適応障害の人への接し方・対応を経験者の目線でまとめます

こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!

私は以前、適応障害と診断され会社を3ヶ月近く休職していました。

適応障害と聞いても、どんな病気かよく分からない、身近な人が適応障害になったとき、どんな接し方や対応をすればいいのか分からないという方も多いはず。

今回は、経験者の目線で、適応障害の人への接し方・対応について書きたいと思います。

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02.当り外れが多すぎる心療内科の選び方
03.適応障害の人への接し方  ⇦今ココ 
04.適応障害とうつ病の違い
05.自律神経失調症、心身症、適応障害の違い
06.適応障害チェックの4つのポイント 
07.適応障害からの退職、転職、復職
08.適応障害は社会不適応ではない! 
09.適応障害の治療方法は?治療期間は?
10.小林悠TBS元アナが適応障害を告白
11.適応障害で労災認定は可能か?

適応障害はかなり身近な存在

適応障害という言葉は、雅子様が患われた病気として、知名度が上がったものの、実際にどのような病気なのか知らない、という方はとても多いと思います。

適応障害がどのような病気かについては、こちらの記事に詳しくまとめています。

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現在の日本は、うつ病100万人時代とも言われています。

うつ病と適応障害は異なる病気ですが、適応障害は症状が悪化するとうつ病へと進行する可能性のある「うつ病予備軍」と言える側面があります。

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また、適応障害は甘え、サボリ、仮病と本人も周囲も誤解しやすいので、実際に「適応障害」と診断されていない人を含めれば、うつ病患者の数倍いるのではないかというのが、私の仮説です。

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私の仮説が正しければ、単純計算すれば、適応障害の患者は日本に数百万人いることになります。

仮に300万人だとしても、人口の3%。会社であれば、30人規模の部署内に1人はいる計算になり、適応障害は、それだけ身近な病気だということです。

適応障害は身近な存在

つまり、自分自身が適応障害で無かったとしても、自分の部下や同僚に適応障害の人がいる可能性は、極めて高いということでもあります。

もし、周囲に適応障害の人がいたら、どんな接し方をすればいいのか、知っておいて損はないと思います。

接し方や対応を考える上で知っておくべきこと

適応障害は、それだけ患者が多い割に、症状や治療、接し方や対応に対する理解が進んでいない病気だと思います。

実際のところ、適応障害よりもうつ病のほうがイメージが湧くという方も多いのではないでしょうか。

適応障害とは、端的に言えば、何らかの環境によるストレスが原因となって、日常生活や仕事に支障をきたすほど、心や体に異常をきたす病気です。

ご自身や身近な人が適応障害かどうかは、こちらの記事を参考にしてみてください。

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「もしかして私は適応障害かも?」と迷った時に、まずやってみて欲しい、セルフチェックの方法について…

適応障害の人への接し方や対応を知っていただく上で、適応障害について、周囲の立場として理解してほしいことが3つほどあります。

原因となるストレスが必ずある

適応障害には、必ず原因となっているストレスがあります。

仕事であったり、育児であったり、人間関係であったり、人それぞれですが、確実に「これが原因」という特定のストレスがあるんです。

適応障害には原因となるストレスがある

さらに大事なことは、適応障害で症状が出るのは、基本的にそのストレスを前にした時だけだということなんです。

逆に言えば、ストレスを感じることのない場面では、まったく異常がなく元気な状態だったりします。

こういった特徴が適応障害を甘えと誤解させる要因になっているのです。

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真面目で責任感の強い人がなりやすい

適応障害なってしまう人は、決して甘えたな性格ではなく、真面目で責任感が強い優等生タイプであることが多いんです。

自分を甘やかしたり、他人に甘えたりすることが下手で、何でも自分で抱え込んでしまうような傾向にあります。

適応障害はマジメで責任感の強い人がなりやすい

強いストレスがかかるような環境でも、ストレスを受け流したり、ため込まずに解消することがうまくないので、その結果ため込んだストレスがあふれ出すように、心身に症状が出てきます。

それが適応障害なのです。

適応障害になりやすい性格・なりやすさチェックはこちらの記事に詳しくまとめています。

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たとえ休職していたとしても苦しい

仕事・職場のストレスが原因の適応障害の場合、出社が困難なほど症状が悪化すれば、休職せざるを得なくなります。

休職すると、毎日がお休みですから、「休職すれば楽になる」と思われがちです。

適応障害は休職中も苦しい

ですが、私もこの適応障害による休職を経験しましたが、実際にはとても苦しいものでした

休むことへの罪悪感、無気力、自己嫌悪、乱れる生活リズム、孤独、金銭面など、多くの苦しみがあります。

休職したからって、辛さから解放されているとは限らないのです。

休職中の過ごし方や、私が経験した苦しみについては、こちらに詳しくまとめています。

合わせて読みたい 適応障害で休職中の治療方法と苦しさ〜適応障害闘病記5〜 : No.2宣言
正直言って、適応障害になってしまった人にとって、休職期間は決してラクではなく、むしろとても苦しいものでもあります…

適応障害の人への接し方・対応

さて、適応障害がどんな病気か、何となくでもイメージいただけたでしょうか?

