こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!
わたしはふだん仕事で社内外を含め、色んな人とミーティングをする機会があります。
色んな人と話をしていて最近感じるのは、仕事がデキる人って、一回ミーティングするだけでだいたい分かるよなーということ。
そこで今回は、話すだけで「この人は仕事デキる」とわたしが感じる人の特徴をまとめてみます。
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目次
ミーティングのゴールと筋道を示す
仕事がデキない人にミーティングの進行を任せるとどうなるか?
わたしが一番イラっとするのが、何となくミーティングが始まって、資料にそって一通り説明を聞いたり、話し合いはしたけど、「結局このミーティングの目的って何だっけ?」みたいな空気になって、尻すぼみになるケース。
で、何となく押さえてる会議室の時間が来たから解散するみたいな。
いやー、これはもう、最悪です!皆の時間ムダにしやがって…ってなる。
一方で、仕事がデキる人は必ず最初に、ミーティングのゴールとか、ゴールに至るための筋道について話すんです。例えば、
今日の打合せのゴールは、○○プロジェクトの社内稟議を通すための資料の骨子を作ることです。そのために、このプロジェクトを当社がやるべき価値と、懸念材料についての議論と、スケジュール、予算についての確認をさせてください。
みたいな感じ。
実際、最初にこれが有ることで参加メンバーが共通認識を持てるため、的外れな議論が無くなるし、建設的な議論が出来るようになるので、 ミーティングの成果がまるで違うんですよねぇ。
こういうことをサラっとやられると、「むむ、こいつデキるなっ」なんて感じたりします。
ミーティングの最後には宿題を明確にする
逆に、ミーティングの最後には、ミーティングで出た宿題を明確にしてから終える、というのも仕事がデキる人の特徴だと思います。
議論を尽くして「じゃあ、今日はここまで」と終わるのではなく、
では、翌週のミーティングまでに、私が稟議書のたたき台を作ります。それから、鈴木くんは○○社に連絡して、発注する数を倍にしたときの見積の確認をお願い。それから、山田課長は、この件の進捗を明日までに島部長に共有しておいていただけますか?
こんな感じで、誰が、いつまでに、何をするのかを明確にするのです。
これは、あえて皆がいる前で確認するのがポイント。
ヌケモレがあれば指摘してもらえますし、「お見合い」(お互い、相手のタスクだと思って手をつけないこと)してしまうリスクも減りますからね!
ミーティングの最初にゴールを示し、最後には宿題の確認をする。
初めてのミーティングでこの2つをやられた時点で「この人は仕事がデキる人」というレッテルを貼れちゃうくらい、重要なことだと思います。
相手によって話す言葉を変える
会議に限らず、仕事がデキる人の特徴だなぁとよく感じるのは、話をする相手にとって、話す言葉を変えるということ。
あ、丁寧語とか言葉遣いの話ではありません。
例えば、社内用語とか専門用語。
社内用語は論外なんだけど、専門外の人に対して専門用語をガンガン使うドアホっているんですよね。
それってつまり、まったく配慮がないか、一般感覚がなくそれが専門用語だと理解してないか、専門外の人でも分かる言葉に変換する能力がないか、のいずれかなので、どれにしたって仕事がデキない人で間違いありません!
