こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!
突然ですが、昔から「置き薬」っていう仕組み(ビジネスモデル)あるじゃないですか?
ふと考えたんですけど、「置き薬」の仕組みって今でも全然古くなくって、もっと色んなジャンルで応用・展開できると思うんですよね。
今回は、置き薬のビジネスモデルの可能性について考えてみました。
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目次
置き薬(配置薬)のビジネスモデルとは?
置き薬といえば、最近松岡修造さんをCMに起用していた富士薬品が有名ですよね。
あまりご存知ない方もいると思うので、簡単に仕組みをおさらいしておきましょう。
置き薬は、その名の通り、自宅に置いておく薬です。
以前、わたしの実家にもありましたが、風邪薬や頭痛薬、胃腸薬などの比較的よく使われる薬が詰め込まれた救急箱が届きます。
その時点では、支払いは発生しません。
定期的に、営業マンがうちにやってきて、薬の在庫状況をチェックし、使われた薬があれば、その分の代金を支払うという仕組みです。
(引用:富士薬品)
わたしは現在、自分の家で置き薬は利用していません。
でも、急な頭痛に襲われたり、風邪で高熱が出たときに、家に薬がなかったら、不便なんですよね。
そういうときに、置き薬があれば、欲しい薬をすぐに飲むことが出来るし、使った分だけお金を払えばいいので、あったら非常に便利だなぁと感じます。
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置き薬の仕組みが展開できそうなジャンル
さて、わたしは今、置き薬の仕組み(以下、「置き薬モデル」と呼ぶことにします。)は、色んなジャンルに展開できると考えているわけですが、特に「これはうまく行きそうだなぁ」と思うものをいくつか、紹介してみたいと思います。
保存食、インスタント食品
まず、わたしが最初に思い浮かんだのは、保存食や、インスタント食品です。
具体的な商品のイメージで言えば、カロリーメイトのような栄養バランス食品や、カップヌードルのようなインスタント食品とか、レトルトカレーみたいな商品もいいですね。
置き薬モデルって、「非常事態」のときに必要になるジャンルって適していると思うんですよね。
ちょっと小腹がすいたときに、
あ、ちょうどいい、食べるものがない!
なんてことがあると思います。
そんな時に、保存食とかインスタント食品みたいなものがあれば、便利だと思うんです。
近くのコンビニやスーパーまで、買いに出かける必要がなくなりますし。
水とかお米なんかも、おんなじ理由で「置き薬モデル」と相性がいいかも知れません。
お菓子
続いては、お菓子です。
先ほどの保存食と、ジャンルとしては近いですが、わたしが「置き薬モデル」が合うと感じた理由がちょっと違います。
保存食の場合は、「非常事態」でしたが、お菓子に非常事態なんてありません。
どちらかと言うと「別に無くても困らないけど、あったら食べたくなる」のが、お菓子だと思うんです。
だから、お菓子を「置き薬モデル」で家に置くことが出来れば、みんなついつい有料と分かっていても、誘惑に負ける人は多いはず(←わたしです。笑)
もちろん、お菓子を買いにいく時間がないほど急な来客があっても、対応できるので便利です。
ちなみに、家庭ではありませんが、江崎グリコは「オフィスグリコ」という、オフィスにお菓子を常備しておいて、食べた分だけ代金を回収するサービスを展開しています。
このビジネスがうまく行っているようなので、家庭でもうまく行きそうな気がしますね。
ただ、ものによっては、ちょっと賞味期限が心配です。
ぜんぜん食べられないまま、賞味期限を過ぎてしまえば、廃棄するしかなくなるので、賞味期限が長いものにラインナップを絞ったほうがいいかも知れません。
使い捨てカイロ
これはちょっとピンポイントかも知れませんね。
これは、保存食のような「非常事態」的な要素と、お菓子のような「あったら使いたくなる」的な要素と、両方あるんじゃないかと思います。
ある日の朝、やべー、今日めっちゃ寒っ!! みたいな非常事態に、家に使い捨てカイロがあったら便利ですし、そこまでの寒さじゃなくても、せっかく家にあるし、今日はカイロを持って出ようかな、なんて思うかも知れません。
あ、ちなみに、関連してわたしの超おすすめグッズなんですが、「ホカロン」の逆バージョン、「ヒヤロン」という商品があります。
冷蔵庫で事前に冷やしておくようなタイプではなく、強くたたくことで、中の液体が化学反応(?)し、瞬間的にものすごく冷たくなるんです。
夏の外出時にもっていくとめっちゃ便利で、これも「置き薬モデル」がばっちりハマりそうですねぇ。
アパレル(服)
最後はちょっと意外に思われるかも知れませんが、アパレル(服)です。
これはここまで紹介してきた他のジャンルとは理由も違うんですが、実はものすごく可能性があるんじゃないかと思っています。
服を買うときって、着回しとか、自分がいま持っている服と合うかとかって、女性は特に、考えたりしますよね?
普通アパレルショップや通販で買い物をするときは、それを自分の頭のなかで想像していると思うんです。
「あ、この服はわたしの持っているこれと合いそうだなぁ」みたいに。
でももし、自宅に服が届けば、実際に服に合わせたりしながら、持っている服に合うかどうか、試すことが出来るじゃないですか!
その中から、気に入って欲しいと思ったやつを、買い取ればいいんです。
服なんて、人の好みが激しいから、あんまり売れなくて在庫が余ってうまく行かないんじゃない?と思われるかも知れませんね。
でも実は、わたしがアパレルが「置き薬モデル」に可能性があると感じているのは、自分の持っている服と合わせられるから、だけではないんです!
このサービスを継続的に利用し続けると、どの服が買い取られたのか、データが蓄積していくので、その人の服の好みがどんどん分かるようになっていくはずです。
そうすると、よりその人が欲しがりそうなデザインの服をセレクトして、送ってあげることが出来るんです。
そうすれば、自然と買い上げ率は上がっていくはず、いわゆるビッグデータです。
「置き薬モデル」が合いそうなジャンルのポイント
さて、今回は「置き薬」のビジネスモデルについて、もっとこんなジャンルでもうまく行くんじゃない?というアイデアと可能性を書いてみました。
最後に、「置き薬モデル」が合いそうなジャンルの要素をまとめると、
- 常には必要ないけど、緊急的に必要になる(長期的に保存できる必要も)
- なくても困らないけど、あったらつい手を出したくなるもの
- 実物を見てから買いたいもの
という感じでしょうか。
こんな商材を扱っている会社の方は、新規事業として検討されてみてはいかがでしょうか?!