こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!
わたしは1度、関連業界への転職を経験しています。
転職先の会社でも、前職の会社とやりとりする可能性もあったため、転職においては、特に円満退社できるように、気を配りました。
特に、転職や退職を伝える順番や伝え方はめちゃくちゃ大事です。
そこで今回は、わたしの経験に基づく、転職を決めてから、実際に退職するまでの過ごし方をまとめ。
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転職を伝えるべきタイミングは?
一般的に、転職先に内定をもらってから、実際に入社するまでは2~3ヶ月くらいと言われます。
もちろん、交渉によっては、長い場合も短い場合もありますが。
ここでは、転職すること、退職することをどのタイミングで伝えるか、という話。
転職活動をしている事は可能な限り誰にも言わない
まず、前提として、会社に勤めながら転職活動をする場合、出来る限り上司や同僚に転職活動をしていることを知られないようにするべきです。
部下や同僚が転職活動をしているというのは、いい気がするものではありませんし、もし最終的に転職せずに、会社に残るという決断をした場合、その会社で働き続けることが、ものすごく気まずくなりますから。
親しい同僚や、同期になら話してもいいか、と思うかも知れませんが、それもオススメしません。
基本的に、その手の話はウワサ話に持ってこいで、自分の知らないところで勝手に広まるリスクがあります。

誰かに話したくなる気持ちも分かりますが、しかるべきタイミングが来るまで、グッと我慢しましょう。
転職先から内定を得たらできるだけ早く報告する
では、転職することを報告すべきタイミングは、「転職が決まり次第、できるだけ早く」です。
転職先から内定をもらって、自分の意思を決めたら、出来るだけ早く社内への報告を行います。ただし、次の章にまとめる「転職を伝える順番」には気を配りましょう。
出来るだけ早く転職を報告したほうが理由は、出来るだけ早く、退職日の交渉をしたほうがお得だから。
転職先からすれば、内定を出した時点から、出来るだけ早く入社して欲しいものですが、逆に辞める側からすれば、引継ぎや人員の調整をする必要があるので、出来る限り会社に残って欲しいはずです。
可能なら、有給休暇を消化してから転職したいですよね?
そのためには、転職が決まり次第、できるだけ早く退職を伝え、早めに退職できるように調整することが大事なんです。
健康診断で内定取り消しってあるの?
ちなみに転職の場合、入社前に健康診断を受けるのが一般的です。
場合によっては、入社前の健康診断の結果によって、内定が取り消される可能性も、ゼロではありません。
確かにゼロではありませんが、業務に支障をきたすほどの異常がない限り、例えば、コレステロール値や血圧が多少高くて引っかかったとしても、内定を取り消されるリスクはほぼ無いようです。
ちなみにわたしは、健康診断の前に筋トレをしてしまったせいで、いくつかの数値に異常が発生してしまいましたが、再検査を求められることもなく、内定取り消しもありませんでした。
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筋トレが原因!健康診断で「異常あり、要再検査」になった話 | No.2宣言![]() 先日受けた健康診断で、筋トレが原因で、まさかの「異常あり、要再検査」と診断されてしまいました。 |
内心ちょっと心配しましたけどね(笑)
転職を伝える順番は?
さて、転職が決まったら、出来るだけ早く転職することを伝えたほうがいいのですが、円満に退職するためには、転職を伝える順番がものすごく大事になってくるので、解説したいと思います。
誰かれ構わず伝えればいいってものではありません。
誰よりもまず、直属の上司に転職を報告
まず、転職が決まって真っ先に報告すべきは、直属の上司をおいて他にありません。
先に上司以外の人に報告してしまって、その人から、あるいは他の人を経由して直属の上司の耳に入ってしまった場合、直属の上司は部下が転職することさえ、把握できていない、ということになってしまいます。

