こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!
先日、クラウドクレジットが主催する「クラウドクレジットはじめて講座」セミナーに参加してきましたので、内容と感想をまとめてみたいと思います。
ソーシャルレンディングや、クラウドクレジットに興味を持っている人の参考になれば嬉しいです。
目次
クラウドクレジットって一体どんな会社?
最近話題のソーシャルレンディングの中でも、「海外ローン投資」に特化している企業です。
最近まで聞いたことないベンチャー企業だし、しかも海外投資って何か怪しいし、不安・・・
セミナーに参加する前のわたしの印象はこんな感じです。でもこの印象は、セミナー開始直後、ものの数分で覆されました。
クラウドクレジットの経営陣は金融系出身者
セミナーが始まって一番初めに登壇したのが、クラウドクレジットの代表取締役、杉山氏。
なんだこの、ベンチャーっぽくない、マジメそうな人は?! あれ?もしかしてまだ代表ではなくスタッフの人が喋っているのかな?
失礼ですが、勢いのあるベンチャーの社長というだけで、もっとイケイケな人を想像していました。しかし杉山氏はいかにも「銀行員」という感じの風貌。

この人が杉山氏です。スーツもチャラそうなグレーじゃなく、マジメそうな濃紺でした。(全然関係ないw)
プレゼンの仕方も、話のうまいカリスマというよりは、頭が切れる人に典型的な早口のタイプでした。
杉山氏は東京大学卒業後、大和証券SMBCに就職、イギリス大手のロイズ銀行を経て、クラウドクレジット立上げという経歴。
Webサイトで他の経営メンバーの経歴も確認しましたが、みずほ証券、みずほ銀行、大和証券SMBCと、金融系出身者ばかりでした。もちろん経歴だけで判断はできませんが、少し安心できる人もいるんじゃないでしょうか。
クラウドクレジットの印象は超まともな会社
運営メンバー以外にも、伊藤忠商事が出資しているなど、怪しくもなんともない、説明を受けてまともな会社だということがよく分かりました。
また、個人的に印象的だったのが、会社の中で社員の誕生日を皆で祝っている写真が写っていたこと。なんというか、クラウドクレジットという会社に人間味が感じられて、すごく良い意味で「まとも」な会社だなと感じることができました。
他にも、特に海外投資という特徴もあって、実際に投資商品を出す前には徹底した調査や財務面、税制面のチェック、実際に問題が発生しないか、念のため自己資金でテスト投資を行うなど、運営に関してもかなり手堅くやっている印象でした。
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クラウドクレジットが展開するソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディングの会社はいくつもありますが、クラウドクレジットの特徴はいったい何なのでしょうか?
そもそもソーシャルレンディングとは?
セミナーでは、そもそもソーシャルレンディングとは?という話も聞くことができました。
レンディングというのは「貸し出し」という意味ですが、もともと親族や親しい人から出世払いのような形でお金を貸し借りすることは昔からありましたが、それがインターネットの発展によって、不特定多数の人の間でお金の貸し借りができるようになった、それがソーシャルレンディング、という説明でした。
仕組みとしては銀行と似ていて、銀行の場合は、お金を銀行に預金し、銀行はその預金を元手に企業に融資します。
ソーシャルレンディングの場合も、お金を例えばクラウドクレジットを通じて、お金を必要としている企業や人に投資を行うわけです。

