BEAMSのサンタキャンペーンが巧みなマーケティング事例で面白い

こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!

先日アパレルのBEAMSに行ったら、サンタさんに欲しい商品を書いて送ると、その商品が当たるというキャンペーンをやっていました。

わたしはマーケティングを仕事にしていますが、これは素晴らしいキャンペーンだなぁ、とついつい関心。

個人的なメモを兼ねて、キャンペーン事例を紹介します。

(この記事は2016年12月25日までのキャンペーンについて書かれたものです。)

キャンペーンの概要は?

まず、どんなキャンペーンかということですが、キャンペーンの正式な名前は、

Santa is here ! ~ Send a wish, get a gift!~

だそうです。まぁつまり、サンタへ願いを書いて、贈り物をゲットしよう!ってことですね。

キャンペーン期間中(~2016/12/25)、全国のBEAMSの店舗に行くと、店内に真っ赤なポストと、専用の応募用紙が設置されています。

応募方法は、応募用紙にBEAMSの商品の中から、自分が欲しいアイテムを探して商品番号や色やサイズと、住所名前などの必要情報を書いて、ポストに投函するというだけのものです。

応募した人の中から抽選で、希望した商品が当たるというもの。

上のツイートを見ての通り、応募用紙自体がサンタさんへの手紙のようなデザインになっていて、しかもサンタさんへのメッセージ欄もあり、応募自体も楽しむことができそうです。

マーケティング事例としてのBEAMSサンタキャンペーン

わたしは仕事柄、キャンペーンを純粋に消費者として楽しむことが出来なくなってます。

どうしても、キャンペーンを仕掛ける側の視点に立って、キャンペーンの分析を始める癖があります(笑)

そんなわたしが、このキャンペーンが素晴らしいと思った理由を3つほど。

BEAMSへの来店動機になる

まず一つは、このキャンペーンがBEAMSへの来店動機になるということ。

わたしはたまたま店頭でキャンペーンの存在を知りましたが、こうやってブログでも紹介していますし、インターネット上、SNS上、あるいはリアルな口コミでキャンペーンを知る人もいます。

このキャンペーンのことを知ったら、「自分が欲しい商品がタダでもらえるかも知れない」というのは、BEAMSに行ってみようという、来店動機になるはず。

もしかすると、ふだんBEAMSで買い物をしない人にも、来店してもらえる可能性もありますね。

BEAMSのような、実店舗をもって商品を販売するビジネスでは、まず第一に集客しないと始まらないですからこれは大事です!

BEAMS店内での回遊時間が増える

わたしが特に巧みな仕掛けだなぁと感じた理由は、店内での回遊時間が増えるということ。

要するに、お店に滞在する時間が増えて、店内をくまなく見て回るようになるってことです。

抽選で当たれば「希望した商品がどれでももらえる」わけですから、店内をくまなく見回って、当たったら嬉しい商品を探そうと思うのではないでしょうか。

実際、わたしが行ったときにも、応募用紙を片手に持ちながら、店内を楽しそうにぐるぐる回っているお客さんが何人かいました。

一般的に、マーケティングの理論として、店内にいる時間が長いほど、実際に購入する人の割合や、購入金額は増える、ということが知られています。

スーパーマーケットなどでは、できるだけ長い時間、店内にとどまるように導線を設計されていることが多いです。

外周沿いに青果や生鮮に並んでいるのは、実はそういった理由から。

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そういう意味で、回遊時間が増えるというのは、このキャンペーンの一つのポイントだなぁと感じます。

購買促進につながる

最後は、回遊時間の話と連動していますが、このキャンペーン自体が購買促進に繋がるということ。

店内をくまなく見て回れば、その分だけ、欲しい商品は出てくるものです。

もちろん、キャンペーンに応募することで、当たることを期待する商品もあるでしょうが、「いや、これは自分で買ってでも欲しいぞ!」という商品に出会う確率も高くなります。

つまり、キャンペーンへの応募が目的で来店した人も、結局店内を見回っているうちに欲しい商品が出てきて購入してくれる可能性があるし、もともと買い物ついでにキャンペーンに応募した人は、あれもこれも、と購入点数が増える可能性もあるわけです。

ほかにも、例えばカップルでBEAMSに行って、お互いサンタさんに欲しい商品をおねだりしてみよう!とか言いながら、相手が応募用紙に書いているものを密かに盗み見て、それを後日こっそり買いにいって、クリスマスにプレゼントする、なんてのも楽しいじゃないですか!(妄想)

・・・というわけで、今回は、BEAMSのサンタキャンペーンについて、マーケティングの視点で書いてみました

ちなみに、BEAMSのような、自分たちの店舗で商品を販売するビジネスの場合は、売上を次のように分解できます。

売上 = ①来店客数 × ②購入率 × ③客単価

マーケターは、キャンペーンを企画する場合には、3つのうちどの指標を上げるのか、狙いを定めていくわけですが、今回のキャンペーンは、割とどの指標にも数字を改善する効果がありそうですね。

あまりそういう事例って多くは見かけないので、今回のBEAMSのキャンペーンは、マーケティングに携わる身として、非常に参考になりました。

他にもマーケティング関連のコラム書いていますので、ぜひどうぞ。

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