会社である以上、部下の転職は仕方のないことですが、出来る限り迅速に把握して、業務や人員の調整を図るのが、上司の役割です。
上司の顔に泥を塗らないように、まずは直属の上司に転職する旨を、報告しましょう。
それから、上司に退職する旨を報告する際、わたしが上司に対して、一つお願いしたことがあります。それは、
お世話になった人には、自分の口から直接伝えたいので、タイミングが来るまで、自分が退職することを公言しないで欲しいです。
ということ。
転職するにあたって、自分の口から直接伝えたいという人がいるのではないでしょうか。
なので、こういう口止め(お願い)をしておくことは大事だと思います。
直接伝えるべき人には、直接転職を報告
わたしが直属の上司の次に転職を報告したのが、特にお世話になった(偉い)人たちです。
具体的にいえば、歴代の上司や、新人の頃に教育係を担当してくれた先輩、数人です。
彼らには、誰かの口から耳に入れるのではなく、自分自身の口から直接伝えたかったんですよね。
個別に、「秘密の相談」と称して会議室に呼び出して、感謝の気持ちとともに、転職する旨やその理由を、きちんとお伝えしました。
部やチームの会議で、退職を報告
直属の上司、特にお世話になった人、その次に伝えたのが、同じチームや部のメンバーです。
チームや部の定例会議の時間を借りて、チームや部のメンバーに退職することを報告しました。
やはり同じチームや部署の人たちに対しても、直接伝えたほうがいいということで。
ここで初めて、多くの人が自分の転職を知る形になったので、ここまで来ると、もうあとはウワサ話で広がるのを防げないでしょう。
なので、ここから先は、特に口止めもしなければ、隠しもしませんでした。
仲の良い同僚には、ランチに誘って退職を報告
もう、ウワサ話で広がるのは防げませんが、それでも仲の良い同僚には、自分の口からも伝えたいもの。
そういう人たちについては、多少ゆっくり話もしたいので、積極的にランチに誘って、「もう知ってるかも知れませんが」というていで、転職することを伝えるようにしました。
退職2週間前に一斉メールで退職を報告
そして最後は一斉メールです。
一斉メールについては、転職系の情報サイトに、退職当日に一斉メールをすると書いてあるのを見つけたりしましたが、わたしは退職日(最終出社日)の2週間くらい前に、これまで仕事で関わってきた社員全員に充てた一斉メールで送りました。

このタイミングで一斉メールを送った理由は、最終的には、出来るだけ多くの人に直接挨拶に伺いたかったから。
当然ながら、自分が退職することを、一斉メールで知る人だっているわけです。
もし、最終出社日に一斉メールを送って、その人がその日に休暇を取っていたら、その人とは挨拶できず仕舞いとなってしまいます。
特にわたしが勤めていた会社では、リフレッシュのために丸一週間休む人も珍しくはなかったので、2週間前というタイミングで、退職を伝える一斉メールを配信しました。
お菓子を配って退職挨拶回り
退職を伝えること自体は一斉メールでしましたが、わたしは出来るだけ多くの人に直接ご挨拶したかったので、最終出社日には、会社内をウロウロして、面識のある方にお菓子を配りながら、挨拶回りをしました。

この人と会ったり喋ったりするのは、きっとこれが最後だ、と思いながらの挨拶回りは、なかなか感慨深いものでしたね。
また、挨拶や御礼という、けじめの意味もありますが、ほとんどの人から「どこへ行くの?」とか「次は何をするの?」と聞かれるので、多くの人に自分のチャレンジを知ってもらういい機会にもなりました。
後で詳しく書きますが、特別な理由がなければ、転職先は伝えておいたほうが好都合だと思います。
転職・退職を伝える順番まとめ
ということで、この章では、わたしの経験から、転職することを社内に伝えた順番と、その意図をまとめてみました。
転職を伝える順番にここまで気を配った理由は、
- 誰も傷つけず、円満に退職したい
- お世話になった人には、自分の口から直接伝えたい
という2点に尽きます。
そのために、直属の上司 → 特にお世話になった人 → 同じ部署のメンバー → 仲の良い同僚 → 関わった人全員(メール)という順番で転職することを伝え、特に最初の頃は、他の人に話さないように口止めしておくようにしたという感じです。
ちょっと面倒くさいと思うかも知れませんが、そのお陰で転職した今でも、前職の方々とは仲良くお付き合いさせていただいています。
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転職・退職の伝え方は?
さて、転職することを上司や同僚に伝えるとき、順番以外にも特に注意を払ったのが「伝え方」です。
ここからは、わたしが気をつけた「伝え方」まとめ。
前向きな決断であることを強調
まずもって、転職を報告するに当たっては、転職が前向きな決断であることを印象づけることです。
実際には、現職に対する不満があるかも知れませんが、それを転職する理由として伝えても、誰も幸せになりません。
転職する理由はポジティブなものを用意しておきましょう。
これまでの経験を生かして、新しいことにチャレンジしたい
というのがオーソドックスで無難な理由でしょう。
退職を引き止められても動じない
あなたがよっぽど会社から不要と思われていない限り、少なくとも直属の上司からは、転職を考え直すように、引き止められる可能性が高いです。
誰かが退職すれば、その穴埋めに人員の調整をしたり、場合によっては新しいメンバーを採用したりする必要があり、その調整や採用にはコストがかかるので、会社側からすれば、好ましいものでは無いからです。
会社によっては、部下から転職の報告を受けたら、引き止めるよう、マニュアル化されていたりするんだとか。
場合によっては労働条件の交渉などもあるようですよ。