コミュニケーションってのは、相手が理解している言葉を使わなければ成立しないんですよ。
幼稚園の子供に、パパのお仕事ってなに?って聞かれて、
経営コンサルティングだよ。会社の経営状態を診断し、経営課題をクリアにしたり、経営体質の強化や今後の方針について指導やアドバイスをするんだ。
なんて言わないですよね。
会社にとってのお医者さんなんだよ
くらい砕いて話さないと…。極端かも知れないけど、本質はそういうことです。
また、専門用語でなくても、相手には伝わらない場合もあります。
例えば、わたしの会社では「アジェンダ」とか「戦略オプション」みたいなビジネス用語(?)を当たり前のように使っていますが、そういう言葉を使わない会社の人に対してうかつに使うと「うん?」ってなります。
仕事がデキる人ほど、そういう言葉や言い回しに対して、ものすごく敏感なんですよね。
例えば、相手に合わせて「アジェンダ」を「議題」とか、「戦略オプション」を「打ち手」みたいに、相手に合わせて言い換えて話すんです。もちろん会話だけでなく資料でも同じことが言えますね。
「どういう話し方をすれば、相手に理解してもらえるか」を、常に考えながら会話をしている結果、相手に伝わらない言葉を避けている、という言い方のほうが合っているかも知れません。
これはわたしも最近特に心がけていることの一つです。
相手が初めて聞く言葉や大事な部分は抑揚をつける
話し方という点でもう一つ。仕事がデキる人には、会話に抑揚をつけて話す人が多いと感じます。
例えば、相手が初めて聞くであろう言葉を発するときや、重要なポイントについて話すときに、そこだけあえてゆっくり、滑舌よく、強調するように、しゃべるんです。
知らない言葉を普通の会話のスピードの中でさらっと言われると、「え?今なんて?」となりがちですよね。そういうのが話についていけなくなる原因だったりします。
でも、その部分をゆっくり、強調して話してもらえれば、例えその場で意味は分からなくても、まずはその単語をしっかり認識できるので、話が頭に入ってきやすく、聞く側は助かるんです。
あるいは、会話の中で重要なポイントについても、ゆっくり強調して話してくれれば、「あ、ここ大事なんだな」と思えるし、記憶にも残りやすくなりますよね。
仕事がデキる人って、「相手に理解させること」を念頭に置いて話を展開するので、そういうことも自然と出来るのでしょう。
あと、これは最近の気づきですが、この抑揚をつけて話せる人って、自己紹介とか名刺交換の時点で、既に分かっちゃうことが多いです。
人の名前って、初めて会う人に認識してもらうのって、ちょっとハードルがあるじゃないですか。
普通の会話のスピードで言われて、名前が聞き取れないケースって、本当に多いです。
いや、おまえ、名前覚えてもらう気あんのかああ!?ってなる。
逆に、名前の部分だけ強調して「初めまして、や・ま・だ・た・ろ・う、と申します。」みたいに自己紹介されると「おっ」って思います。実際そのほうが名前覚えますし。
相手の反応を見ながら話す
さて、会話をしている時の姿勢についても、仕事がデキる人とデキない人の差を感じることがあります。
「相手の目を見て話せ」なんてのは、小さい時から散々言われることだし、ビジネスの場でも当たり前なんですけど、わたしが仕事デキるなーと感じる人は、相手の目を見て話すだけでなく、相手をよく観察しているんです。
相手の態度や、メモを取る姿勢などを見て、相手がちゃんと理解しているか、相手が自分の話のどこに興味を持っているか、を常に探っていて、相手の理解が浅いと感じれば、とっさに説明を付け加えたり、興味のありそうな部分について質問を投げかけてみたり、その場で臨機応変に対応するのです。
もちろん、相手の理解度が高いと感じれば、あえて説明を端折ることもあります。
だから必然的に、同じ内容を説明する場合でも、相手によって話す内容の深さや、説明の仕方が違ってくるんですよね。
それに対して、仕事がデキない人の特徴は真逆で、誰に対しても一辺倒でしゃべります。
そういうの、横から見ていてちょっとイライラしてしまうこともあります。
「いや、相手の人全然理解してなさそうじゃん!」とか「ここどう見ても全員分かっているのに、それ以上詳しい説明いらないでしょ!」って思ってしまう…。
分からないことは「分からない」
会議の場では、どうしてもその人の知識がなくて、あるいは問題が複雑で、すぐに回答できないような質問が出ることがあります。
わたしが「この人デキるなぁ」と感じるのは、中途半端に取り繕って回答するのではなく、「分からない」という意思を明確にする人です。
もちろん「分からない」というだけではダメで、
すみません、それについては即答できないので、確認して明日の午前中までに改めて返答させていただきます。
みたいに、回答する期限まで含めて言われると、この人の発言は信頼できるな、と感じます。
営業マンだと「分からない、なんて言ってはいけない」という人もいますが、わたしは「分からない」と言ってくれたほうがいいです。
だって、そのほうが信頼できるし、だいたい取り繕って回答してるのってバレバレなので、「この人の言っていることは本当だろうか?この人を信頼して大丈夫だろうか?」と疑問になってしまいます。
まぁ、あまりにも分からないことが多すぎると、それはそれで問題ですけどね(笑)
ということで今回は、わたしのこれまでのビジネス経験を通じて感じた、話すだけで分かる「仕事がデキる人」の特徴についてまとめてみました。
訓練が必要なものもありますが、どれも意識してやろうとすれば、出来ないものではないと思います。
なるほど!と思った方は、日々のミーティングに意識して取り入れてみてはいかがでしょうか?