以前、適応障害になり、会社を3ヶ月近く休職していました。

適応障害でかかるべき適切な病院は、心療内科です。

しかし、その症状から最初は内科などの別の病院を受診し、異常なしと診断されてしまう人が多いのです。

今回は、適応障害という診断の特徴と、心療内科と他の診療科目の違いについて

<適応障害闘病記 目次>
適応障害の記事まとめ
【1】適応障害とは?その症状とは? 
【2】適応障害の診断と心療内科  ⇦ 今ココ 
【3】適応障害になりやすい人の性格特徴
【4】適応障害は休職すべき疾患か?
【5】適応障害で休職中の過ごし方と苦しさ  
【6】適応障害と抗うつ薬や睡眠薬との付き合い方 
【7】適応障害からの復職のタイミングとリハビリ

<関連記事>
01.適応障害は甘えではありません!!
02.当り外れが多すぎる心療内科の選び方
03.適応障害の人への接し方 
04.適応障害とうつ病の違い 
05.自律神経失調症、心身症、適応障害の違い 
06.適応障害チェックの4つのポイント 
07.適応障害からの退職、転職、復職
08.適応障害は「社会不適応」ではない!
09.適応障害の治療方法は?治療期間は?
10.小林悠TBS元アナが適応障害を告白
11.適応障害で労災認定は可能か?

適応障害の診断の難しさ

まずは、「適応障害」の診断についてです。

多くの人内科を受診。しかし「異常なし」

適応障害とは?その症状とは?でも書きましたが、適応障害で生じる症状は、吐き気、倦怠感、頭痛、食欲不振、腹痛(下痢)、動悸、痙攣(けいれん)などがあります。

合わせて読みたい 適応障害とは?その症状とは?〜適応障害闘病記1〜 : No.2宣言
そもそも適応障害とは何か?どんなどんな症状なのか?についての基礎知識をまとめています。…

そういった症状が出たら、まず何かの病気を疑って、内科を行くのが普通だと思います。

しかし、適応障害の場合、発熱も無ければ、血液検査やその他の精密検査をしても、何も異常が出ることはありません

内科を受診するも異常なし

診断結果は「異常なし」なのです。

なぜそのようなことが起こるのでしょうか?

内科と心療内科の違い

心療内科は、名前に「内科」とついている通り、内科の中の一つの領域と言えます。

では、その違いは何でしょうか?

もちろん、病気のカバー範囲が違うと言えば分かりやすいと思いますが、私が一番感じているもっと根本的な違いがあります。

それは、病気の診断基準が、「物的証拠」なのか「状況証拠」なのか、ということです。

内科と心療内科の違い

通常の内科の場合は、症状の原因として、物理的に確認可能なものを疑います。

具体的に言えば、特定のウイルスがいないか、どこかが炎症を起こしていないか、血圧や白血球の数値が高くないか、などです。

そのため、診察や検査によって、病気が特定できる情報が見つからなければ、「異常なし」もしくは「原因不明」という結論になってしまうのです。

それに対して、心療内科の場合は、症状の原因として、主にストレスなど心的なものを疑います

診療内科では、血液検査はおろか、触診すらする事はほとんどありません。

実際に行うのは患者への問診が主で、補助的に行動記録などを使う事がある程度です。

症状の内容、起きるタイミング、患者の生活環境の変化、ストレスへの対処の仕方、患者の性格などから、病気の判断を行うのです。

内科では、物理的に確認可能な、いわば「物的証拠」で診断を行うのに対して、心療内科の診断は「状況証拠」なのです。

また、診療内科を標榜している医師の中でも、心療内科の領域について専門的に学んだことのない人も多くなく、心療内科領域の病気に詳しくないという事もあるらしいです。

こうした背景あり、一般的な内科では「適応障害」を始めとする精神疾患を診断するのが難しく、精神疾患の専門である「心療内科」の受診が必要となります。

心療内科について

適応障害になると、かかるべき病院の診療科目としては心療内科が適切となります。

専門的な定義は他に譲るとして、ざっくり言ってしまえば、心療内科は主にストレスからくる身体症状を扱う診療科目です。

対象となる病気(診断名)としては、主として次のようなものがあります。(Wikipedia「心身医学」を基に編集)

  • 適応障害
  • 自律神経失調症
  • 心身症、心気症
  • うつ状態(≠うつ病)
  • 仮面うつ病
  • 摂食障害
  • パニック障害
  • 社会不安障害
  • 睡眠障害

心療内科はハードルが高い?

