適応障害とうつ病の最大の違いは症状の持続性

こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!

わたしは大学を卒業して会社に勤めて6年くらい経った頃、適応障害で会社を3ヶ月ほど休職しました。

これはわたし個人の体験ですが「自分は適応障害になったことがある」と説明すると、たいてい、

あー、適応障害って雅子様がなったやつだよね?うつ病みたいなもの?

というような答えが返ってきます。

今回は、適応障害とうつ病の違いについて。

ちなみに、似たような病名に、自律神経失調症や、心身症などがありますが、こちらは別の記事にその違いをまとめていますので、よろしければどうぞ。

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02.当り外れが多すぎる心療内科の選び方
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04.適応障害とうつ病の違い  ⇦今ココ 
05.自律神経失調症、心身症、適応障害の違い
06.適応障害チェックの4つのポイント 
07.適応障害からの退職、転職、復職
08.適応障害は社会不適応ではない!
09.適応障害の治療方法は?治療期間は?
10.小林悠TBS元アナが適応障害を告白
11.適応障害で労災認定は可能か?

※この記事は、私の適応障害になった経験や、お世話になった心療内科医から得た知見、専門家が書いている文献、Webサイト等を総合してまとめておりますが、記事を書いている私自身は医師ではありませんので、その点ご容赦いただけると幸いです。

適応障害とうつ病はよく似ている

冒頭でも触れましたが、一般的なイメージとして、適応障害はうつ病みたいなものと思われている傾向がありますが、実際、よく似ている側面があります。

また、後でも話に出てきますが、適応障害は悪化するとうつ病へと進行する、うつ病予備軍的な側面があるのです。

原因は過剰なストレスによる自律神経の乱れ

適応障害もうつ病も、どちらも原因はストレスにあります。

ストレスには精神的なストレスだけでなく、栄養不足や体の歪みから来るストレスなどもあり、通常どんな人でも常にいくらかのストレスにさらされています。

しかし、環境変化などにより、ストレスが過剰にかかってくると、自律神経が乱れるように。

体の緊張を高める交感神経が過剰に働いたり、体をリラックスさせる副交感神経の働きが弱くなったりしてしまうのです。

自律神経の乱れにより症状が現れる

わたしたちの健康は、この2つの交感神経と副交感神経のバランスで成り立っているのですが、この2つ自律神経のバランスが崩れると、脳を含む体に色々な症状が現れるようになります

適応障害もうつ病も、自律神経の乱れが原因

頭痛、めまい、吐き気、下痢、手足のしびれ、動悸、口の渇きなどの身体的な症状だけでなく、脳にも異常が生じるので、イライラ、気分の落ち込み、不安、集中力の低下、無気力など、精神的な症状も現れます。

ここまで説明してきたように、原因と症状が起きるメカニズムについては、適応障害もうつ病も、実は違いがないんです。

医者でも間違える適応障害とうつ病

適応障害とうつ病は、原因と症状が類似していることから、医者でも診断を誤ったり、経過を見た上で診断を変更することはよくあるんだそうです。

実際、わたしも初めて心療内科で診察を受けたときは「適応障害」と診断されましたが、その後の経過を観察し、「うつ病に近い状態」と言われたこともありました。

適応障害とうつ病は医者でも間違える

それくらい、適応障害とうつ病は似ているのです。

また、わたしが「うつ病に近い」と言われた通り、適応障害とうつ病は地続きの病気である、ということが言えるかも知れません。

適応障害とうつ病の違い

さて、ここまで似ている部分を説明してきましたが、ここからは適応障害とうつ病の、最大かつ決定的な違いについて、説明したいと思います。

ちなみにこの記事では、両者の細かな違いを列挙することはしません。(冒頭述べたように、私は医師ではありませんし、細かな違いに触れることにあまり意味がないと思うからです。)

適応障害とうつ病の最大の違いは、症状の持続性

先ほど、適応障害もうつ病もどちらも、ストレスによって自律神経が乱れることが原因であると説明をしました。

適応障害とうつ病の最大の違いは、その原因となっているストレスから離れても症状が続くのかどうか、という点にあります。

人形町メンタルクリニックのWebサイトの説明がとても分かりやすいので、適応障害とうつ病についての説明を、それぞれ引用します。

まずは、うつ病についての説明の一部です。

うつ病による抑うつ気分は、問題となっていた出来事が解決しても、何か良いことがあっても、安心したり楽しい気持ちになったりせず、様々なことが憂うつに感じられ、時間がたってもその気持ちが持続します。

続いて、適応障害についての説明の一部です。

予想以上に憂うつが強くなり社会生活に支障が現われた状態ですが、(~中略~)ストレスが消失すれば、症状は速やかに軽減するのが通常です。

両者の違いについて、お分かりいただけたでしょうか?

つまり、どちらも大元の原因はストレスであるわけですが、適応障害の場合は、ストレスから離れれば、症状は軽減し、無くなっていくのに対して、うつ病の場合は、ストレスから離れたとしても憂うつ気分が持続する、ということです。

わたしの具体的な経験を使って、少し補足したいと思います。

わたしは仕事上のストレスが原因となって適応障害になりましたが、初期の頃は、会社が休みの日(つまりストレスから離れている時)には、症状が出ることはありませんでした。

ストレスから離れればまるで症状は出ない適応障害

この時点では、うつ病ではなく、完全に適応障害です。

しかし症状が重くなり、休職が決まった直後。最も症状が進行していた頃には、これから当面の間、会社を休むことが決まっているにも関わらず、一日中気分が落ち込んでしまっている状態でした。

全く外出や家事をすることが出来なくなったり、本来楽しいはずの趣味や外食、旅行ですら、行けなかったり、行けても純粋に楽しむことが出来なかったのです。

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この状態を見て、私の担当医師は「うつ病とは診断しきれないが、(適応障害よりも)うつ病に近い状態」と発言したのです。

適応障害とうつ病の違い:まとめ

適応障害とうつ病の大きな違いについて、お分かりいただけたでしょうか。

このページでは、適応障害とうつ病の違いについて詳しくまとめてきましたが、実は、両者の違いを知ることはそれほど重要ではない、とわたしは思っています。

それよりも、適応障害はうつ病への入り口になっていること、適応障害のほうがうつ病よりも早く治りやすいことを理解し、症状が進行しないよう、なるべく早い段階で対処することが重要です。

対処で最も大事なことは、なるべく早く、原因となっているストレスから離れることです。

仕事でのストレスが原因なら、休みを取ることです。

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わたしが適応障害で休職した経験をまとめていますので、よろしければぜひ参考になれば幸いです。

<適応障害闘病記 目次>
適応障害の記事まとめ
【適応障害闘病記1】適応障害とは?その症状とは?
【適応障害闘病記2】心療内科と適応障害の診断
【適応障害闘病記3】適応障害になりやすい人の特徴 
【適応障害闘病記4】適応障害は休職すべき疾患か? 
【適応障害闘病記5】休職中の過ごし方と苦しさ
【適応障害闘病記6】抗うつ薬や睡眠薬との付き合い方
【適応障害闘病記7】復職に向けた訓練とタイミング

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07.適応障害からの退職、転職、復職
08.適応障害は社会不適応ではない!
09.適応障害の治療方法は?治療期間は?
10.小林悠TBS元アナが適応障害を告白
11.適応障害で労災認定は可能か?

では、今日も頑張らずに楽しんでいきましょう~!