ただし違いとしては、銀行の場合は貸し倒れや返済遅延などのリスクを銀行が負いますが、ソーシャルレンディングの場合は、リスクは投資家が追う、という点。
銀行預金の場合は、例え貸し倒れや返済遅延が発生しても、基本的に受け取れる利子は変わりませんが、ソーシャルレンディングの場合は、投資家に元本割れが発生することもあるわけです。
もちろん、投資家がリスクテイクするからこそ、高いリターンも得られます。(クラウドクレジットの場合は、平均リターンは年利9.6%とのことでした。)
クラウドクレジットのコンセプトとは?
では、クラウドクレジットは他のソーシャルレンディングと何が違うのでしょうか?
セミナーでは、クラウドクレジットのコンセプトについても説明がありました。そのコンセプトとは、
世界の資金需要を繋ぐことで、社会を豊かにするお金の流れを作ります。
というものでした。
クラウドクレジットの特徴を一言で言うならば、「海外ローン投資」なのですが、セミナーで聞いた「なぜ海外ローン投資なのか」という説明がすごく納得感があったので、触れておきたいと思います。
クラウドクレジット創業のきっかけ
代表の杉山氏が、イギリス大手のロイズ銀行に勤めていたときの経験が、クラウドクレジット創業のきっかけになったそうです。
日本では、資金余りが起きています。銀行がお金を貸し出す資金需要よりも、預金総額が圧倒的に多いのです。つまり、日本ではお金が余っているわけです。
その一方で、イギリスや多くの途上国では資金需要の割りに預金が少なく、お金を貸し出したくても貸し出せない、資金不足という間逆の状態にあるのだそう。
特に途上国や新興国の場合は、人口がピラミッド型になっていて若い人が多く、つまりビジネスや住宅購入などでお金を借りたい資金需要が多いにも関わらず、そもそも銀行口座を持っていない人が多く、貸し出せる資金が不足しているのです。
杉山氏はこの状況に注目し、クラウドクレジットを創業するに至ったということです。
先ほど紹介したコンセプトにある「世界の資金需要を繋ぐ」というのはつまり、日本で余っている預金と、世界(途上国・新興国)の不足している資金需要をマッチングする、ということなのです。
クラウドクレジットが社会を豊かにする?
もう一つ、コンセプトの中にあった「世界を豊かにする」というのは、どういう意味なんでしょうか。
もちろん、お金を貸し出すというのは、貸し出されたお金で経済活動が生まれ、価値が生み出されるので、社会が豊かになっているということではあります。
ですが、クラウドクレジットでは今後、特に注力する融資分野として、2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発のためのアジェンダ)つまり、国際目標に入っている「7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」「6. 安全な水とトイレを世界中に」に関連する事業を挙げており、「社会的に価値の高い事業に投資する」という側面もあるんだということを感じることができました。
実際、例えばアフリカではまだ未電化地域が多く、再生可能エネルギーであるソーラーパネルを普及する事業に出資が集まっているとのことでした。

クラウドクレジットは、日本にある余剰資金を、社会発展するために資金が必要な途上国・新興国に投資することによって、投資家には利益をもたらすとともに、社会を豊かにするという理念をもった企業である。今回のセミナーを通じて、そのことを十分理解することができました。
クラウドクレジットがオススメする投資スタイルとは?
セミナーの最後に、クラウドクレジットからオススメの投資スタイルについての話がありましたのでご紹介。
といっても、それほど目新しい話ではなく、集中投資ではリスクがあるので、複数(推奨は10以上)の投資案件に分散投資しよう、というもの。
セミナーでは10個の案件に分散投資した場合、仮に1つがデフォルトを起こしたとしても、全体では利益が出る、というシュミレーションも紹介されていました。
もちろん、リーマンショックのような事態が発生した場合には、総崩れになって元本割れするリスクは常にあることも忘れてはいけないでしょう。
クラウドクレジットを始めるには?
今回のセミナーを踏まえたうえで、わたしも少額ですが5万円~クラウドクレジットでの投資を始めました。
銀行にお金を預けておいても増えないし、将来のために資産運用を始めてみたい、という人にとってはクラウドクレジットはオススメできます。
クラウドクレジットを始めるには、まずは会員登録し、本人確認や口座の登録が必要になります。
本人確認は郵便(本人限定受取)ですので、早くても数日はかかりましたが、特に難しいことはありませんでした。
登録前でも、投資案件の情報(何に投資するのか、どれくらいの期間で、どれくらいのリターンが見込まれるのか)は見れますので、のぞいてみてはいかがでしょうか?
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