適応障害からの復職のタイミングとリハビリ〜適応障害闘病記7〜

こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!

私は以前、適応障害になり、会社を3ヶ月近く休職していました。

このページでは、適応障害からの復職に向けたリハビリ(復帰訓練)や、復職のタイミングについて、まとめています。

<適応障害闘病記 目次>
適応障害の記事まとめ
【1】適応障害とは?その症状とは? 
【2】適応障害の診断と心療内科
【3】適応障害になりやすい人の性格特徴
【4】適応障害は休職すべき疾患か?
【5】適応障害で休職中の過ごし方と苦しさ
【6】適応障害と抗うつ薬や睡眠薬との付き合い方
【7】適応障害からの復職のタイミングとリハビリ  ⇦ 今ココ 

<関連記事>
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02.当り外れが多すぎる心療内科の選び方
03.適応障害の人への接し方 
04.適応障害とうつ病の違い 
05.自律神経失調症、心身症、適応障害の違い 
06.適応障害チェックの4つのポイント 
07.適応障害からの退職、転職、復職
08.適応障害は「社会不適応」ではない!
09.適応障害の治療方法は?治療期間は?
10.小林悠TBS元アナが適応障害を告白
11.適応障害で労災認定は可能か?

復職に向けたリハビリ(復帰訓練)

私は、適応障害で3ヶ月近く休職していましたが、休職期の終盤には、復職(職場復帰)に向けた訓練、いわゆるリハビリを行いました

まずは、私が心療内科の主治医の指導を受けて、実際に行ったリハビリをご紹介したいと思います。

調べてみたところ、この方法は適応障害からの復職前のリハビリとしては、かなり一般的なもののようです。

復職後の出社を想定して、出かけてみる

適応障害での休職中、それも特に初期の頃は、基本的に家にいることが多くなり、どうしても毎日が土曜日、日曜日のような生活スタイルになってしまっているはずです。

しかし、復職すれば再び、週に5日間、朝から会社に通う生活に戻らなければなりません。

そこで、復職後の生活リズムに戻す訓練として、休職前と同じように平日の行動を送れるか、という課題を与えられました。

まず一番最初の課題は、会社に行く時間に起きて、会社に行く格好に着替えて、会社に行く時間に家を出る、というだけです。

スーツに着替えて外出

そのまま近所のカフェや図書館に行くでもOKですし、午前中だけ勉強や読書をして、家に帰ってきてもOKです。

これが問題なくクリアできたら、今度は朝、同じように準備をし、電車に乗って出かけます

始めは最寄りのターミナル駅でもOKですが、最終的には、会社の最寄駅まで電車で行ってみます。

復職後に本当に会社へ向かう時間の電車ですから、都心であれば満員電車だったり、かなり混雑しているかも知れませんが、それを含めて問題なく移動できるか、ということがポイントです。

混雑した電車に乗って出かける

出かけることが困難ではなくなれば、今度は外出している時間も徐々に長くして、夕方まで家に帰らないようにしていきます。

時間の過ごし方も、カフェでダラダラするのではなく、図書館でパソコンを使って何か作業をするとか、集中して読書をするなど、会社で仕事をする環境に近い行動を取るようにします。

最初は週に1日、2日から、最終的には週に4~5日、それが出来るようになってくれば、仕事をする体力は戻ってきたと判断できるわけです。

私もこの時点で、主治医から復職OKの判断をもらいました。

どこかでつまづくポイントがあるか

ここに書いたようなリハビリに取り組んでいく際、どこかでつまづく可能性があります。

例えば、そもそも頑張っても朝早く起きることが出来なかったり、スーツに着替えるだけで気分がとても落ち込んでしまう。

満員電車に乗ると、人の多さに気持ち悪くなってしまったり、会社の最寄駅に降り立つと動悸がする、など。

めまいがするイメージ

リハビリにおいて、どこにもつまづくことなく行動できれば、もう復職出来るレベルに回復していると言えます

逆に、どこかにつまづいてしまう場合は、その状態で復職したとしても、またすぐに症状がぶり返してしまう可能性が高いので、継続してリハビリを行う必要があります。

生活記録表をつける

復職のためのリハビリと並行して、生活記録表をつけるという課題を与えられました。

記録するレベルとしては、

  • 睡眠(起床時間、就寝時間)
  • 食事(有無、時間)
  • 外出(有無、時間、簡単な内容)
  • メモ(感じた気分、気づいたことなど)
  • 一日の終わりの元気度(5段階)

といった感じです。

医師によっては、睡眠の質、食欲など、もう少し詳細レベルで求める場合もあるようです。

これが私が実際につけていた記録表です。

生活記録表

これを診察の際に、この生活記録表を主治医と共有して、今の自分の状態を正確に伝えるのです。

あくまで正確に伝えることが目的なので、先生に怒られそうだから、とか、早く復職したいから、という理由で、偽って生活記録表を書くのは絶対にやめておきましょう。

また、気力がなくて生活記録表を書くことができなかった、というのも、今の自分の状態を示す事実です。

隠さずに「書けなかった」と主治医に伝えましょう。

生活記録表はきちんとつけよう

上に書いたリハビリと並行して、24時間の生活(行動)を記録するという課題を与えられました。

主治医はこの生活記録表を見て、

  • 睡眠はきちんと取れているか?
  • 食事はきちんと摂れているか?
  • 規則正しく生活できているか?
  • どの程度外出できているか?
  • 外出によって極端に疲労が出たりしていないか?

