こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!
東京出身・東京在住のわたしですが、出張で沖縄に行くときにはよく「かりゆし」を着ていきます。
特に春から秋口にかけては、沖縄のビジネスマンはほとんどかりゆし姿になります。
郷に入れば郷に従え、というのもありますし、とにかくかりゆしは着心地も最高!ぜひ皆さんも、沖縄に出張や観光で行かれるなら、かりゆしを着てみてはいかがでしょう?
この記事では、かりゆしの基礎知識から、買い方や選び方の解説をしていきたいと思います。
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目次
かりゆしの基礎知識
かりゆしは、いわゆるクールビズの取組みで夏の正装として認められたことで、内地(沖縄以外)の人にも多く知れ渡ったのではないかと思います。
しかし、名前やその見た目はなんとなく知っていても、定義や沖縄での位置づけなど、基本的なことを知らない人も多いのではないでしょうか?
かりゆしは沖縄の夏のフォーマルウェア
「かりゆし」とは元々、1970年代に観光PRの目的で考案されたもので、2000年に行われた九州・沖縄サミットで各国首脳が着用したあたりから、官公庁を中心に夏のフォーマルウェアとして普及し、現在では官公庁だけでなく、沖縄で働く人たちに広く普及しています。
夏場に、通勤時間帯に那覇市内にいると分かりますが、本当にみんなかりゆしを着てます。今では、沖縄の夏のフォーマルウェアとして定着しているんです。
ちなみに、沖縄のフォーマルウェアだからと言って、内地(沖縄以外)の人がかりゆしを着るなとか、そういうしきたり的なものもありませんのでご安心を。むしろ歓迎される風潮のほうが強いと感じます。
「かりゆし」には2つの定義がある
さて、かりゆしには、2つの定義があります。
- 沖縄県産であること。(沖縄で縫製されていること。)
- 沖縄らしいデザインであること。(伝統工芸の織物を模した柄や、ハイビスカス、シーサーなど沖縄独特の風物を模した柄であること。)
そして、きちんと認定を受けているウェアにはその証明として、下げ札と呼ばれるタグがついていますから、購入するときには確認をしておきましょう。

(引用:かりゆしウェアとは)
かりゆしを着るシーズンは?
かりゆしは夏のフォーマルウェア、と書きましたが、シーズンは夏だけかというと、実際のところそうでもありません。
沖縄では毎年4月から11月までをかりゆしウェア着用奨励月間としており、最近では冬でも着用できるように長袖のかりゆしウェアも登場するなど、沖縄の生活にすっかり浸透しています。(中略)県内居住者は5月~10月に着用率が80%を超えており、多くの人はこの期間に着用しています。(引用:沖縄県)
東京でかりゆしを着ていると、JTBのスタッフのように見えてしまいますが(笑)沖縄なら浮くことはまずありません。
ちなみに、4月から11月が奨励月間とはされていますが、実際に沖縄の人に聞いてみたところ、何月に入ったら衣替え、というようなことはあまりなく、何となく暑くなってきたから着る、という感じだそうです。
5月~10月頃に沖縄へ出張に行く方はぜひ、かりゆしを着てみてはいかがでしょう?
かりゆしの着方は?
かりゆしは、形状としてはYシャツに近いものですが、着こなしの違いとしては、基本的にはパンツに裾をインしない、ということです。
裾を外に出して着るのがスタンダードです。
(引用:MAJUN)
官公庁の職員を含めて、インしているのは見たことがありません。これがかりゆしの着心地の良さの一因でもあるでしょう。
沖縄出張や観光でかりゆし!買い方・選び方は?
では、ここからは、沖縄出張や観光でかりゆしを着るために、かりゆしの買い方や選び方をお教えします。
かりゆしはどこで買うの?
先ほども書きましたが、かりゆしには認定(タグ)制度がありますから、実はブランドはかなり限られています。
わたしも元々、アパレルメーカーがこぞってオリジナルのかりゆしを製造しているのかと思いましたが、実はそうではありません。
メジャーなブランドでいうと、
といった辺りです。
かりゆしはどこで買えるかといえば、各ブランドの専門店(通販含む)や、RYUBO(百貨店)、イオンやサンエー(衣料品も扱うスーパー)などです。
出張や観光で県外から沖縄を訪れる人にオススメなのは、RYUBO(リウボウ)、イオン、サンエーなどの百貨店やスーパーです。後でも触れますが、試着したほうがいいので、通販よりも店舗で買うことをオススメします。
中でもRYUBO(リウボウ)はゆいレールの県庁前駅の目の前にあるデパートで、ブランドも種類も豊富なかりゆしウェア売場があります。
(引用:リウボウ)
5000円くらい~と、イオンやサンエーと比べると高めの価格帯の商品が多いですが、出張や観光なら、何着も買うわけじゃないので、質のいい、お気に入りの1枚を見つけられることでしょう。
かりゆしの選び方は?
かりゆしには、沖縄らしいデザインであること、という定義があるものの、それ以上の色柄の指定はないので、シンプルなワンポイントのものから、色・柄ともに派手なものまで様々です。
色や柄については、自分が気に入ったものを選ぶと良いでしょう。
もちろん、ビジネスの場合はあんまり派手なものは避け、白やグレー、ネイビーを基調にしたものが良さそうですが、ウェア全体に柄が入っていても全く問題ありません。
例えばこれくらいは、ビジネスでも着ている人は普通にいます。
ちなみに生地も、綿100%のものや、綿とポリエステルの混合のものや、伝統的な染物(久米島紬など)までありますが、ポリエステル30%以上であれば洗濯したときにシワになりにくいのでオススメです。
デザインや生地以外で大事なのは、着丈です。
かりゆしはパンツにインせず、裾を外に出してきるものですから、着丈が長かったり短かったりすると、それだけで不恰好ですから、かならず試着してから買うようにしましょう。
ということで今回は県外の人向けにかりゆしの魅力や買い方・選び方を解説してみました。
まだかりゆしを着たことないという人はぜひ、沖縄でかりゆしを着てみてください。沖縄の梅雨の時期や夏は湿度も高いし暑いですから、ワイシャツとは違うかりゆしの着心地は最高です。
沖縄についたら、まずRYUBOかイオンやサンエーに足を運んで、かりゆしを手に入れてみてはいかがでしょうか。
沖縄の人にも歓迎されますし、かりゆしを着ることで出張でも観光でも、より沖縄を楽しめるようになるはずですよ!