こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!
ある年、わたしが勤めていた会社で、給与体系が変更されることに。
その時、経営サイドに罵声を浴びせるがごとく、断固反対するベテラン社員たちがいたんです。
今回は、こいつら、マジでバカなんじゃないか?と思った話。
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目次
より成果主義の給与体系へ
わたしの会社の給与体系が、どう変わったのかというと、大きくは次の2点でした。
- 残業手当のDOWN
- 成果報酬額のUP
一つ目はつまり、同じ時間残業をしても、もらえる残業代の額が、以前よりも減るということになります。
二つ目は、成果を挙げた人には、今まで以上に昇給のチャンスやボーナス額が増えるということを意味しています。
これって、徐々にではあるが年功序列から成果主義に傾いていく、世の中的にも自然な流れとも言えますよね。
一つ付け加えると、給料の原資(社員に支払う給料の総額)は変えないことになっていたので、単なる経費削減目的ではなく、「仕事ができる人が、より高い給料をもらえるようにする」という、超分かりやすいお話です。
わたし(当時社会人7年目)や、わたしより年次の若い社員たちは、ほとんどがこの給与体系の変更に賛成でした。
だって、頑張っただけ報われるようになるんだから、やる気だって出るってもんです。
ところが、そうじゃない人たちがいたんですよねぇ。
こっちは生活がかかってるんだぞ!!?
とある日、人事から社員に向けて、新しい給与体系の説明会が開かれました。
わたしは説明を聞きながら、
なるほど。これはやる気出るなぁ〜
なんてぼんやり考えていたんですが、突然後ろから怒号のような声が響いたんです!
残業代減らすなんて、ふざてるのか?!!
びっくりして後ろを振り返ると、40代のベテラン社員が立ち上がって声を荒げていました。
会場中が彼のほうを向いていましたが、彼は構わず続けました。
こっちは生活かかってんだよ!!
家族だっているし、ローンだって組んでるんだ!
残業代減らされたら生活出来ないじゃないか!!?
人事は冷静に、必ずしも給料が減るわけじゃないこと、残業代の削減幅が、妥当な範囲であること、給与体系変更に至った会社の現状など、細かく説明しました。
誰が聞いても、ものすごく納得感のある話でした。ところが…
だ、か、ら!!
いきなり残業代減らすなんて暴挙じゃないかって言ってるんだ!!!
そんな一方的な話、認められるわけないだろうが?!
と、彼はまくし立てる一方。
さらには、それに同調するヤカラ(オジさん)が出てきて、騒ぎは大きくなる一方、収集がつかなくなってしまったのです。
わたしを含め若手はみな、彼らの挙動にビックリしてぼうぜんとしてました(笑)
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こいつらマジでバカなのか?
確かに、 給料の総額を変えずに、その配分を変えるんけですから、新しい給与体系では、給料が増える人もいる一方で、減る人も出てきます。
それはどんな人かと言えば、残業ばかりしているクセに、大して成果を挙げていない人たち。
どんなに残業が多くても、残業代は支払われる会社でしたから、成果に関係なく、長時間残業によって、高い年収を稼いでいる人たちが結構いたんですね。
説明会で、騒ぎ立てたり、同調して声を挙げてたのは、みな40代、あるいは50代の、役職のないオジサンたちで、まさにそのタイプ。
彼らは、今まで通りの成果しか挙げられなければ、間違いなく、年収は減るでしょう。
それを悟って、説明会の場で大反対を表明したわけです。
自分が無能であることを高らかに宣言している
彼らの発言って、今まで自分が無能であったこと、そしてこれからも無能であり続けることを、高らかに宣言しているようなものです。
だって、成果を挙げれば高い給料をあげるよ!って言われてるのに、下がる前提で議論をしているんですから。
つまり、それって言い方を変えれば、
今まで自分は、給料に見合った成果を挙げられてなど、いませんでした。
そして、これからも大した成果を挙げることは出来ません。なぜならぼくは無能なので。
だから、給与体系を変えられてしまったら、間違いなく、年収が下がってしまうんです。
成果は挙げられないけど、でも、年収が下がるのだけは絶対イヤ。だから給与体系変更なんて、反対!!
ってことでしか無いんですよねぇ。
騒ぎ立てるあなたたちの姿を、若手はドン引きして見ていますよ(笑)
既得権益を守ろうとする、とんでもなく見苦しい姿を。
反対するなら会社辞めれば??って感じです。
会社にとって自分がゴミであることに、気づきなよ
会社側は、給与体系を変更する背景として、
生産性の低い、ダラダラした長時間残業を排除し、より高い生産性を目指す
と言っています。
そして当然会社側も、”オジサンたち”の給料が下がることを見越しているはずです。
つまり、この給与体系の変更は、努力もしない、成果も挙げない生産性の低い”オジサンたち”に投資するよりも、努力して成果を挙げようとする、生産性の高い若者に投資しよう、という話でもあるわけです。
つまり、オジサンたちは既に会社にとって、利益を圧迫するだけの、邪魔な存在だということ。
もしわたしが経営側の人間だったら、
お前ら高い給料ばっか取っておいて、ろくに結果も出してねぇじゃねえか。
心入れ替えて、努力して成果を出すか、さもなくば辞めてくれ!
そう考えるでしょうね。
かと言って、日本の会社は、簡単にはクビ切れないから、給与体系を変更する、という形でオジサンたちにプレッシャーをかけているとも言えます。
でもオジサンたちは、自分たちが会社からそんな風に思われているなんて、全く気づいてもいない。
気づかず、騒ぎ立てているんです(笑)
あなたが辞めても会社は全く困らないし、むしろ助かるんだよ??
もっと危機感持とうよ…。
ということで、今回は“残念なオジサンたち”のお話でした。
こういうオジサンたち、きっとどの会社にもいるんだろうなぁ。
まだ彼らは40代、50代だけど、もう既に老害じゃないか…。