といった評価を参考にしながら、本人の意欲、会社側の受け入れ態勢なども含め、復職できる状態に回復しているかどうかについて、判断をすることになります。

復職のタイミングについて

さて、上に挙げてきたようなリハビリを経て、ここからは適応障害による休職からの復職のタイミングについて。

適応障害は再発可能性が高いので慎重に

もしあなたが事故で骨折をして休職していたなら、骨がくっつけば、再び事故でも起きない限り、再発することはありません。

しかし、適応障害の場合は、特に私のように仕事がストレスの原因となって休職したような場合は、再発の可能性は比較的高いのが、難しい問題です。

なぜ再発可能性が高いかというと、自分が体を壊してしまうほど、強いストレスを受けた環境に再び戻っていく、ということになるからです。

再びストレス環境へ

金銭面の苦しさなどから、少しでも早く復職したいという考えもあるかも知れませんが、再発のリスクが高いということを念頭に置いて、くれぐれも主治医と慎重に相談して決めることをオススメします。

タイミング以上に、復職後の環境が大事

復職のタイミングももちろん大事ではありますが、実はタイミング以上に復職後の環境が大事だと私は感じました。

私の場合は、100%ではないものの「復職しても簡単には再発しない」という自信が持てたことと、同時に医師からも「そろそろ大丈夫でしょう」というお墨付きをもらったことで、復職のタイミングを判断しました。

しかし、私が「復職しても簡単には再発しない」と自信を持てたのは、復職後の会社での環境を会社側(上司)と合意できたから、という側面が非常に大きかったです。

タイミング以上に復職後の環境が大事

もし、休職する前と、全く同じ環境(立場、役職、担当、勤務時間など)に戻ってしまったら、これは適応障害再発のリスクが相当高いです。

私は復職を検討する段階になって、上司と人事と3人で、復帰後の環境について、一度面談を行いました。

その場で、しばらくの間は残業が発生しないレベルに業務量を調整する、社内での立場や役割も変更する、という方向で話をすることが出来ました。

その面談を踏まえて、復職に対して自信を持つことが出来たのです。

復職に対する自信が持てた

しかし、中には、本人は万全な状態で職場に戻ったにも関わらず、会社側に復職後の環境についての配慮が一切なく、再び強いストレスにさらされた結果、数日のうちに再発し、休職に至ってしまうような最悪のケースもあるのです。

私は、元いた職場に戻ることが、ベストな選択だとは思っていますが、もし復帰後の環境について、あまりにも会社側の理解が得られない場合、転職を検討するのもアリだとは思います。

このあたりのことは、別の記事に詳しく書いていますので、よろしければこちらもぜひ。

合わせて読みたい 適応障害からの退職、復職、転職それぞれのメリット・デメリット : No.2宣言
体調が良くなった先の道として、元いた職場への復職、異なる職場への転職、就職先を決めずに退職といった選択肢…

私の経験からも、復職の「タイミング」だけでなく復職後の「環境」に目を向けることを強くオススメします

まとめ:適応障害からのリハビリとタイミング

適応障害による休職からの復職は、他の病気と比べて再発のリスクも高いものです。

そのため、復職のタイミングについて慎重になることはもちろん、復職に向けたリハビリをきちんと行うことが非常に重要です。

このページで紹介したリハビリについては、誰でも出来るのでぜひ主治医と相談した上で、実践をオススメします。

焦って安易に復職を判断したことで症状が再発、また苦しい期間に後戻り、という人が出ないことを祈るばかりです。

そして、もう一つ大事なのが、繰り返しになりますが、復職後の環境について。

可能であれば、復職の時期を決める前に、会社側(人事や上司)と面談の機会を持つことをオススメします。

<適応障害闘病記 目次>
適応障害の記事まとめ
【1】適応障害とは?その症状とは? 
【2】適応障害の診断と心療内科
【3】適応障害になりやすい人の性格特徴
【4】適応障害は休職すべき疾患か?
【5】適応障害で休職中の過ごし方と苦しさ
【6】適応障害と抗うつ薬や睡眠薬との付き合い方
【7】適応障害からの復職のタイミングとリハビリ  ⇦ 今ココ 

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08.適応障害は「社会不適応」ではない!
09.適応障害の治療方法は?治療期間は?
10.小林悠TBS元アナが適応障害を告白
11.適応障害で労災認定は可能か?

専門的な本としては、こちらが読みやすくオススメです。

適応障害で休職したらぜひ読んで欲しい本です。

こちらは主に「復職後」の働き方について。適応障害の方も参考になります。

では、今日も頑張らずに楽しんでいきましょう~!