適応障害と抗うつ薬や睡眠薬との付き合い方〜適応障害闘病記6〜

こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!

私は以前、適応障害になり、会社を3ヶ月近く休職していました。

このページでは、適応障害になったときに、薬(抗うつ薬や睡眠薬)とどのように付き合うかについて、まとめています。

<適応障害闘病記 目次>
適応障害の記事まとめ
【1】適応障害とは?その症状とは? 
【2】適応障害の診断と心療内科
【3】適応障害になりやすい人の性格特徴
【4】適応障害は休職すべき疾患か?
【5】適応障害で休職中の過ごし方と苦しさ
【6】適応障害と抗うつ薬や睡眠薬との付き合い方  ⇦ 今ココ 
【7】適応障害からの復職のタイミングとリハビリ

<関連記事>
01.適応障害は甘えではありません!!
02.当り外れが多すぎる心療内科の選び方
03.適応障害の人への接し方 
04.適応障害とうつ病の違い 
05.自律神経失調症、心身症、適応障害の違い 
06.適応障害チェックの4つのポイント 
07.適応障害からの退職、転職、復職
08.適応障害は「社会不適応」ではない!
09.適応障害の治療方法は?治療期間は?
10.小林悠TBS元アナが適応障害を告白
11.適応障害で労災認定は可能か?

最初にお詫びですが、このサイトは適応障害になり、抗うつ薬や睡眠薬を処方された経験のある私が、患者目線で書いておりますが、私自身は医師でも無ければ薬剤師でもありません。処方される薬についての詳しいことは、直接医師や薬剤師に相談するようにしてください。

適応障害で処方される薬の種類

適応障害で処方される薬には、大きく分けて抗うつ薬と睡眠薬の2種類があります。

私もどちらも服用した経験があります。まずはそれぞれの効果や特徴を、簡単にだけ。

抗うつ薬の効果と特徴

一般的には、うつ病も用いられることで知られている抗うつ薬ですが、適応障害の場合にも、症状に応じて抗うつ薬が処方されることがあります。

抗うつ薬と聞くと、飲むことに抵抗がある人も多いと思いますが、正しく使用すれば決して危険なものではなく、治療の過程で有効なものです。

抗うつ薬は、薬の成分で無理やり元気を出させるような、そんな麻薬のような薬ではありません。

適応障害やうつ病で生じる「気持ちの落ち込み」は、脳内の環境がバランスを崩してしまっている状態が原因なのだそうです。

抗うつ薬は脳内の環境を整える

抗うつ薬は、脳内の環境を正常に整えることで、脳を通常の状態に戻していく(結果、元気になる)効果があるのです。

もし、適応障害を便秘に例えるなら、抗うつ薬とは、浣腸のように無理やり便秘を解消させるアプローチの薬ではなく、バランスを崩してしまった腸の働きを正常な状態に戻すことで便秘を解消する、というアプローチの薬なんです。

例えが汚かったらすみません(笑)

睡眠薬の効果と特徴

適応障害になると、それが原因となって不眠症状が出ることがあります。

私はそれまで、「夜寝れない」なんてことは年に1度あるかどうかくらいの、寝ることには事欠かない体質でしたが、適応障害になってからは、ベッドに入ってもなかなか寝付けないような日が多くありました。

適応障害では不眠症状を併発することも

そういった場合、適応障害でも睡眠薬を処方される場合があります

睡眠薬には、色々な種類がありますが、一般的に広く使われているベンゾジアゼピン系の睡眠薬の場合、脳の不安や緊張を和らげ、興奮を鎮めることによって、眠くなる効果が得られるようです。

適応障害で薬を飲む目的と付き合い方

抗うつ薬や睡眠薬は、やはり飲むことに抵抗がある人も多いと思います。

実際、心療内科医の中には、治療の選択肢が薬しかないかとように、すぐに薬を出す医師もいます。

合わせて読みたい 【心療内科の選び方】経験者が教えるハズレ医師で消耗しない方法 : No.2宣言
意外と多いようです。出された薬飲んどけばいいんだよ、みたいな医師。
私の主治医の先生は特に、「薬を使う意図」を…

