ストレスで症状が出る医学的な理由と対処法について

こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!

現代はストレス社会と言われ、日常生活からストレスを切り離すことは出来ません。

体に無理な力がかかると、骨折したり間接を痛めたりするように、強いストレスがかかると、体を壊すことになります。

わたし自身も、強いストレスが原因で、体を壊したことがあります。

ということで今回は、わたしの経験を含め、ストレスで体に症状が出る医学的な理由と、症状が出た場合の対処法について解説。

ストレスで症状が出る理由は?

まず初めに、ストレスで体に症状が生まれる理由、ストレスで体を壊す理由についてです。

ストレスで体調不良は甘えではない

ストレスで体調不良というと、「そんなのは甘えである」と信じている人がいますが、それは間違いです。

おそらく原因は、ストレスが目に見えず、物理的には存在しないものだからでしょう。

誰しも、骨折するのは、外から物理的な強い力がかかったからだと知っています。

インフルエンザにかかるのは、目には見えなくても、インフルエンザウイルスが物理的に存在し、そのウイルスが原因であることを知っています。

その一方で「ストレス」というものは、物理的には存在しないものであるゆえ、ストレスで病気になどなるはずがない、と考える人がいるのも不思議ではありません。

ストレスで病気になどならない、つまり、ストレスで症状が出るなど、甘えであると考えてしまうのでしょう。

しかし、物理的な原因が無くても、人は病気になります

例えば、一週間以上も睡眠を取らないでいた高校生と、幻覚を見たり、ふるえや言語障害が出たという話なら、聞いたことがあるのではないでしょうか。

そこに物理的な原因はありませんが、確かに体に不調をきたしています。

ストレスで症状が出るメカニズムとは?

続いて、ストレスが原因となって体に症状が生まれるメカニズムについて説明します。

人間の体は、交感神経と副交感神経という2つの自律神経のバランスによって健康を保っています。

交感神経とは、

緊急時やストレス時に働き、心身を活発にする神経です。 具体的には、激しい運動、興奮や緊張時、恐怖や危機を感じているとき、頑張って働いているときなどです。 ストレスに反応して働くため、ストレスの多い現代社会では交感神経を必要もないのに高ぶらせてしまい、それが様々な症状の原因となっています。(引用:自律神経失調症について

一方の副交感神経とは、

心身を休め回復させる、体のメンテナンスを担う神経です。交感神経が緊急時に頑張るための神経なのに対し、副交感神経は睡眠時、休息時などリラックスしている時に働きます。(引用:自律神経失調症について

交感神経は、体を闘争モード、逃走モードに切り替える「アクセル」の役割を果たし、副交感神経は逆に、体をメンテナンスモードに切り替え、傷ついた体の回復を図るわけですね。

ストレスに対して交感神経が活発に働くのは、体にとって正常な反応です。

しかし、強いストレスがかかり続けると、交感神経ばかりが活発に働き続け、副交感神経の働きが弱くなってしまいます。

これが自律神経のバランスが崩れた状態、いわゆる「自律神経失調」の状態です。

つまり、ストレスが度を越えて強くかかることで、自律神経のバランスが崩れ、それによって体に様々な不調が生じることになるのです。

これは甘えでも何でもありません。

ストレスで生じる症状の種類

では、自律神経失調の状態になると、体にはどのような症状が出てくるのでしょうか。

実は、これは一言で説明するのは、ものすごく難しいです。

なぜなら、自律神経は全身のあらゆる部分に分布しているため、自律神経が乱れると、体にはありとあらゆる症状が出てくるようになるのです。

ちなみにわたしの場合は、主な症状は吐き気や頭痛、不眠などの身体症状のほかに、気分の落ち込み、パニックになり頭が真っ白になるなどの精神症状もありました。(わたしの診断は適応障害でした。)

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身体症状だと他にも、耳鳴り、口の渇き、動機、下痢、しびれ、熱、食欲不振など、精神症状だと物事に集中できない、イライラする、無気力など、他にも行動症状としてアルコール依存、暴走運転などの危険行動、暴言、暴力、自傷行為なども症状として起こり得るようです。

実際にどのような症状が出るかは、人によって個人差が大きいと思われます。

症状が出た場合の対処法は?