心療内科はきっと、多くの人にとっては馴染みのない診療科目ではないかと思います。

でも、実は意外と身近な診療科目だとも言えます。

その理由は、現在の日本では心の不調や精神疾患にかかる人がとても多いからです。

「心の健康問題と対策基盤の実態に関する研究」(川上憲人・2003)によれば、うつ病の診断基準を満たさないまでも、日常に支障をきたす気分の落ち込みなどの不調を示す人の割合は、一般人口の約15%もいるのだとか。

この研究は2003年と言われていますし、うつ病患者はこの15年で約3.5倍に増えているとも言われていますから、実際には、もっと増えているかも知れません。

心療内科のハードルは高くない

心療内科はハードルが高いと思われるかも知れませんが、ぜひ「歯が痛いから歯医者に行く」くらい、気軽に考えてほしいな、と個人的には思っています。

心療内科にはアタリハズレが多い?

残念ながら、心療内科は、いわゆる「アタリハズレ」が多い診療科目だと言われています。

私自身、病院を転々とし、3つ目の病院で、ようやく信頼できる医師に出会うことが出来ました。

ざっくり言うと、最初の2つの病院では、私の症状(吐き気とか頭痛とか)を聞くだけ聞いて、すぐに薬を処方され、それで診察は終了でした。

2つ目の病院にいたっては、私が待合室で書いた問診票を読み上げたたけで、私の話を直接聞くことなく、薬の説明をされました。

正直、お前がいる意味って何だー!!?? って思いましたよ(笑)

どちらの先生も表に出てきている身体症状にしか目が向いておらず、それを薬で和らげる、ということしか考えていないようでした。

適応障害の場合、原因はストレスなので、そこに目を向けなければ、本来治療にならないのですが。

どちらの病院も、診察時間は10分~15分程度でしたね。

3番目の信頼できる病院では、

  • 症状だけでなく、その原因となっているストレスが何であるか
  • ストレスに直面したとき、どんな感情を抱いているのか
  • 私が自覚していること以外に、ストレスとなっているものが無いか

など詳しく掘り下げてられ、初診の診療時間は50分程度にもなりました。

薬についても、治療の方針を説明してくれた上で、こういう理由で薬の力を助けるために使いたい、と丁寧に説明をしてくれたので、安心して服用することが出来ました。

心療内科にアタリハズレが多い理由と、心療内科の選び方については、別の記事に詳しくまとめていますので、ぜひこちらをご覧ください。

合わせて読みたい 【心療内科の選び方】経験者が教えるハズレ医師で消耗しない方法 : No.2宣言
まともな医師になかなか巡り合えることが出来ず、心療内科を転々とし、失望したことさえあったのです。
今回は、そんな私の経験を…

さて、次回は「適応障害になりやすい人の特徴」です。

合わせて読みたい 適応障害になりやすい人の性格特徴〜適応障害闘病記3〜 : No.2宣言
適応障害には、うつ病にも共通する「なりやすい」人に共通する性格の特徴があります。…

<適応障害闘病記 目次>
適応障害の記事まとめ
【1】適応障害とは?その症状とは? 
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08.適応障害は「社会不適応」ではない!
09.適応障害の治療方法は?治療期間は?
10.小林悠TBS元アナが適応障害を告白
11.適応障害で労災認定は可能か?

では、今日も頑張らずに楽しんでいきましょう~!

専門的な本としては、こちらが読みやすくオススメです。

適応障害で休職したらぜひ読んで欲しい本です。

こちらは主に「復職後」の働き方について。適応障害の方も参考になります。