危険な志望動機「好きな事を仕事に」に潜む盲点

こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!

この記事は主に就活に望む学生向けに書きますが、既に社会人の方にも参考になると思います。
就職活動でエントリーする企業をどのように探すべきでしょうか。
多くの人は、仕事内容をメインに企業をリストアップしていく事でしょう。
その上で、給料、残業時間、福利厚生、社風などの基準で、絞り込んでいくのでは無いでしょうか。
転職の場合は、前職での経験が活かせるか、という点も、基準になりますね。
せっかく人生の中で多くの時間を割いて仕事をする訳ですから、楽しんで出来る仕事を選ぶことはとても重要だと思っています。
楽しんでできる仕事を探すのは、非常に難しい作業です。
実際、周囲に仕事を楽しそうにやっている社会人がどれくらいいるでしょうか。
私も経験がありますが、学生時代はこれからやる仕事に意欲を燃やしてキラキラしていた同級生たちも、社会人になって数年も経てば、多くがキラキラを失い、覇気が無くなっています。
卒業時に、「どっちが先に年収1000万円を超えるか勝負しよう」、と意気込んで約束した同期も、もはや連絡しても返って来なくなってしまいました(笑)

「好きを仕事に」に潜む盲点

好きを仕事にする事は、素晴らしい事にも思えます。
しかし私は安易に好きを仕事にすべきでは無いという考えを持っています。
シンプルで分かりやすい例を出します。
Aさんは、花が好きだとします。
子どもの頃から花を部屋に飾ったり、人にあげて笑顔にする事が好き。
だから花屋チェーンを展開する企業を志望する。
これは一見、問題がないように思います。ところが・・・
花屋を展開する企業に入社すると言う事は、花をビジネスにする、という事です。
花は会社の業績を左右する商品です。
花の事を考え、花に囲まれて仕事が出来るかも知れませんが、売れ残れば在庫です。
バイトなら良いのですが、社員なら会社の計画(目標)達成責任を負うことなるでしょう。
今月は花をあと幾ら売らなければいけない、と。
また、ある程度上の立場に行くまでは、会社の戦略方針に従わねばなりません。
もしAさんが、花が可哀想なのでなるべく在庫を出さないように仕入れた方が良い、と思っていても、
会社は、在庫が出ても沢山仕入れて沢山売れ!という方針かも知れません。
もし、Aさんが質の高い花を厳選して扱いたいと思っても、会社の方針は、質の高くない花を安価に売る、低価格路線かも知れないのです。
そのうち、Aさんは思います。
こんな事をするために、この会社に入ったんじゃない!
花屋という、レアっぽいケースを例にしましたが、これは決して珍しいケースはありません。
旅行が好きだから旅行会社を入社する、お菓子が好きだから菓子メーカーに入社する、スキーが好きだからスキー場運営会社に入社する。
自分が行きたい場所に旅行は出来ないし、お菓子を売るために、自分はそんなに気に入っていないお菓子を頭下げて売りに行かなければいけないし、冬は繁忙期だから自分自身がスキーするのは難しいかも知れません。
(もちろん全て、例えです。)

 

消費者としての「好き」、サービス提供者としての「好き」

このような入社後ギャップが起こる原因は、「好きな事」に対する認識や自己分析が浅いからに他なりません。
好きを仕事にするなら、本当は何が好きなのか、好きだからどうしたいのか、突き詰めて考える必要があります。
冒頭、花屋に入社したAさんの例を出しました。
Aさんは確かに花が好きでしたが、花を売りたい訳では無かったのです。
花が好きだから、部屋に飾ったり、人にあげて笑顔にする事が好きで、そして花にはこだわりたい人なのです。
それなら、花を普段から部屋に飾ればいいし、これからも人にあげて笑顔にしてあげればいいのです。
学生までの経験で考える「好き」は、たいてい消費者としての「好き」なのです。
「サービス提供者」としての「好き」とは、違うのです。

「好き」を突き詰めて考えると、ビジョンになる


入社して後悔する、という事が起きないようにするには、「好き」を突き詰めて考えると良いと思います。
考える視点としては、何をどうするのが好きなのか、だから何をしたいのか、です。
例えば、「花が好き」ではなく、「自分が選んだ花を人にプレゼントする事で、たくさんの笑顔を作りたい」。
ここまで突き詰める事が出来れば、企業(仕事)の選び方も変わります。
これなら、花屋ではなく、例えばウエディングプランナーのほうが、それが実現出来るような気がします。
ウエディングプランナーの仕事は、もちろん花だけに尽きませんが、花で結婚式を彩る事が得意なプランナーとして、活躍出来るかも知れません。
もしくは掘り下げた結果が、「花をプレゼントする文化をもっと日本に広げたい」のだとしたら、花屋でも良いかも知れません。
花の売上を拡大する事と、花を送る文化を広める事が、リンクしそうだからです。

今、例に挙げた、「自分が選んだ花を人にプレゼントする事で、たくさんの笑顔を作りたい」とか、「花をプレゼントする文化をもっと日本に広げたい」は、単なる「好き」から「ビジョン」に昇華しています。
私は、キャリアプランを考える際には、この「ビジョン」が非常に重要だと思います。
ちなみに私の現在のビジョンは、「出来るだけ多くの人が楽しんで仕事に取り組めるようにすること」です。
このビジョンに至った経緯などは、ユージーンのプロフィールに詳しく書いていますのでよろしければご覧下さい。
 
ユージーンでした。
では、今日も楽しんで行きましょう!