主治医と産業医。2人の精神科医が対立して困惑した話。

こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!

わたしが適応障害と診断されて休職し、会社に復職したばかりの頃の話です。

復職してからも、自宅近くの心療内科の主治医にかかっていましたが、それとは別に会社が委託する産業医がいました。

今回は主治医と産業医、二人の医者(精神科医)の意見がマジで対立して困惑した話

立場の違う2人の精神科医

産業医というのは、会社から業務委託を受けている精神科医です。

月に2日ほど会社に常駐し、わたしのような休職明けの社員の経過観察をしています。

わたしの会社では、メンタル不調による休職明けは、残業時間などの勤務制限がつくのですが、その条件を緩和する権限を持っているのが、産業医でした

また、もちろん復職してからも、定期的に主治医の元へも通っていました。

主治医のイメージ

適応障害やうつ病の場合、ウイルスがいなくなって、はい治った!もう大丈夫!なんてことはありません。

体調が良くなってきたら、様子を見ながら徐々に、日常生活や仕事に戻っていく必要があります。

だから、治療方針を決めることと、職場での勤務制限を決めることは、本来セットで考えなければならないんですよね。

ところが、わたしの場合、基本的な治療方針を決めるのは主治医、勤務制限の緩和を決めるのは産業医というように、立場の違う2人の精神科医に診てもらうことになってしまったのです。

治療方針を巡って対立する2人の精神科医

立場が違っても、二人の方針が共通していればいいんです。

しかし、残念ながらわたしの場合は、そうはなりませんでした。

むしろ、主治医と産業医の意見が異なり、お互いをディスる(批判し、馬鹿にする)ような状態になってしまったんです。

主治医の方針は、勤務制限の緩和より先に、薬を抜くべき

わたしは会社に復職してしばらくの間、抗うつ薬や睡眠薬の服用を続けていました。

体調を安定させて、スムーズな復帰をサポートするためです。

 合わせて読みたい 


適応障害と抗うつ薬や睡眠薬との付き合い方〜適応障害闘病記6〜 : No.2宣言




適応障害になったときに、薬(抗うつ薬や睡眠薬)とどのように付き合うかについて、まとめています。

もちろん、タイミングを見測らって、薬は抜いていく必要があり、そのタイミングや方法を決めるのは主治医です。

わたしの主治医は、勤務制限解除よりもまず、薬を徐々に抜いていき、薬なしでも体調が安定すれば、勤務制限を緩和していくべき、という方針で、わたしもその方針に納得していました。

主治医の方針を否定する産業医

問題が起きたのは、主治医の方針通り、薬の量を減らし始めたあと、初めて産業医と面談した時でした。

産業医から、最近はどう?と聞かれたので、

サインバルタ(抗うつ薬の名前)の量を先週から減らしました。

と答えると、突然怪げんな表情をされ、「え?なんで?」と威圧感のある聞き方をされました。

え?なんで薬の量減らしたの?

わたしも正直に話すしかないので、

職場に復帰してから体調が安定しているので、主治医と相談して…

と答えると、

うーん。普通はそんなことしないんだけどね。有り得ないよ。精神科医としてどうなんだろう。まぁ、君がその先生を信用するのは自由だけど。

という、主治医否定発言が・・・。

産業医の意見は、勤務制限を緩和する段階で、大きなストレスがかかることがあるから、薬を抜くよりも、勤務制限の緩和を優先させるべきだ、ということでした。

そして、その面談で勤務制限(残業制限)の一部解除が決まったのです。

産業医の方針を否定する主治医

そして、次の主治医との診察時。

今度は逆に、産業医との面談で勤務制限が緩和されたことを、主治医に伝えました。

主治医の反応は、

え?嘘でしょう?まだ勤務制限を解除すべきタイミングじゃないのは明らかなのに。ちょっと聞きますけど、その産業医って本当に精神科の専門医?一般の内科医とかじゃないですか?大丈夫ですか?

まぁ、ここまでくると予想通りの反応ですよね(笑)

その産業医、大丈夫ですか?!

ちなみに産業医は、精神科の専門医らしかったですが。

さて、今はもう、薬も飲んでいなければ、体調も安定していますので問題ありませんが、さすがに当時は、2人の精神科医が、患者であるわたしを介してお互いを否定し合う、という状態にかなり困惑したことを覚えています。

信頼できる医者を見つけることの重要性

わたしは専門家ではないので、究極どちらの先生の意見が正しかったのかは、正直分かりません。

ただ、医師同士で治療方針や意見が異なることって、決して珍しくはないと思うのです

わたしがラッキーだったのは、主治医のことを、心から信頼できていたことでした。

専門的な知識はもちろんですが、主治医は、わたしの病気だけに目を向けるのではなく、わたし自身の性格や、復帰後どのようになることを望んでいるか、などを総合して、治療方針、復職の方針を決めてくれていたんです。

だから、主治医の先生のいう事を100%信用しよう、と自分を納得させることが出来ました。

その結果、その状況を上司に詳しく説明し、産業医によって勤務制限は解除されましたが、当面仕事の内容や仕事量が、わたしの負担にならないように、自主的に仕事をセーブすることが出来たのです。

仕事を自主的にセーブすることに成功

でももし、どちらの医師の意見を信用すればいいか、分からなくなり、薬は減らし、勤務制限は解除され、その途端に負担の大きい仕事が増える、という状態になってしまったら、今ほどスムーズに職場復帰できていたかどうか…

そう考えると、非常に怖いです。

特に、精神科や心療内科といった領域は、信頼できる医者と出会うのが難しい診療科目だと感じています。

わたし自身、専門性な知識が乏しい医師や、利益至上主義と思わざるを得ない医師にも出会ってきましたから。

信頼できる精神科医、心療内科医と出会うための方法について、わたしの経験をもとにまとめた記事も書いていますので、興味があればぜひ。

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では、今日も頑張らずに楽しんでいきましょう~!