適応障害の治療を薬だけに頼るのは問題外ですが、治療のサポートとして薬を使用することはとても意味がある、と私自身の経験から感じています。

適応障害の治療で最も重要なのは「リフレッシュ」

適応障害で休職中の過ごし方と苦しさ」で詳しく書きましたが、適応障害の治療で最も大事なことは、リフレッシュすることです。

ストレスの原因となっている環境(仕事など)から離れ、自分が好きなこと、快適なことを積極的に行い、心をリフレッシュするのです。

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外に出て散歩をする、公園に出かける、買い物に出かける、自分の大好きな趣味に没頭するなど、気持ちをリフレッシュさせることが大事…

能動的に活動するために、抗うつ薬を用いる

適応障害の治療で最も大事なことはリフレッシュではありますが、リフレッシュするための行動を取ることにも、エネルギーが必要です。

全く無気力だったり、うつ気分が強いときには、旅行に行くことはおろか、映画や食事に出かけることさえも難しくなります。

私の場合、特に休職した直後は、行動する気力が全くわかず、一日外に出ることもなく、ベッドかソファの上でダラダラ過ごしてしまうような状態でした。

無気力・うつ状態のイメージ

そんな時に有効だったのが、抗うつ薬です。

先ほども書いたように、抗うつ薬は脳の調子を正常な状態に整える効果のある薬です。

私の感覚としては、抗うつ薬を飲むこと自体は治療ではありません。

というよりも、抗うつ薬を飲むことで、本来の治療であるリフレッシュするための行動を積極的に取れるようにする、という感覚。

主治医から言われたことでもありますが、あくまで抗うつ薬は、治療のサポートの位置づけです。

生活リズムを整えるために、睡眠薬を用いる

また、適応障害で不眠の症状があると、どうしても生活リズムが乱れます。

私も休職して最初のうちは、夜寝れずに、朝方から昼頃まで眠り、夕方までぼーっと過ごし、体調が良ければ夕方から少しだけ外出する、みたいな日が続きました。

適応障害では、リフレッシュすることとともに、生活リズムを整えることも重要です。

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乱れた生活リズムや食生活も、適応障害の症状を進行させる原因になるのです。…

そんな時に有効だったのが、睡眠薬でした。

私の場合は、不眠症状があり、夜にしっかり寝れないことで、生活リズムが崩れ、それがまた気分の落ち込みの原因になるという悪循環がありました。

崩れた生活リズムを整える

そこで、睡眠薬を用い、睡眠の時間をきっちり確保することで悪循環を断ち切り、生活リズムを取り戻していくことが出来ました。

もちろん、抗うつ薬と同様に、睡眠薬も直接的な治療ではなく、あくまで治療のサポートという感覚です。

ちなみに、全くの余談ですが、ホリエモンこと堀江貴文さんは、毎日6時間寝ることを徹底しており、そのために睡眠薬(睡眠導入剤)を使うことに抵抗は無いのだそうです。

薬について医師に確認すべき4つのこと

さて、実際に医師から薬を処方されるにあたっては、ぜひ先生に確認をして欲しいことがあります。

いずれも本来は、医師に説明する義務があるような気もしますが、私自身が、きちんと説明してくれない医師に出会ったこともありますので。

①必ず飲むべき薬かどうか

抗うつ薬の中には、飲み続けて数週間くらいしてから効果が出始めるようなタイプのものもあります。

その場合は、きっちり決められたタイミングで飲みつづけなければなりません。

しかしその一方で、飲めばすぐに効果が出るものもあり、その場合は必ずしも飲み続ける必要はなく、「調子が悪いな」と思った時だけ飲めば良いようなタイプもあります。

必ず飲むべき薬か

処方された薬がどのようなタイプの薬か、必ず確認することをオススメします。

②副作用の有無

抗うつ薬や睡眠薬の中には、安全なものであっても、一定の副作用をもたらすものがあります。

抗うつ薬の代表的な副作用は、口の渇き、便秘、下痢、吐き気、ふらつき、頭がぼーっとする、性機能障害など、個人によっても差があります。

薬による副作用はあるか?