このページを読んでいる方は、自分もしくは身近な人が、強いストレスを感じ、かつ体に何らかの不調が出ている方かも知れません。

では、ストレスによって症状が出ていると思われる場合、どのように対処すれば良いのか、わたしの経験も踏まえて解説します。

症状の原因がストレスであるかの確認

まず、現実的に体に起きている症状の原因が、本当にストレスによるものなのか、それとも別の病気(ウイルスなど)が原因となって起こっているかは、確認する必要があります。

しかし、ここで難しいのが、ウイルスなど別の病気の場合は、受診すべき診療科目は「内科」ですが、ストレスが原因の場合は「心療内科」あるいは「精神科」であるという点です。

わたしは、症状が身体的なものがある場合は、まずは「内科」を受診することをオススメします。

もし本当にウイルスなど別の病気がある場合には、そこで明らかになるからです。

もしウイルスや、その他の異常が見つからない場合には、たいてい「疲れ」とか「原因不明」とか診断されることになりますので、そうなれば、次に「心療内科」を受診しましょう。

初めから心療内科に行くべきではないのは、心療内科には検査のための設備がない場合が多いからです。

心療内科は、物理的な検査によって診断するのではなく、患者への問診によって診断を行うため、ウイルスなどが原因の場合に発見できない可能性があるのです。

症状の原因が分からなければ心療内科へ

もちろん、明らかにストレスが原因であることが自明である場合は、初めから心療内科を受診しても良いと思います。

しかし、どちらか分からない場合には、まずは内科などの症状に応じた科目を受診し、原因が分からなければ心療内科を受診することをオススメします。

そして、心療内科であれば、どこでも良いのかというと、そうではありません。

これはわたしの経験に基づく話ですが、心療内科には、いわゆるアタリ・ハズレが存在するのです。

もちろん、患者のことを大切に考える、素晴らしい医師もいますが、心療内科の領域に詳しくない、あるいは利益第一主義としか思えないような医師も少なくありません。

心療内科の選び方については、こちらの記事にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

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ちなみに、わたしは最終的には適応障害と診断されましたが、他にも自律神経失調症とか、心身症と診断されたこともありますが、どれも定義が重なりあっていたりするので、間違いでもなかったりします。

診断名ではなく、ストレスの原因と、どのように対処していくか大事です。

合わせて読みたい 自律神経失調症、心身症、適応障害とは?うつ病との違いや症状は? | No.2宣言
今回は、混乱しがちな、自律神経失調症、適応障害、心身症の違いついて。

なお、これらの病気は重症化すれば「うつ病」への進行するリスクをはらんでいることを言及しておきます。

ストレスをコントロールしよう

さて、ストレスで体に不調が出ている場合の対処や治療は、普通の病気とは異なります。

例えば、骨折なら自然治癒が働きますし、インフルエンザなら薬を飲めば治ります。

しかし、ストレスが原因で体に症状が出ている場合には、自然治癒もしなければ、薬を飲んでも治りません

正確に言えば、薬(抗うつ薬)を飲んで症状を和らげることは出来ますが、根本的な原因であるストレスの状況が変わらない限り、治るわけではないのです。

よく、とにかく薬を処方して治療を進めようとする医師もいるのですが、それは根本解決になりません。

薬の力を借りることは有益ですが、それが治療の本質にはならないのです。

合わせて読みたい 適応障害と抗うつ薬や睡眠薬との付き合い方〜適応障害闘病記6〜 | No.2宣言
適応障害になったときに、薬(抗うつ薬や睡眠薬)とどのように付き合うかについて、まとめています。

ここで大事なのが、ストレスをコントロールするという考え方です。

例え日中に強いストレスを受けたとしても、そのストレスを翌日までにきちんと消化出来ていれば、少なくとも悪化はさせずに済みます。

ストレス解消と聞くと、大声を出すとか、たくさん食べるとかいうイメージがありますが、ここで言うストレスの消化は、そういったものとは少し違います。

何より大事なのは、質の高い睡眠です。あとは入浴とか、栄養なども大事。

詳しくはこちらの記事に書きましたので、合わせてどうぞ。

合わせて読みたい ストレス耐性は高める必要なんかない!必要なのはストレスをコントロールするスキル | No.2宣言
ここでは、多くの人に共通するであろう、わたしも実践している代表的なストレス解消法を紹介しておきます。

環境を変え、ストレスから離れよう

さて、ストレスをコントロールする、きちんと消化することはもちろん大切ですが、強いストレスが強く続くような状況は、体にとって良いはずがありません。

同じ場所にいてストレスを受ける環境が改善される見込みが無いのであれば、環境を変えるべきです。

世の動物は一般的に、自分にとって危険な環境には身を置きません。危険が迫れば、安住の地を求めて移動しますよね。危険な環境から逃げるのは、動物界では当たり前の行動なのです。

しかし人間は賢いがゆえに、環境を変えるデメリットを想像力豊かに考えてしまい、身動きが取れなくなってしまう。

ストレスの原因が仕事であるなら、上司に仕事の調整をお願いする、異動を願い出る。

それが叶わなければ、潔く転職しましょう。

わたしもライフワークバランスを求めて転職した身ですが、案外一歩踏み出してみれば難しくなかったりします。

転職については、こちらの記事など参考に。

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