ここからは、適応障害になってしまった人への接し方や対応について、具体的に書きたいと思います。

なお、私の場合は、仕事のストレスが原因で適応障害になりましたので、具体例は同じようなケースを想定したものになっています。

もし原因仕事ではない場合には、原因となっているストレスと置き換えて考えてもらえばOKです!

ストレスからなるべく離してあげる

先ほど説明したように、適応障害には必ず原因となっているストレスがあります。

身近な人が適応障害になってしまった場合は、まずその原因となっているストレスを把握してください。

その上で、出来るだけ原因となっているストレスから離してあげるようにしてください

仕事が原因で適応障害になっているのに、休みの日や休職中に、仕事に関わらせるようなことは非常によくありません。

ストレスからなるべく離してゆっくりさせてあげる

まだ休職していない場合は、平日はなるべく早めに帰してあげるほうがいいですし、休日は一切仕事のことを考えずに、過ごせるようにしてあげるべきです。

もし、職場の特定の人間関係が問題なら、その人と仕事で接することが少なくなるように気を配ることも重要です。

もしあなたが会社の人であれば、休日に仕事に関係するメールを送ったり、休職中にも関わらず、仕事の相談を持ちかけるなんて事は、絶対に辞めてください。

もしあなたが、家族や友人など身近な存在であれば、本人が辛くなさそうであれば、なるべく外に連れ出したりして、仕事のことを考えずにリフレッシュできる環境を積極的に作ってあげてください

そうやって、なるべく本人をストレスを感じる環境から離してあげることがとても重要です。

本人の努力を認めてあげる

先ほども書いたように、適応障害になる人は決して甘えてなどいません。

真面目に、責任感を持って、精一杯努力しているために苦しくなっているんです。

だから、本人の頑張りを認めてあげてください。

本人の努力を認めてあげよう

ちょっと頑張り過ぎたから、もう少し力を抜きなよ!

何も考えずにゆっくり休むこと

休むことが今のお前の仕事だよ

という接し方をしてあげてください。

くれぐれも、

もっと頑張れ!

苦しいだろうけど負けるな!ここが踏ん張り時だ!

なんて言葉はNGです。

早く元気になれよ!待ってるぞ!

という言い方も、本人を気遣っているように見えますが、早く直さねばと本人を焦らせ、場合によっては本人を苦しめる原因にもなりますので、注意が必要です。

くれぐれも、原因となっているストレスの事を一切考えなくて済むような声掛けをしてあげてください。

休職からの復職は環境に注意

しばらく休職して元気になると、会社に復職するという場面が来ますが、その際は復職後の環境についてぜひ慎重になってください。

復職後の環境には特に注意

もともと、適応障害はストレスが原因となって起こりますから、復職したことによって、休職前と同じストレス環境に戻ってしまえば、再発する可能性は非常に高いのです。

あなたが上司の方であれば、原因となっているストレスをしっかり本人(あるいは医師)に確認した上で、環境を変えてあげることが理想です。

状況によっては、全く違う部署での復帰が望ましいかも知れませんし、部署は変えずとも、部内での担当や役割は変えたほうが良いでしょう。

合わせて読みたい 適応障害からの復職のタイミングとリハビリ〜適応障害闘病記7〜 : No.2宣言
再び強いストレスにさらされた結果、数日のうちに再発し、休職に至ってしまうような最悪のケースもある…

病人扱いしない

休職中も、休職からの復帰後も、あまり病人扱いはしないほうが、当人としてはありがたいです。

これは、家族や友だちも、会社の上司や同僚も一緒です。

適応障害は確かに、診断名のつく病気ですし、私もこのブログ上で「病気」という表現をしています。

適応障害になった人を病人扱いしない

しかし、私も経験したのでよく分かるのですが、適応障害になった本人は「病気」と言われるとものすごく違和感があります

原因となっているストレスから離れていれば、日常的には異常を感じないので、自分を病人だとは思えないのです。

「病気」というよりも「疲労」というほうがしっくり来るのです。

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適応障害って、その名前が持つイメージと、実態にギャップがあると思うんですよね…

病気で休職している、というよりも頑張り過ぎて疲れちゃったから、長めの休暇を取っている、という感覚です。

もちろん、前に触れてきたように、ストレスから離してあげたり、本人の努力を認めてあげたり、気を使う必要はありますが、病人だからと気を使い過ぎたり、腫れ物に触るような接し方はして欲しくありません。

ちょっと矛盾しているように感じられてしまうかも知れませんが、それが適応障害という病気の特殊なところかも知れません。

適応障害への接し方や対応まとめ

適応障害は今の日本においては、とても身近な病気です。

しかしながら、その病気への理解が進んでいないのが現状だと思います。

適応障害の人への接し方や対応が分からない、というのは適応障害自体を知らないからに過ぎません。

適応障害について、この記事でまとめたレベルでも理解していただければ、適応障害の人への接し方は、そんなに難しいことではありません

経験者として、なるべく多くの人の理解が進むことを願ってやみません。

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09.適応障害の治療方法は?治療期間は?
10.小林悠TBS元アナが適応障害を告白
11.適応障害で労災認定は可能か?

では、今日も頑張らずに楽しんでいきましょう~!