こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!
先日、労災認定された電通社員の自殺について書きました。
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やっぱり、自殺するほど追い込まれる前に逃げ出せなかったことが悔やまれます。
今回は、会社から逃げる、会社を辞めるという選択肢について。
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目次
入社式は辞める権利が生まれる日
毎年4月の第一日は、多くの会社が入社式ですが、新しいスーツに身を包んだ新社会人は初々しくもキラキラして見えます。
よほど就活に失敗したと感じていない限り、社会人になること、入社するその会社の社員として働けること、世の中を動かす仕事に携われること、色々なことにワクワクするものでしょう。

電通も少なくともこれまでは、就職人気ランキングで常に上位に来るような人気企業です。
自殺してしまった高橋まつりさんも、電通で働けることに多くの期待を抱いていたかも知れません。
入社式はその会社で仕事を始める、めでたい日。
しかし、入社式はその真逆の側面として、その会社を辞める権利が生まれる日でもあります。
入社しなきゃ辞めることなんか出来ないので、当たり前ですけどね。
しかしこのことを意識している人は、ほとんどいないでしょう。でも、今回の電通社員の自殺のような事件を耳にするたび、めちゃくちゃ大事だなぁと思います。
辞めるという選択肢は常に持っているべき
辞める権利、つまり退職願を出す権利は、入社式の日に生まれるわけですが、たとえ新入社員であっても「辞める」という選択肢は頭のすみに持っておくべきです。
「置かれた場所で咲きなさい」の意味
仕事でなくても、勉強でも趣味でも何でもそうですが、長く続けることで得られることというのは、確かにあります。
だからなのか、特に日本には、一途に一つのことを長く続けることを美徳とする価値観がはびこっています。
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入社したらまず3年は頑張れ!みたいに言われるのも、そういうことなのでしょう。
わたし自身も、長く続けることが悪いことだとは思っているわけではありません。
でも、長く続けることに固執して、自分が成長しない道、あるいは自分の健康を害するような道を進み続けるのは、やっぱり間違っている。
「置かれた場所で咲きなさい」という有名な本がありますが、その言葉の真意は、「変えることの出来ない運命は受け入れて、そこで出来る限りを尽くそう」ということだとわたしは解釈しています。
「不慮の事故で、体に障害を負ってしまった」というのは、変えることの出来ない運命ですが、「入社した会社が実際はブラック企業だった」というのは、変えることの出来ない運命ではありません。
入社してしまった事実は変えられませんが、日本国憲法では「職業選択の自由」が保障されており、いつでも辞めることも、転職することも、出来るわけですから。
「せっかく入社したのだから」はただの正当化
特に新入社員が、それも人気のある企業に入社した新入社員が、すぐに辞めることを躊躇する理由に、「せっかく入社したのだから」というのがあります。
確かに、例えば電通にしても、採用試験の倍率は高く、誰でも入れるわけではありません。
楽天は4月28日、「就職人気企業ランキング」の結果を発表した。
(引用:マイナビニュース)
でも、「せっかく入社したのだから」という考えは、過去の自分を正当化しているに過ぎないと思うんです。
入社した会社をすぐに辞めるということは、その企業の採用試験を受け、その企業に入社するという選択をした過去の自分を否定することにもなります。
だから、「せっかく入社したのだから」という言葉で、過去の自分の選択を、正当化したいんですよね、きっと。
でもいいじゃないですか、別に。
人間なんだから、間違った選択くらいしますよ。まして社会に出たことのない学生が、自分の思い描いていた仕事や働き方が出来る企業を選択できるほうが、可能性としては低いとわたしは思います。
うまくいかなかったらすぐに舵を切ろう
違うと思ったら、過去の自分の判断を正当化せず、別の道を試せばいいと思うんです。
例えば、企業だって新規事業に手を出してうまくいかなかったら、1年も経たずにとっととその事業から撤退することだって、別に珍しくはありません。
「せっかく始めたビジネスだから」という理由だけで、うまくいかない事業を続けるのって、どうかしてますよね。
個人の選択だって、それと同じ。
違うなと思ったら、あるいはもっと別のいい道があると思ったなら、すぐに舵を切るという判断も、わたしはすごく大事だと思います。
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ということで、今回は入社と同時に生まれる、会社を辞める権利について書きました。
新入社員だろうと、辞める、あるいは転職する、という選択肢は常に持っておくべきです。
冷静な判断が出来なくなるほど追い込まれてしまう前に…。
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