「企業に受かる」って言い方、辞めません?受験じゃないんだから。

こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!

よく就活生の相談を受けることがあるんですが、そこで企業に「受かる」っていうフレーズに出くわすことがあります。

もちろん、内定をもらうという意味ですが、個人的に、すごく違和感を感じる言葉です。

というか、企業に「受かる」っていう言い方、辞めたほうがいいと思うんですよね。

就活は受験とは似て非なるもの

企業に「受かる」という言い方をする学生に共通しているなー、と思うのは、就活をまるで大学受験のように考えていること。

もし就活を大学受験の延長で捉えているなら、まず受験と就活の違いを認識したほうが良いと思うんです。

自分が通いたい・働きたいと思う大学・企業を探して、人気があるところは倍率が高くなり、選考や試験があって、そのための対策をして、パスすれば入学・入社することが出来る・・・

新入社員のイメージ

そういう意味では、大学受験と就活の過程は、確かによく似ています。

人によっては、中学受験、高校受験と何度も受験を経験しているでしょうから、就活も同じように捉えたくなる気持ちは分かります。

でも、受験と就活には大きな違いがあると思うんです。

大学受験は、能力を輪切りにする装置的な側面が強い

中学受験や高校受験もそうですが、大学受験って、大ざっぱに言えば、学生の能力(学力)を輪切りにする装置的な側面があると思うんです。

どういうことかというと、能力の高い人ほど、偏差値の高い大学に集まり、能力の低い人は、偏差値の低い大学に集まるということ。

よく言われる、「東大京大」「早慶上智」「MARCH」、関西だと「関関同立」と言われるような学力のレベルによる分類はまさにこれを表したものだと思います。

受験は学力を輪切りにする装置

もちろん、推薦や、音大、美大のような専門性の高い大学もありますから、それが全てではありません。

でも、最難関と言われる東大や京大に入れる学力を持った人は、他の大学にも入れる可能性が限りなく高いのは間違いないと思うんです。

つまり、大学受験の場合は、デキる人ほど、偏差値の高い大学、人気のある大学に入れるというわけです。

就活は、能力よりもマッチングの側面が強い

では就活でも、大学受験と同じように、デキる人ほど、人気のある企業に入れるのでしょうか?

みんなの就職活動日記」によると、2016年卒の新卒人気企業ランキングの1位は、電通だそうです。

電通オフィスビル

じゃあ人気ランキング1位の電通から内定をもらえるような学生は、他の企業からも内定をもらえる可能性が高いでしょうか?

電通から内定をもらう人は、例えば、27位にランクインしているJR東日本や、40位の三菱UFJ信託銀行にも間違いなく内定をもらえる人でしょうか?

ちょっと違う気がしませんか?

わたしが選んだ2社は、わたしの勝手なイメージで、電通とは社風が全然違いそうだな、と思った企業です。

電通から内定をもらえる人は、ある程度電通の社風と親和性の高い人でしょう。

JR東日本や、三菱UFJ信託銀行もしかり。

わたしは、就活って人のデキる、デキないよりも、「マッチング」の要素が強いと思うんですよね。

これはよく言われているような、就活は結婚に似ている要素がある、的な話と一緒です。

就活は結婚に似ている

つまり、結婚には性格、個性、価値観、好き嫌いみたいな、数字で測れない要素のマッチングが重要であるように、就活も、企業の個性と、個人の個性のマッチングの要素が強いんじゃないか、ということです。

受験は「選抜」、就活は「選考」という違い

受験は能力を測るもの、就活はマッチングを図るものという違いは、言葉にも表れています。

受験のときは、「入学者選抜試験」というように、「選抜」という言葉が使われますが、就活では、「選考過程」「選考通過」というように、「選考」という言葉が使われますよね?

「選抜」を大辞林で引くと、次のようにあります。

多くの中からよいもの,すぐれたものを選び出すこと。

(引用:大辞林

一方の「選考」を引くと、

多くのものの中から適・不適などを考ええらぶこと。よく調べて,適任者をえらび出すこと。

(引用:大辞林

とあります。

まさに、受験の入学者試験は、より優れた人を選び出すのが目的ですが、就活の採用過程は、より適切な人を選び出すのが目的だということ

受験と就活の違いが、言葉にもそのまま表れているわけですね。

「受かる」とか「落ちる」とか受験みたいな表現は辞めよう

わたしは、企業の採用試験にのぞんだ結果が不採用だった場合、理由は大きく2つしかないと思っています。

  • 自分の経験や考えを、思い通りに伝えられなかった
  • 企業の個性と、自分の個性が合わなかった

かのいずれかです。

つまり、面接である程度きちんと受け答えができて、自分の考えを伝えられた上で、不採用だったとしたら、それは単にその企業の個性と相性が合わなかっただけ、ということです。

話を元に戻しますが、企業に「受かる」という表現をする学生は、就活をマッチングではなく、まるで受験のようにとらえている傾向があると感じます。

就活は「受かる」とか「落ちる」じゃない

そういう学生ほど、企業から不採用の連絡をもらったとき、まるで自分の能力が基準に至らなかったかのような錯覚をし、落ち込みます。

でもそんなの、全くナンセンスだとわたしは思うんですよね。

「受かる」とか「落ちる」とか受験みたいな表現は辞めて、マッチングだという意識を持ちましょうよ。

自分にマッチする企業は、ここじゃなかったんだ、また別にあるんだ。

そう思って、自分に合う会社をまた探せばいいんですから。

では、今日も頑張らずに楽しんでいきましょう~!