ですが、自分の意思が転職することで固まっているなら、迷う素振りを見せてはいけません。
自分の意思が固いことを伝えたほうが、のちのち自分の決断を応援してくれるようになります。
中途半端な気持ちを見せると、上司も同僚もスッキリしません。
転職先は伝えるべきか否か?
転職先(どこの会社へ就職するのか)を伝えるべきかどうか?
わたしは、特別な理由がない限り、転職先は伝えたほうがいい(隠さないほうがいい)と考えています。
今は、LINEやTwitter、FacebookなどのSNSによって、人同士の関わりは切れにくい、あるいは容易に繋がれる時代です。
だから結局、転職先を隠し通すのは難しいと思うんです。
わたしの場合は、自分から積極的には伝えずとも、聞かれたら隠さずに答えるというスタンスでした。
いっそのこと、転職先を伝えたほうが、より一層応援してくれたり、いつか一緒にビジネスが出来たらいいね、と言ってくれたり、その会社で経験を積んでまた戻って来いよ、と声をかけてもらえることを実感しました。
また、転職先の業界の経験者からは、的確なアドバイスをもらうことも出来ました。
転職先を伝えたお陰で、気持ちよく会社を去ることが出来たと感じています。
つながりを維持したい人には連絡先を伝える
会社を辞めたとしても、つながりを維持したい人には、連絡先を伝えておくのがオススメです。
同じ業界や関連する業界へ転職する場合、思わぬ仕事の話をいただいたりすることもありますし、転職も当たり前の時代ですから、どこで誰とまた関わるようになるか分かりませんから。
実際に連絡をもらうことが無かったとしても、連絡先を交換しておいて困ることはさほどありません。
それほど仲が良くない人は、LINEや携帯キャリアのアドレスではなく、Gmailなどのフリーアドレスくらいのほうがちょうど良いとは思いますけどね。
退職までの過ごし方は?
転職が決まってから退職までにやることは、退職することを伝えるばかりではありません。最終出社日までの過ごし方も大切です。
この章では、辞意を伝え始めてから、最終出社日までの過ごし方について、わたしが意識したことをまとめます。
退職まで今まで以上にキッチリ仕事をこなす
わたしは以前、ある同僚が、転職が決まった直後から、明らかに仕事に対する取組みが悪くなって迷惑した、という経験をしました。
確かに、新しい仕事が決まったことで、現在の仕事への意欲が失われる気持ちは分かります。
でも、その人の仕事に対する態度が一変したことで、彼に対する周囲のイメージは、一気に最悪なものになりました。
変なしこりを残さず、円満に退社したいなら、仕事への取組み方を変えるべきではありません。

むしろ、同じ取組みをしていても、ちょっとした事で「あいつは、もうすぐ辞めるから」という目で見られがちなので、今まで以上に仕事に責任感を持って取組むようにするくらいが良いと思います。
自分が退職した後を考え、引継ぎを行う
中でも、退職前にやるべき仕事といえば、何といっても「引継ぎ」です。
自分が関わっていた業務について、自分が辞めた後も、滞りなく仕事が進むためには何が必要か?自ら積極的に考えて動きましょう。
ちなみにわたしは、周囲のメンバーに対して、「退職までに自分にして欲しいことは何ですか?」と聞くようにしました。
これをやると、「最後まで責任を持って仕事をしてくれた」と思ってもらえるので、オススメですよ。
特にお世話になった人とは飲み会を開く
それから、仕事とは直接関係ありませんが、特にお世話になった人や、転職後も関係を持ちたい人とは、積極的に飲みにいくようにしました。
お酒を飲むこと自体が目的ではなくて、転職する理由や、自分の想いや、感謝を、腹を割って話す機会を設けることが目的でした。
もちろん、ネガティブなことを言う必要はないんですけど、会社という繋がりが無くなった後も、関係を持つには、ものすごく良い機会だったなと感じています。
というわけで今回は、わたしが転職を決めてから、実際に退職するまでにやったこと、気をつけたことや、過ごし方をまとめてみました。
他にも転職関連記事を書いていますので、合わせてどうぞ。