ワークライフバランスを求めるには「覚悟」が必要だという話

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こんにちは。ユージーン(@Eugene_no2)です!

わたしは、以前働きすぎて体調を崩したこともあって(適応障害)、ワークライフバランスには割とうるさい人です。

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「社員のワークライフバランス充実に力を入れている会社」ってすごく温かい、優しいイメージにも思えますが、全く逆の側面があると思うんですよね。

ワークライフバランスって、わたしはもっと、ドライでシビアなものだと思っています。

今回はそんな話。

ワークライフバランスは企業にとって得なのか?

働く側の従業員にとっては、ワークライフバランスの充実はメリットしか無いといっていいでしょう。

仕事も、仕事以外も充実すれば、きっと人生は豊かになるはずです。

企業がワークライフバランスに取り組むメリット

では、雇う側の企業にとっては、社員のワークライフバランスの充実に力を入れるメリットは何でしょうか?

例えば、社員のワークライフバランスの充実を図ることで、社員のモチベーションが上がる、あるいは転職・退職することなく長く働いてくれる、といったメリットが考えられます。

でもまず、そういうメリットをきちんと信じられる信念を持った経営者でなければなりません。

しかも、すぐに目に見えて利益につながるようなメリットじゃないので、利益がしっかり出ていて経営に余裕のある企業でなければ、取り組むのは難しいはずです。

ビル街

そしてそれ以上に、社員のワークライフバランスの充実を力を入れるのは、会社にとって大きな負担となります。

なぜなら、ものすごくざっくり言えば、ワークライフバランス=社員の自由を認める、ということになるからです。

企業がワークライフバランスに取り組むデメリット

ワークライフバランスの具体的な策といえば色々ありますが、代表的なのは、「早く帰る」という取り組みです。

話をシンプルにしますが、残業して1日10時間働いていた社員が、ワークライフバランス充実のために1日8時間しか働かなくなったとしましょう。

すると、その人が仕事で挙げられる成果は80%になりますが、それは明らかに会社にとっては望ましくない状況ですよね。

あるいは、ある部署が人手が足りない状況だとします。社員に今よりも残業を強いれば、乗り越えられそうです。でも、社員のワークライフバランスを考えるなら、これ以上残業させるわけにはいかない。

じゃあどうするかと言うと、新しい人を雇う必要が出てくるわけですが、新しい人を雇うのにもコストがかかるし、その人に仕事を教えて使える人材にするためにもコストがかかるわけです。

人を採用するにもコストがかかる

これは実際に、子育て中など時短勤務の社員を抱える企業の悩みのタネにもなっているはずです。

企業側の原理では、一人一人の社員が、なるべく多くの仕事をこなしてくれるほうが得ということになります。

裏を返せば、時短勤務や、社員のワークライフバランス充実に取り組むのは、得ではない。そう考える経営者は多いはずです。

ワークライフバランスを推進すればドライな成果主義になる

前の章で書いた通り、企業にとってワークライフバランスの充実に取り組むのは、短期的にはさほど得はありません。

それでも、これだけ世の中的にワークライフバランスに注目が集まる中で、その実現に取り組もうとする企業は増えてきています。

中長期的にはメリットもあるわけですしね。

しかし、社員のワークライフバランスの充実を図ろうとすると大きな問題にぶち当たります。

利益は削れないし、不公平が生まれてはいけない

企業は利益を削ってまで、ワークライフバランスを実現しよう、なんてことにはなりません。

あくまで業績はそのまま、あるいは成長させながら、ワークライフバランスに取り組む必要があります。

しかし、ワークライフバランスの充実によって社員の稼働時間が短くなれば、成果は上がりにくくなります。

また、例えば、一部の社員のワークライフバランスが充実し、一部の社員がその仕事を補う形で犠牲になるなんていう不公平が生じるのもまた、おかしな話です。

不公平が生まれれば、犠牲になる側の社員は、モチベーションも下がるでしょう。

ワークライフバランスと成果主義は切り離せない

では、利益を削ることなく、不公平感も出さずにワークライフバランスを実現するにはどうすればいいか?

その答えは「成果主義」しかありません。成果主義とはつまり、

業務の成果、それに至るまでの過程(プロセス)によって評価し、報酬や人事を決定すること。
(引用:Wikipedia

つまりは、

君たち社員がワークライフバランスを充実できるように仕組みは整えてあげるけど、その代わり、成果出さなかったら給料はそれなりだからね。

と、こういうことです。

これまでは、成果があがっていなくても、マジメに働いていれば、それなりの給料が保証されていたと言えます。

しかしながら、社員のワークライフバランスの充実を図ろうとすれば、これまで以上に「成果」にこだわる必要が出てきます。

そうなれば、成果に対する責任も、より個々の社員にのしかかってくるということです。

ワークライフバランスの推進と成果主義は、切り離せないものでしょう。

ワークライフバランスを求める覚悟はあるか?

わたし自身は、成果主義が悪いものだと思っているわけではありません。

ただ、成果主義の中では、成果を上げられず、責任を果たせない「仕事ができない」社員は、それだけ給料が下がることになります。

つまり、ワークライフバランスって結構ドライだし、シビアなものだと思うんです。

ワークライフバランスは今注目を集めていますし、ワークライフバランスを求めるのも自由です。

ただ、「自由には責任が伴う」という言葉はまさにその通りで、それなりの覚悟が必要だと思うんですよね。

結局、ワークライフバランスって、会社に求めるものじゃなく、自分の力で実現するべきものじゃないかとわたしは思います。

ワークライフバランスを実現する方法については、別の記事に書きましたので、こちらもどうぞ。

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では、今日も頑張らずに楽しんでいきましょう~!

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