いずれにしても、事前に「副作用がある」と分かっていれば、実際に症状が出たときにも余計な心配をせずに済むのです。

必ず確認しておくようにしましょう。

③副作用が出たときは中止して良いか

副作用に関連してもう一つ確認すべきこと。

それは、もし強い副作用が出た場合に、薬の服用を中止してもいいかどうか、ということです。

副作用が出たら薬は中止すべき?

多少の副作用が出たとしても、薬の本来の効果を考えれば、飲み続けたほうがいいかも知れません。

副作用の症状が出たときに、薬を中止するか継続するかについて、主治医の先生に事前に伺っておくことをオススメします。

また、副作用が出てしまって、自分で判断に迷うような場合には、病院に電話して、どうすべきか直接先生に指示を仰ぎましょう。

④なぜその薬なのか

これはきちんと説明してくれない医師が多いかも知れません。

また、患者の立場で聞きづらいと感じるかも知れませんが、私は、薬を飲む目的を知っておくことは重要だと思います。

抗うつ薬にしても、睡眠薬にしても、強いものから弱いもの、または効果の特徴や副作用の有無まで、様々なタイプがあります。

大事なことは、主治医がなぜ、その薬を選択したのか、ということです。

なぜその薬なのか?

どのような薬を選択したかは、すなわちどのような治療方針なのかという事と大きく関係してきます。

治療方針を医師から共有を受けて自分も理解しておくことで、思い通りの成果が出ているのかどうか、自分でも感じることが出来ますから、ぜひ確認しておくことをお勧めします。

ちなみに、私の場合は、抗うつ薬は3種類、睡眠薬は2種類を経験しましたが、治療の経過とともに、意図をもって薬を変えていきました。

私の主治医はその都度、意図を説明してくれました。

まとめ:適応障害での薬との付き合い方

適応障害で処方される抗うつ薬や睡眠薬は、他の胃腸薬や抗生剤などと比べると、飲むことに抵抗があるかも知れません。

しかし、正しく処方すれば決して危険なものではありませんし、抗うつ薬や睡眠薬はむしろ、適応障害の治療をサポートする役割として、強い味方になってくれる存在です。

医師とも相談しながら、ぜひ薬との付き合い方について、検討してみて下さい。

さて、次のページでは、適応障害からの復帰に向けた訓練について、私の経験をまとめていきます。

合わせて読みたい 適応障害からの復職のタイミングとリハビリ〜適応障害闘病記7〜 : No.2宣言
適応障害の場合は、再発の可能性が比較的高いのが、難しい問題です…

<適応障害闘病記 目次>
適応障害の記事まとめ
【1】適応障害とは?その症状とは? 
【2】適応障害の診断と心療内科
【3】適応障害になりやすい人の性格特徴
【4】適応障害は休職すべき疾患か?
【5】適応障害で休職中の過ごし方と苦しさ
【6】適応障害と抗うつ薬や睡眠薬との付き合い方  ⇦ 今ココ 
【7】適応障害からの復職のタイミングとリハビリ

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09.適応障害の治療方法は?治療期間は?
10.小林悠TBS元アナが適応障害を告白
11.適応障害で労災認定は可能か?

専門的な本としては、こちらが読みやすくオススメです。

適応障害で休職したらぜひ読んで欲しい本です。

こちらは主に「復職後」の働き方について。適応障害の方も参考になります。

では、今日も頑張らずに楽しんでいきましょう~!